平成23年8月31日(No5368) 新聞コラムの分かりやすさ

新聞コラムの分かりやすさ

毎朝パソコンを開くと全国紙のコラムを読む。日経新聞「春秋」。産経新聞「産経抄」。朝日新聞「天声人語」。毎日新聞「余禄」。地元紙・中国新聞「天風録」。他に全国地方紙コラムを集約したコーナーもあるが、時間的に届かない。どんな人が書いているのか分からないが、贅肉を削ぎ取った文章は凄みがありポイントを外さない。世の中を知る判断材料になる。

 

8月30日付の天声人語が面白い。民主党の代表に野田佳彦さんが選ばれた。その経緯を700年ほど前に政治や世情を痛烈に風刺した「二条河原落書」のモジリの駄文と筆者は謙遜されるが、面白く何度も読み返した。

 

▼『このごろ民主に見ゆる物、居直り、号泣、内輪もめ。詣で、すり寄り、宗旨替え、操り人形、虚言葉、勝ち馬探しの品定め。雨後のタケノコ候補らは、我も我もと立ちぬれど、彼ぞと思う人はなし。巧みなりけるはぐらかし、こと新しき風情なく、挙党一致や分裂や。▼処分中なる豪腕は、私念怨念の闇支配、手勢となりし人々は、次の選挙を睨みつつ、損得利害をはかりつつ、神輿担ぎに参じゆく。黄昏時になりぬれば、某所各所に顔合わせ、毎度馴染みの顔合わせ。▼今は 昔の宇宙人、引退表明覆し、おのが所業は棚に上げ、同士をペテンとこき下ろす。反省の色はさらになく、キングメーカーに手を貸し…』などと、ここまで書い たとき、決戦で野田財務相が選ばれた。「二人羽織」を避ける常識を何とか示した。

 

どんな人が書いているのか知る由もないが、これだけ読めば民主党代表選の中身が透けて見える。一度お目掛かりたい。

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