平成25年4月30日(No5976)   はがきの効用

はがきの効用

PHPが発行する隔月刊誌「松下幸之助塾」(《仕事》と《経営理念》を結び付け る実践ビジネス誌)を購読している。内容は松下幸之助の「経営問答」をはじめ、各界各層のビジネスの考え方、実践を中心に編集されている。もちろん鍵山秀三郎さんも「ビジネス幸福論」と題するエッセイを連載されている。横着者には2ヶ月に1回の配本は実に早く感じる。

 

11号には「はがきの坂田道信」さんが、特集「日に新たな発想」のなかで登場。タイトルは「複写ハガキが新しい自分をつくる」。自分史とハガキの効用について平易に語っている。私のハガキはもともと平成8年に坂田さんとご縁があって書き始めたから、その考え方には関心が深い。たしかに運命を開き、道を伝える生き方は、実践を通して納得できる。

 

経営不振に喘ぐ千葉県の眼鏡屋さんに、複写ハガキをお客様に届けるようアドバイスしたエピソードがある。早速実践したところ、リピーターが増え、借金を完済し、数倍の売上を達成したそうな。頷ける話である。複写ハガキでよき人間関係をつくり、喜ばれる商品を提供したことで、売ろうとしなくても売れる状態に変化したプロセスを、詳しく語っている。

 

「儲けよう」と言う考え方は自己中心的で間違っている。商売とは「相手を喜ばせること」であり、多くの人を豊かにしていくことで「お布施」として結果的に儲かる。「安売り商売」はいけない。どこかで苦しんでいる人がいる。生産者も、売る人も、買う人も、すべてが潤う世界をつくらなければ、やがて行き詰る。納得である。どちらか一方が儲けることは許されない。理想論・夢物語のようだが真実を射ている。間違いなくハガキは、書き続けることで運命を開いてくれ る。

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