生涯学習・プラスワンステージ

第21期「生涯学習・古代への道(96)」③ ~平成30年1月17日(水)

「古代への道(96)」③

岡元美紀恵記

小山正講師の「古代への道」は96回目を迎えました。あとがきにも触れられているように、5月で100回を迎えます。これは偉大な足跡です。マルコシの講座も8教科、12講座を開いていますが、地域の文化講座として根付いていると自負しています。他の講座では見られない親しみ、助け合いが高齢者の生きがいに通じているのではないでしょうか。

 

 

今回のタイトルは古代日本語の解説③「寒過暖来」です。話を聞くと面白いのですが、テキストを読むと難しい。小山さんの熱意と話術に負うところが多いと思います。小山講師は毎年夏に40日ほど夫婦でドライブ旅行をされますが、昨年は岩手県一関市で自転車旅行中をしている台湾の夫婦と知り合いになられました。ご夫婦から年賀状が届いたそうです。

 

 

外国人から賀状を受け取ったのは初めてとか。「歳歳如意 皆平安 新年如意 幸運来」と記してあった。賀状の「意」は「心」か? 7世紀後半、漢字到来直後の時代を肌身に感じるようで清々しい。万葉集には「新年」「初春」と表記する歌はなかった。「冬」と表記する歌を探した。「寒過暖来者年月者雖新有 人者舊去」。今年の年賀状の巻頭首に採用した。

 

 

現代訳は「冬過ぎて 春来れば 年月は新たなれど 人は舊り去る」。60㌻にも及ぶテキストは難解ですが、その気になれば勉強のやりがいがあり新しい世界が見えてきます。「日戻りの 新たなる年 あけくれば 遥かなる道 歩む一人 ただし」。小山講師の今年の生活態度は、「やすらかでしずかなこと」だそうです。それには健康第一ですね。

 

 

小山講師は100回講座を機会に、勉強の成果を広く世に問いたいと考えておられます。何が出来るのか期待したいですね。