平成22年11月19日(No5083)  扇千景さんを範とすべし

扇千景さんを範とすべし

全体研修の「論語が教える人生の知恵」における章句の一問一答から、専務が「最近のデイリーには政治の問題が取り上げられないが、尖閣諸島はどのように理解したらよいか」と質問があった。前段の政治に関する問題は事実を知らないで書くと誤解を招くこと、論ずるには余りにも愚劣な菅内閣であること、日本人として恥ずかしいから書く気が起きない。

 

尖閣島問題は海上保安官による事件のビデオ公開と菅内閣の対応の二点に分けて考える必要がある。さらにビデオ問題は「理」と「情」の二面から考えないと間違いやすい。「理」で考えれば公務員として許されない行いだ。当然罰せられなければ組織は機能しない。「情」では公開を否定しないが、内閣が為すべきこと。他を批判することで正当化するのは誤り。

 

菅内閣の取った処置は理解しがたい。平成13年、奄美大島沖で発生した「北朝鮮工作船沈没事件」で扇千景・国土交通大臣が取った処置と比較すれば分かりやすい。扇大臣は即座にビデオの全面公開を指示した。北朝鮮も工作船の存在を公式に認めるなど外交に寄与した。また工作船の引き上げについても官邸は逡巡したが、強行し貴重な証拠物件となった。

 

野次馬根性で工作船を見に行き、弾痕の生々しさに国境警備の凄まじさが理解できた。その経験からも公開は内閣が即座にすべきだったと思う。今回の愚劣な判断は国家の尊厳を傷つけ、国益を大きく損ねた。あれこれ言い訳しているが、総辞職しても罪は購えない。それに比べて扇さんは役者としても超一流、政治家としても第一級として尊敬してやまない。

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