平成30年1月9日(№7533) 少子化の危機を甘く見ていないか

少子化の危機を甘く見ていないか

公的な文書に「少子化」という言葉が現れたのは1992年の「国民生活白書」。それでも子供が今のように少なくなるとは考えていなかった。人口を維持するのに必要な2,08人を予測していた。希望子供数に変化はなかったものの、未婚化の進展が予想以上だった。「結婚、出産を望んでいない」若い女性は急激に増えている。「お金や時間を自由に使える人生が…」。

 

生涯未婚率は1990年の男性5,6%、女性4,3%から、2015年には、男性23,4%、女性14,1%にまで高まった。人口問題研究所は2035年には男性29,0%、女性19,2%に上昇すると予測している。「自立した女性が増え、結婚や出産を前提とする人生が当り前でなくなった」とも言えよう。結婚に前向きな人は男性の20代で6割、30代で5割にとどまる。

 

女性も20代で7割、30代で6割。年賀はがきには幸せそうな家族の写真が乗せられているが、親子5人の家族を見ると国宝級に思える。結婚のニュースが書かれると、まだまだ日本は大丈夫と心強くなる。頼る人がいない単身高齢者は急増している。孤独な高齢者を見て若い人は何を感じるだろうか。幸せな高齢者を観ることにより、結婚、出産へ繋がる?

 

経済の活性化が結婚の呼び水になるのだろうが、結婚生活の幸せ、子供を育てることの喜びが具体的に伝わらなければ、これ以上子供は増えないのではないか。女性も40歳を超えると出産が難しくなる。60年先の日本の人口は5千万人になるという。国土は荒れ果て、国家としての形をなさないのではないか。安倍さんにお願い。子供を増やす社会にして!

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