平成23年10月5日(No5403)  憂さ晴らし

憂さ晴らし

拙いメッセージを連載してくれている経済誌「ビジネス界」は事情あって半年ほど休刊したものの、主幹・弥山政之氏の初志貫徹の執念で見事に復刊した。しかし、荊の道は依然として続く。本来、雑誌の発行日は前の月の20日だが、当たり前の日に発行するのは並大抵ではない。例えば8月号の発行日は7月20日なのに、8月29日発行といった具合。

 

それでも9月号は9月21日に届いた。10月号は10月12日に発行すると言う。一度歯車が狂ってしまうと、正常に戻すのは簡単ではないだろう。ご苦労がよく分かる。10月号は30年記念誌だから、ねじり鉢巻で孤軍奮闘中に違いない。ここ10年ほど寄稿させてもらっているが、いまのタイトルは「続・世相薮睨み」で連載23回目になる。

 

10月号の原稿依頼は9月27日にあり、締切りは10月4日厳守となっていた。折悪しく10月2日の「鍵山秀三郎チャリティ講演会」準備のため、睡眠時間を削りながら老体に鞭打っていた。9月はビジネス界・9月号、同誌の取材記事二本、ジャパニスト、フォーラム新聞など、通常業務にオンした状態。しかし、断っては相手に迷惑を掛ける。

 

タイトルが「薮睨み」、記事の内容は世相風刺だから、ストレスの解消にはもってこい。憂さ晴らしになる。今号のタイトルは「有害無益の小沢一郎追放が、民主党を大人にする第一歩」とした。他愛ない独断と偏見だが、政治家を切るのは難しくない。今回もブツブツ言いながら、あっという間に書き上げ締切りに間に合った。スカッとした。

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