俳句歳時記

俳句歳時記 五月俳句歳時記 平成29年5月13日

五月俳句歳時記

岡元美紀恵記

五月の「俳句歳時記」は会社のイベントのため、俳句講師に無理言って開催日を変更していただいた。午前中は雨の予報だったが幸いに青空に恵まれた。本日は相談役の退院日、幸いにも開始に間に合い、ご挨拶いただいた。四月二十四日の入院だから二十日になる。本日の句会には新メンバーの小畑さんはじめ全員の参会。近重さんは開始前に背中痛で欠席。

 

 

本日の投句は54句。開始前から皆さんは5句の選句に大忙し。本日の選句ではみきえさんが4点2句、3点1句。他にまさこさん、あきおさん、つねこさんも各々3点1句。選句のない句が25句あった。その中から先生の選句は「天」「人」と入選4句、それぞれに見方が変るものである。「天」はつねこさんの「ストッキング 脱げば纏まる 春の風」だった。

 

 

「地」はえいこさんの「蛸の腕 からむ男の 腕太し」。「人」はやまもとさんの「いるいらぬ 抽斗開けて更衣」。口に出して言わないけれど、「天・地・人」に選ばれれば嬉しいに違いない。それが励みにもなり、怠惰にも繋がる。発句の環境は一年中同じようにあるが、春から夏へは沸きいずるものがある。自然に触れる機会をたくさん持つことが良句の機会に。

 

 

講師は54句の全てを評されたが、これは大変な作業である。しかも発句した人の納得も必要である。朱書きの添削も大変だが、よほどこの道に打ち込んでいなくては叶わない。川柳紛いの句、季語のない句、字余り字足らずの句、十七文字に思いのたけを託すのは簡単ではない。それにしても高齢者の粘り強さには低頭あるのみ。小畑さんは93歳になられた。6月は平常に戻って第4土曜日(24日)の開催となる。梅雨の季節になるが、穏やかな日々が続くと嬉しい。