暮らし新発見

住まいづくりは生涯のお付き合い②

住まいづくりは生涯のお付き合い②

住まいづくりは生涯のお付き合い②

リフォームをしたいと暮らしながら考えていた

とりあえず持ち家がほしくて購入した建売住宅は満足ゆくものではなく、休日になると夫婦であちこちの展示場を見て歩き、リフォームに夢をふくらませました。客間とピアノ室が最初の夢…。

勤め先の同僚から紹介されたリフォーム店がマルコシさん。念願叶って玄関、ホール、書院付本格客間、防音設備を備えたピアノ室を増築したとき、遊びに来た友達から「丁寧な仕事をしている」と言われるたびマルコシさんへの信頼が強まりました。

熊本県阿蘇郡の黒川温泉に泊まったとき、古民家風の和室が気に入り三回目の増築とリフォームを思い立ちました。マルコシさんに相談した時には白と黒を基調にした古民家の資料に付箋をはり、ウッドワンの展示場で見つけた無垢材と珪藻土も決めた後でした。私たち夫婦にはその時、すでに理想の古民家が描かれていたんです。

庭

注文する側の熱意が満足度を左右する

コンセプトは「訪れる人が気兼ねなく、安らぎを感じる住まい」。玄関の上がり框をゆるやかな曲線にしたのは入ってきた時の緊張をほぐしてもらえるように、客間への階段を別に設けたのは家族への気兼ねがないようにという配慮からでした。夢をカタチにするのは施工店の責任だけど、住まい手がきちんと思いを伝えなければ満足な住まいは得られないと思いますね。担当者の山本麗子さんにはずいぶん細かいこだわり、たとえば建具の桟の数や桟の太さまで押し付けたけど、手間を惜しまず、納得できない時は時間外でも大工さんを呼び戻し、説明を求めてくれました。山本さんの熱心さには頭が下がりました。

趣味で集めた骨董品の配置を考えながら仕上げてもらいました。本来なら家が出来上がってから家具やインテリアを決めるのでしょうが、我が家は主役を決めてから舞台づくりをしました。自分の色に住まいを染めていくのはとても楽しかったですよ。

玄関

細かなところまでとことんこだわった

クラッシックが好きで、休日はピアノ室で過ごすことも多いのですが、ボリュームをあげて大好きなオペラを堪能できるのもこの防音室があるから。家事はCDを聴きながらするのですが、古民家風の雰囲気をこわすアンプやデッキはどこにも見えないでしょ。今の社長さんのアイデアでうまく隠されているんですよ。囲炉裏を囲み、炭の音を聞きながら、鉄瓶のお茶を飲むのが夢でした。炭火の揺らぎには安らぎがあって、身も心も芯から温められますよね。翌朝になってもまだほんわかしたぬくもりが残っているんです。和の暮らしの極め付けですね。

居間

暮らしの彩には明かりが欠かせない

現在は専務さんですが当時、営業担当だった岡元美紀恵さんに同行してもらいパナソニックショールームで見つけたランプ型シャンデリアは、二十年経った今でも購入当時のままの姿で家族を見守ってくれています。今は囲炉裏の真上にあって和の暮らしを演出してくれるのですが、珪藻土の天井や壁に妖しく描かれる模様にこだわり、ランプを少しずつ回しながら取り付け位置を決めてくれたのも今の社長さんだったんですよ。以前からやわらかい行灯のあかりが好きで、行く先々で買い求めた行灯や手作りの行灯は今では九個になりました。灯す部屋や置く位置で雰囲気を変えながら楽しんでいるんですよ。

主治医がいると住まいも安心できる

マルコシさんには大きな増築から小さな鍵の取替えまで多くの工事をお願いしました。中には思い出せないものもありますが、いつも住まいの主治医を抱えているような安心感がありますね。

大工工事はすべて西岡孝夫さん。最初の工事のときの仕事ぶりに主人がほれ込んだのが信頼の始まりです。二十年来のお付き合いですが、腕にも人柄にもますます円熟味を感じますね。部屋の垂れ壁と梁とのアイデアをもらった時のことは思い出深く残っています。開口部をいっぱいに開けられる座敷にしてもらった事で緑の庭と座敷が一体化し、差し込む日差しは珪藻土の壁まで届くんですよ。

住まいと人間の身体はよく似ている。変えてはならない大切なところもあるし、経年劣化で手をいれなければいけないところもある。快適に暮らすには気軽に相談できる主治医のような存在は欠かせないですね。どんな些細なことにも気軽に相談でき、すっ飛んで来てもらえることほど嬉しいことはありません。大事に至らずに済むのですから…。

居間

< 工事歴 >

1992 年
第一回増築工事・ガレージ工事
2001 年
キッチンなどのリフォーム
2006 年
浴室リフォーム
2008 年
第二回増築工事
2009 年
ガラスフィルム貼り・便器取替え工事
2010 年
配管修理工事
2011 年
勝手口取替え・畳が丘設置工事

< 担当者コメント >

鉄筋の家に木造の増築をしたのだから、
接続部分の施工に苦労した思い出があります。
どんなときも広い心で接していただき感謝でいっぱいです。

(担当:大工職 西岡 孝夫)