山田智恵のおもてなし

山田智恵のもてなし⑦「畳のはなし」 平成25年12月17日

⑦「畳のはなし」

先月は4名だったが、今日は6名の講座になった。山田さんの頑張りがさっそくカタチ になった。あいさつもご機嫌で松江の気候を紹介し、参加者の健康を気遣うほどの行き届きよう。そのあおりでおとなしい参加者のお茶を失念する一幕もあっ た。着座も面白い。超高齢者3人組は肩を寄せ合うように窓側に座り、対面に若いグループが陣取る。

 

山田智恵のもてなし⑦

 

本日のテーマは『畳のはなし』。テキストは、①畳の語源、②オリンピックの柔道畳、 ③広島産の備後表が最上品。④畳は権力の象徴。⑤四畳半茶室のはじまり。⑥和室のリフォームでまとめた。最近の一般建築は新築のときから畳の部屋が少な い。当然の事ながら畳の需要は減っている。リフォームでも同じ。和室から洋室への改装が多い

 

山田智恵のもてなし⑦

 

平安時代の畳は権力の象徴として厳密な用い方が定められていた。身分の高い人ほど座 る畳が大きく、さらに厚さも際立っていた。更にその上に敷き添える。畳縁にも厳しい規定があり、天皇、親王や大臣、公家、高僧、役僧、僧侶と身分、位階に よって定められ権力の象徴だった。町屋には江戸中期以降、農村に畳が普及し始めたのは明治時代。

 

山田智恵のもてなし⑦

 

日本人の生活の知恵や、それを支える精神は、すべて四畳半の畳から生まれているそう だ。便利さが優先され、暮らしの原点が消えつつある。そこから精神の荒廃が始まっているような気がしてならない。あらためて畳のある暮らしの穏やかさを見 直して欲しいと願っている。和室でなくとも畳は使える。新しい提案が生まれてもよいのではないか。

山田智恵のもてなし⑦