こころ豊かに生きる・人生講座

第16期人生講座「日本に詳しくなろう」③-A・B~平成27年3月10日(火)~

「日本に詳しくなろう」③-A

第16期③のリーダーは田原靖子さん。選んだテーマは志誌「ジャパニスト」23号から〝いのちのいとなみをみつめる33・野仏篇〟である。書いた人は見目陽一さん、タイトルは橋本の薬師様。見目さんは著名な版画家である。田原さんがこのテーマを選ばれたとき、少々危惧を抱いた。薬師像の写真一枚と200文字程度の短い文章で構成されている。

 

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どのようなテキストを作成しメンバーに伝えるのか。杞憂に終わった。田原さんの趣味は「仏像を訪ねる旅」であり、その経験から薬師如来については極めて造詣が深い。テキストの構成は素晴らしく、カラーの写真に添えられた解説は分かりやすい。「薬師如来」「薬師寺(奈良県)」「神護寺(京都府)」「唐招堤寺」「新薬師寺」「四国八十八箇所巡り」で構成。

 

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四国八十八ヶ所では「薬師如来」が一番多い本尊であり、その詳細も分かりやすく記載されている。講座では大先輩である宮川さんに冷やかされながら、訥々と解説を加えていく。お寺や仏様の名前は難しく正しく読めないものだが、田原さんはなんの淀みもなく解説を加えていく。これにはびっくりした。解説が終わって四国巡礼について話が弾み続けた。

 

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メンバーにはお遍路さんに無縁のものか多く、田原さんの経験についていけるものはいないが、山登りのベテランである松本さんは格好がついていた。お互いに高齢者だけに、これからどう生きるかについて話が弾む。残念だったのは明るい浜本さんが膝の手術のためしばらく休まれること。おそらくは手を叩いて激賞されただろう。椋田さんは身内の不幸がありお休み。寒い一日だったが、話が弾み元気な講座だった。

 

 

「日本に詳しくなろう」③-B

 ■本日の五七五

・お水取り 終われば春と 母の口くせ            弘子

・メジャー流 凡打の山に フアンは酔い

 

・荒む世を 嘆くばかりで 時が過ぎ            不純斎

・政治家の 終の望みを 知りたいな

・献金は そのままそっと ばれるまで

 

・春よ来い 三寒四温 越えて来い              道章

・片隅に 寒々と咲く ヒヤシンス

・パーフェクト 黒田に期待 日本一

・重ねての 風邪が奪いし 我が自信

・各々の 別れと出会い 悲喜ありし

 

・遠き春 水仙低く 縮みおり                菊子

・遠き春 背で風受けて バスを待つ

 

・雲去りて 満月浴びし 沈丁花              スマコ

・寝付かれず 黒飴舐める 寒い夜

 

・冷たさも 春の足音 伝えけり               伸雄

・寒波去り ロングコートの 姿消え

・寒波来て 花の東京 毛皮巻く

 

本日のリーダーは高野道章さん。テーマは「学び舎探訪⑪」。医療法人社団大浦会の高齢者学校の紹介から。老人を過保護にしない。おとなの学校展開を紹介する。「考える」「発言する」「動かす」(機能訓練)「学ぶ」ことが、如何に人間の意欲を引き出すか。介護をしない介護が人を元気にする。在宅復帰を第一の目的とする。大切なのは「学んでいる」という実感。甘えさせることで人間の能力を喪失させている。

 

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5年後には高齢者の20%が認知症になる。日本国を認知患者が破滅させる。知的好奇心はもっとも人間らしい意欲。高齢者の蘇りが日本を破滅から救う。認知者をどうするかより、認知者にしないためにはどうするかが求められる。多くの人がPPK(ピンピンコロリ)を望んでいる。その状況をどうやって作るか、これからの課題となる。

 

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