平成23年9月28日(No5396)  「ちょっとの差」

「ちょっとの差」

大阪の経営コンサルタント・とち野正喜さんの「ちょっとの差」は経営や営業のアドバイスとして名作である。

『人生はちょっとの差の積み重ね。大相撲では、8勝7敗は名関脇に。プロ野球では優勝争いに。プロの勝負はそんなもの。ひとつの勝ち越しが人生を変える』。失敗は成功の母というが、1勝11敗では話にならない。少なくとも6勝6敗に。

 

今期は全体として前年対比、売上・利益ともアップ。特に純利益は上がっている。よく頑張ってもらったと感謝している。ところが月例報告書を見ると月次計画に対して、8月まで「完工」は4勝7敗、「契約」にいたっては1勝10敗と惨敗している。理由は毎月ちょっぴり計画に届いていない。つまり計画達成に対する執念が少ないか、数字を意識していない?

 

この差は大きい。結果オーライは大きな不安定要素になり、毎週の営業ミーティングでは厳しい数字チェックが求められる。個人の成績を見ると、Aは「完工」6勝5敗、「契約」5勝6敗。合格。Bは「完工」「契約」とも4勝7敗。これでは関脇に昇進できない。Cは「完工」3勝8敗、「契約」は全敗。Dは「完工」5勝6敗、「契約」3勝8敗。

 

Cの全敗を更に細かく見ると、毎月の「契約」達成率を80%に下げると、全敗が6勝5敗になる。意識としては数字に対する執念、技術的には詰めの甘さが読み取れる。ちょっとの差で勝敗は大きく変わる。プロ野球であればちょっとの差で優勝争いに参加できるが、全敗は最下位だ。この差は大きい。ちなみに6勝5敗、5勝6敗は達成率100%。ちょっとの差。

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