俳句歳時記

俳句歳時記 七月俳句歳時記 平成30年7月28日

七月俳句歳時記~晩夏~

~ 河馬さんは綺麗好きなの油照  ~

 

特選(天) 透き通るグラスの紅茶夏の色      恒子 (具体的で力みがない)

特選(地) 窓開けて夏なりたての風通る      輝子 (中七が見事)

特選(人) 草笛を得意に吹いて通学路       博子 (ノスタルジア)

入選    生かされし者皆老いて広島忌      栄子 (原爆忌の一句)

入選    草むしり日陰の母の背は丸く      弘子 (母を恋う一句)

入選    蝸牛我が道を行く真っ直ぐに      昌子 (斯くありたい) 

入選    大の字に寅さんの寝る夏座敷      栄子 (渥美清の顔を浮かぶ)

入選    来し方に悔の残像山眠る        明男 (季語は冬ですね)

入選    捨てられぬ古着並べて更衣       昌子 (断捨離は難しい)

入選    青インクこぼれる如き花菖蒲     美紀恵 (季語の説明)

入選    雨だれはアップテンポに男梅雨     弘子 (テンポがよい)

入選    はたはたと白きタオルは夏至の空   美紀恵 (オノマトペが効果的)

入選    蔦茂る小さきフランス料理店      栄子 (情景は見える)

入選    紫陽花や淡き色より染まりゆく     勝子 (時間経過が見える)