平成25年1月26日(No5882)   集落が消える

集落が消える

アベノミクスとは機毀誉褒貶がありながら、日本の将来に大きな影響を与えそう だ。いつの時代でもそうだが、政治には無関係の世界がわが国にはいたるところにある。過疎地域が自然消滅する集落は後を絶たない。日本地図に消えた集落を塗り潰すと日本の有効活用面積は、半減するに違いない。ふるさとの志屋村は、かつて3千人を越える人が暮らしていた。

 

戦後どのようなプロセスを辿って消えて行ったか、調査をして記録を残したいと計画している。昭和35年、私が暮らしていた集落は、9戸の農家があり54名が暮らしていた。耕作農地は6町3反、1万9千坪である。現在では88歳の認知症の女性が一人暮らしている。田畑の耕作面積はゼロになっている。間もなく消滅する。やがて道も崩落するだろう。

 

人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計」を見ると、高齢化の進行に伴い、2035年には世帯主が65歳以上の高齢所帯は41%(2022万世帯)に増える。そのうち単独世帯は762万戸に及ぶ。一般世帯は19年の5307万世帯をピークに下がり始める。人口は減り始めている。自然消滅集落は西高東低と言われるが、実数はどこでも割合は変わらない。

 

出産数も103万人と激減しているが、それでも「オギャー」の声がすると救われる。ふるさとの出産数はゼロである。一人で抵抗しても仕方がないかも知れないが、晩年?は終の棲家を造る。そして身体を張り自然消滅を遅らせたいが、ドンキホーテになりそうだ。でも、挑戦する価値はあると思う。ただし社会保障制度が成り立ち、年金が貰えての話だが…。

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