平成23年9月25日(No5393)  疑心暗鬼

疑心暗鬼

ビジネス界・9月号の「続・世相薮睨み」に「どじょう首相に期待 『朽ちた皮袋』の中身を そっくり川に流しては」と題して一文を書いた。「朽ちた皮袋」とは民主党のこと。中身とは「ダーティ小沢、ルーピー鳩山、クレージー菅」のこと。つまりダメ民主党を解体して、国家観を共有する政治家が新しいグループを作って欲しいという願望だ。



菅直人の最後の悪あがきは、首相の権限がいかに強大であるかを国民に知らしめた。権力をフル活用すれば、国民のために働く政党が出来るかもしれないと期待した。野田佳彦首相は中田宏には及ばないが、民主党一の雄弁家であり、要約力を持ち、分かりやすい日本語が正しく使える。ところが記者会見はしないし、ぶら下がりの取材にも応じない。



何一つ生の声が聞こえないから、マスメディアの論調が信じられないいま、やや疑心暗鬼になっている。本来、首相の条件の第一は、国民とのコミュニケーション能力だ。官僚の作文ではなく、自分の言葉で語りかける。いま何が起きているのか、問題点は何か、当面の解決策には何があるのか。国会の施政方針朗読には、正直言ってがっかりしている。



まさか「失言をしないで済むもっとも良い方法は、口を開かないことだ」と考えているのではないだろう。些細な失言で政治を混乱させるマスコミにも問題が多い。だからといって沈黙していては始まらない。鳩山、菅の言葉の軽さが日本の政治を貶めたが、さりとて「沈黙は金なり」と決め込む訳にはいくまい。分かりやすい言葉で具体的に語ってもらいたい。

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