日々雑感~デイリーメッセージ~

平成28年12月19日(№7187) 高齢化する高齢者

高齢化する高齢者

年賀はがきのフレーズに「元気いっぱいで八十歳」と付して夫婦のイラストを書いたが、よく考えてみれば寂しい話である。二人ともたくさんの持病を持っている。私は満80歳であるが心筋梗塞に肝臓癌で今年は6回も入院した。妻は数えの80歳、糖尿病や高血圧、更に10指に余る病気を持っている。今年は結婚55年を迎えたが、危うい日々を過ごす。

 

夫婦がともかく元気なカップルはよいが、やがて一人きりの暮らしになる。65歳~74歳(1764万人)、75歳以上(1697万人)は拮抗している。75歳以上を細分化すると75~79歳が652万人、80~84歳が518万人、85歳以上が527万人。高齢者全体の3分の1を80歳以上が占めている。さらに75歳以上は増え、2050頃には総人口の4人に1人。

 

日本では女性が元気で長生きだ。65歳以上になると男性は13,3%、女性は21,1%になる。すでに日本の女性の3人に1人は高齢者だ。女性の長き老後をどう支えるかが、今後の大きな課題となる。今は元気でも生活能力の衰えと共に、いつか一人では暮らせなくなる。住民基本台帳の移動報告によれば、85歳を超えると都道府県を超える移動率があがる。

 

女性の低年金受給者は多い。金銭面での不安を抱きながら長き老後を過ごす女性が増えるであろう日本は、個人の準備は当然のことであるが、よほど効果的な施策を講じないと日本の社会は成り立たなくなる。政治家の質が低下している現在、誰がその施策を立てるのか、残念ながら子世代共々破綻に近くなっている。女性の強さと賢さに頼るようでは心許ない。