平成23年1月24日(No5149)  社員の立場で経営を見る

社員の立場で経営を見る

全体研修で「論語」学んでいるが、社員の観点から経営を考える習慣を持つことも狙いの一つ。その基軸(考え方の物差し)を論語の章句に求めている。今のように経営環境が厳しいとき、社長は危機脱出のために試行錯誤する。こんなとき社員の立場で社長の行動を見ることも大切だ。政府は「景気はゆるやかな回復基調」というが、現実はそう甘くはない。

①経営方針や指示がきちんとしているか。

思いつきで方針や指示を出していないだろうか。真剣に市場を見据え、自社の力を把握した方針になっているだろうか。

②顧客や現場を絶えず訪問しているか。

お客様や現場がわが社の本当の姿や、何をすればよいか教えてくれる。社内にいて長々と会議をしているようでは危ない。

③ワンマン的で裸の王様になっていないか。

みなに徹底して意見を求め、最後に多数決ではなく、社長自身が判断しているか。決定しているか。

④公私混同はないか。

「ごみの果てまでオレの物」というような感覚で公私混同が目に余ることはないか。

⑤社長はケチか。

会社をさらに発展させるためには、ケチに徹していなければならない。まず社長自身がわが身の節約に努めているか。

 

 

社員は意識して自分の周囲を眺めることも必要だ。

①足を引っ張る社員が上にいないか。

利益の足を引っ張る社員はいないか。その社員はどんな立場にいるか。職位の上にいて幅を利かせているようだと先行きは危ない。

②自分たちの仕事の成果が分かるか。

毎日一生懸命頑張っているが、その努力がどれだけ会社の利益にやくだっているか分かるだろうか。それが分からなければ働くことが空しくなる。

③職場が汚くなっていないか。

超多忙で前向きに仕事をしているときは、攻めの心境であるから周囲にも気配りできる。それが後ろ向きのことばかりで忙しくなると周囲に目が届かなくなってくる。それが職場環境の変化に表れる。整理整頓の行き届いていない会社は利益が出ていない。

④社員の退職や不自然な採用が増えてはいないか。

「面白くないから会社を辞めたい」との相談を受けることやいつの間にか知らない人が入社していた、などということが続いていないだろうか。

⑤誰の顔を見て仕事をしているか。

「社長や上司が気になる」のは、社員なら当然のことだ。しかし、もう一つの目でそれに負けないくらいお客様を見ているか。これが結局は会社が世の中からの信頼に繋がる。(参考文献・サクセスネット通信)

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