山田智恵のおもてなし

山田智恵のもてなし⑫「窓のはなし」 平成26年7月15日

⑫「窓のはなし」

「住まいの物語」も12回目になった。相変わらず参加者の数は伸びないが、山田社員のお客様限定だから仕方がないか。評価はまちまちだが、まずは繁盛よりも続ける事が第一。続けていればやがて繁盛するようになる。担当者の意欲がなければ続かないし、お客様との距離は縮まらない。それにしても平均年齢90歳トリオの熱心さに頭が下がる。

 

2014.7.15yamada (1)

 

本日は「窓のはなし」。〝北窓けふ開きたり友を待つ〟という句がある。季語は「北窓開く」で早春に属するとされる。冬の間、北側の窓を閉じていたのが、春になり北窓を開け放して穏やかな春の風を招じ入れることができるようになった喜びを表している。冬季は北窓を閉ざし、寒気を含んだ風が入るのを防いだのである。今は〝北窓〟は馴染まない。

 

2014.7.15yamada (2)

 

植物は南を向いて生育するので北側に窓を配した方が、それらの姿がよく見られるからだ。樹木や花を植えた庭は北側に作るのがよいとされる。今では庭は南側が当たり前とされており、かつての優雅な暮らしは見られない。日本の住まいにおける開口の方位は、古来さまざまな配慮や工夫が加えられてきた。日本語の「窓」は「間戸」「間処」からきている。

 

2014.7.15yamada (3)

 

「夏は北戸の竹あり、清風颯然たり」「秋は西窓の月ありて、書を開くべし」「冬は南軒の日ありて、背を炙るべし」。本日は少し難しいところがあったが、難しいことをやさしく伝えるのも大切なこと。本論が半分、健康談義が半分だったが、それなりに楽しんでもらった。健康法の一つとして「早起きして全身に日の出を浴びる」生活リズムの大切さを勧めた。