日々雑感~デイリーメッセージ~

平成28年12月22日(№7190) 少子高齢化へ一直線

少子高齢化へ一直線

2016年生まれの子どもの数が100万人の大台をはじめて割る。統計開始は1899年だからビッグニュースだ。中国の出生数は1687万人、米国は393万人、世界経済第三位の日本は98万人から99万人と推定される。子どもが多ければ豊かとも言えないだろうが、子どもが少ないことは国力の減少に通じる。子育てに掛かる経済的負担は半端ではない。

 

政府は子育て対策に力を入れる姿勢を示すが、子どもがもっと欲しいのに経済的理由で産めない家庭も少なくない。婚姻数は前年同期に比べやや減ったが、結婚する年齢も上昇している。男性の初婚年齢は31,1歳、女性は29,4歳の晩婚化の傾向にある。第一子の出産年齢が高齢化すると、第二子以降の出産は減る傾向にある。団塊ジュニアの一部は45歳に。

 

一方、高齢者は増え続けている。75歳以上の人口は1612万人と総人口の「8人に1人」を占め、14歳以下の子ども(1588万人)を上回った。総人口の世界順位は10位で5年前と変わらないが、10年から15年までに人口が減ったのは上位20カ国で日本だけだ。安定した人口バランスでの経済成長のためにも、高齢者重視の予算配分の見直しが必要だ。

 

75歳以上の人口は1985年時点で471万人だったが、30年間で3,4倍になったが14歳以下の子どもは4割減、少子高齢化に歯止めが掛からない。日本と同様に少子高齢化が問題化しているイタリア(13,7%)、ドイツ(12,9%)を、日本は12,6%と下回り世界最低の水準まで低下している。日本経済の活性化も大切だが、国の勢いが落ちるのは見逃せない。