こころ豊かに生きる・人生講座

第15期人生講座「やさしい論語」10-A・B~平成26年12月9日(火)~

「やさしい論語」10-A

第10講座のメインテーマは『家族を愛する心、人を育てる力』。全体で10の章句で構成されている。本日は田畑さんが山登りでお休み。前回、同じく山登りで休んだ椋田さんは元気な姿を見せた。本日の章句では〝孟武伯、孝を問う。子曰く、父母はただその疾を之れ憂う〟。父母は何よりも子供の病気ことばかり心配する。親孝行とは健康でいることだ。

 

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もう一つ〝子曰く、君子は人の美を成し、人の悪を成さず〟。「君子は人のよいところを褒めてさらに伸びるように導き、欠点があればその欠点がそれ以上に悪くならないよう教え導く。小人は君子とは逆のことをしてしまう」。「美を成す」とは、人の美、つまりよいところを完成させる、という意味。一方「悪を成さず」とは人の欠点を暴いたり非難しない。

 

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それ以上わるくならないようにそっと直してあげる。確かにその通りだが大方の人間はそこまで心が豊かでない。人の長所を見れば妬んだり意地悪をする。そして欠点を指摘し非難する。人は自分に限りなく甘く、人には厳しく当たる。孔子はさりげなく人間の弱さを指摘して導いている。この二つの章句に関心が集まり、それぞれ意見を交換し有意義だった。

 

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私たちは夫婦、親子、兄弟といった家族、それに師弟や友人など、様々な人間関係の中で生きている。家族だから分かり合えることもあれば、反発しあうときもある。人を教育するにも、うまくいくことばかりではない。しかし、本物の愛情があれば、人間関係は育っていく。孔子は「家族愛」「師弟愛」どう語っているか。感銘の章句がずらり並んでいた。

 

「やさしい論語」10-B

〝子曰わく、父母の年は、知らざる可からざるなり。一は則ち以て喜び、一は則ち以て懼れる〟。「父母の年齢を忘れてはならない。一方で元気で長生きしていることを喜び、一方で先の短いことを心配する」。この章句を読んで泣けたという人もいるが、若い人にとっては自分の親が歳を重ねることを実感できず、この章句の深さが理解できないという。いつかは別れがやってくる。親に敬意を忘れず、逆らわない。

 

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本日のお楽しみ五七五

・ありのまま 生きるとするか 小春空       嬰枯

・音読の 子の声忙し 冬浅し

・忘年会 幹事やらされ 楽しめず         弘子

・冬将軍 雪を引き連れ 攻めてきた

・落ち葉踏む 幼き子の靴 真白き         菊子

・ありがたや 美しきなり 我がホルモン

・西空に 浮かぶ望月 凍てる朝          実

・大雪に 南の三好も 雪深く

・るんるんと 落ち葉踏み踏み 教室へ       スマコ

・木枯らしの 音からからと 坂の道        勝子

・枯葉にも 個々のアートの 面白さ    

・与野党の 均衡願うも 描いた餅         不純斎

・負け戦 届かぬ札を 入れまする        

・各党の どこが違うか クイズなみ        勝子

・仁義なき 文太旅立つ デコトラで        道章

・優子女史 禊の選挙 師と走る