こころ豊かに生きる・人生講座

第19期人生講座「日本・街道の旅」⑪ ~平成29年1月24日(火)~

「日本・街道の旅」⑪-午前クラス  

本日は「日本の街道を行く・最終回」で九州の日向街道、唐津街道、薩摩街道を案内してもらった。小倉から九州の東側沿岸を南下して鹿児島に至る日向街道。佐賀から唐津、伊万里と陶磁器の産地を経て平戸に向かう唐津街道。鳥栖から九州の西岸を田原坂・熊本を経て鹿児島に至る、西南の役の舞台ともなった薩摩街道。維新の激動の歴史の面影を残す九州。

 

2017.1.24jinsei (1)

 

それにしても九州の街道沿いには昨年の地震で大きな被害を受けた熊本城をはじめ小倉城、佐賀城、唐津城、平戸城など天守閣が多い。それと繋がるように、神社仏閣や庭園などが現在もなお息吹いている。最初に出会った宇佐八幡宮は壮大であった。全国の八幡様四万社の総本家としての威風を備えている。西大門、勅使門などの設えは歴史の重さを感じる。

 

2017.1.24jinsei (3)

 

日向街道はJR日豊本線に並行して南下しているが、海沿いの街道は美しく長閑である。宮崎に入り日南海岸の自然美は「鬼の洗濯板」と呼ばれる海岸風景など目を見張らされる。唐津街道沿いの「虹の松原」は百万本の松が美しく彩っている。唐津城は名護屋城の解体材料で:建築されたというが優美である。鍋島焼の美しさは彩色が二度焼きされて美しい。

 

2017.1.24jinsei (4)

 

薩摩街道に入ると筑後川沿いの水天宮は安産の神として全国の総本山である。田原坂から南下しながら街道沿いには古戦場の後が生々しい。薩摩藩は領内に104カ所の外城を築き、領土の安全に注力したという。終点の鹿児島市では西郷隆盛の堂々たる銅像が遠くを見渡していた。約800㎞を53分で回ったが、高速道が少ないだけに旧街道が生かされている。

 

高齢者に体力の問題はあるが、のんびりと旧道沿いに観光し、歴史の刻みを学ぶのは悪くない。ほぼ全員が新婚旅行で訪れているが、晩婚旅行で若い日を思い出すのは悪くないと思う。

 

「日本・街道の旅」⑪-午後クラス

■本日の五七五 

 雪かきで 改めて知る その重さ         不純斎

 風邪抜けぬ 酒と薬は 別腹で

 悲願のV 倭人横綱 やっと出る

 恋心 今だ燃えてる 老いの春           弘子

 大寒波 足止めされて 手酌酒

 かじかむ手 ラインに乗せる 雪だるま        実

 寒極み 恵方の向きを 調べおり

 毎日が 日曜日です 寒烏             嬰枯

 ほんまもの 男の涙 横綱に            道章

 雪降りて 熱燗旨し 寝正月

 名優の 桜吹雪が 遂に散る

 初日の出 海面に描く 真っ赤劇          伸雄

 初詣 振袖乙女 花の舞い

 竹箒 歩道に落ち葉 踊る朝

 

日本街道の旅が十回で終わった。今回は九州の旅。日向街道は小倉から鹿児島までの458㎞ 佐賀から平戸までの唐津街道123㎞、鳥栖市田代から鹿児島までの薩摩街道260㎞。見終わって安村さんの青春物語は、メンバーの心を熱く打った。昭和38年のゴールデンウィークに友と3人で7泊8日、バイクで九州を一周した。熊本城、青の洞門、高千穂、青島の白黒写真と通行券はキチンと纏められ、青春時代に導いた。

 

2017.1.24jinsei (7)

 

当時の新婚旅行は九州が多かった。全員が各地の映像を思い浮かべながら青春を語った。概ね50年前の事であるが、脳細胞が若返ったのではないか。ほとんどの人が足を踏み入れたのが大分県別府温泉から宮崎県の青島コース。別府温泉や遠くの海の景色などは、きっと忘れられない思い出があるに違いない。次回からは「日本の文化遺産」が十回コースに。

 

2017.1.24jinsei (9)