平成25年1月10日(No5866)   選良の厚顔無恥

選良の厚顔無恥

安佐北区が一県議会議員の厚かましい振る舞いで有名になった。リコールが告示され、来る2月3日に投開票が行われる。この県議の名は正木篤。一昨年の県議会議員選挙で初当選した。安佐北区の選出ではあるが、地盤が異なっているため名前すら馴染みがない。当選するには1万票を超える票が必要だが、彼は多くの支持を得、現職を蹴落として拍手を受けた。

 

正木県議は2003年に免許取り消し処分を受け、2011年6月に無免許運転の現行犯で逮捕された。同年9月に広島地裁で懲役8ケ月、執行猶予3年の判決を受け確定した。その後広島県議会が6月と9月に辞職勧告を決議したが、法的強制力はなく彼は応じなかった。厚かましくも県議会に出席、政務調査費は辞退したものの報酬を受け取り続けた。

 

業を煮やした選挙区の住民は、解職の直接請求(リコール)を行うことになった。リコールのハードルは高く、有権者の3分の1以上の署名を必要とする。安佐 北区の有権者は123,811名、住民団体の呼び掛けで必要数を楽々上回る4万7千余の署名が集った。来る2月3日、解職の是非を問う住民投票が行われる。恥知らずの県議はリコールを受けて立つ。

 

都道府県議レベルでは全国初という不名誉な記録。法を犯しながら県議に立候補し当選。逮捕され有罪判決を受けても居座る。県議会の辞職勧告など糞食らえ。有権者の意向などまったく無視。それでも法的には許され、報酬が得られる。不祥事を起こした議員は多いが、大抵は自ら身を引く。住民投票に掛かる約6千万円の経費は、税金で賄われる。勿体ない。

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