日々雑感~デイリーメッセージ~

平成29年5月11日(№7330) 安倍晋三動く

安倍晋三動く

安倍晋三首相は5月3日、憲法改正に向かって具体的なメッセージを発した。連休中ではあったがメディアも賛否両論がかしましい。個人的にも感想はあるが、ともかく憲法論議が具体的に動き出したことは喜ばしい。細かいことは分からないが、9条の第2項をそのままにして第3項に自衛隊の存在を明記するのは理解できない。第2項をなくすればいい。

 

衆参に憲法審査会があるが、有名無実で何一つ前に進まない。発破をかける仕儀に出たようだ。最速で2018年に発議し、2020年に新憲法を公布する。自民党内にも首相発言に異議もあるようだが、平素何もしない人たちがケチをつける。新聞によれば、読売、産経は憲法改正に好意的、朝日、毎日は頑固なまでに護憲の姿勢を示している。新聞でも大差がある。

 

現実的には憲法改正賛成派が国会議員の3分の2を占めている。にわかに民進党はじめ野党が伸びるとは思わないが、今が絶好のチャンスであろう。高い内閣支持率を背景に、憲法改正に賛同する世論を醸成したいのも本音であろう。民進党の蓮舫代表は「安倍首相は誰のために改憲するのか」と首相批判を優先している。野党第1党の党首として理解し難い。

 

折角の機会だから各党は生産的な議論を展開してもらいたい。首相は目標年を明示した理由は「国会の各党間の議論を活性化するためだ」と強調した。衆参の憲法調査会の議論は自由討論が多く、意見の集約や改正項目の絞り込みは進んでいない。それを期日を決めることで充実、加速化させる。くだらない議論は混乱を招くばかり。どうなるか見つめたい。