平成29年2月7日(№7237) 暴言の封じ込め

暴言の封じ込め

米国大統領トランプ氏の支離滅裂な暴言は世界を混乱させている。入国を禁じた国の人たちの入国は取り敢えず再開された。日本に対する悪口も賢明な身内の閣僚がカバーした。日本の駐留経費負担が少なすぎるとわめいたが、正確な数字を出してみると負担しすぎというレベルのものだ。国防長官のマティス氏は「日本は負担の共有に関してモデルとなった」。

 

そのときの気分や感情を優先し、前言を平然と翻すトランプ氏は、マティス氏と日本との確認事項をキチンと受け止められるか。国防長官の初めての外交訪問で日韓を選んだ意義は大きい。中国や北朝鮮のわがまま振りは世界の顰蹙を買っている。その牽制の意味でも両国に対する圧力は半端ではない。日本も米国と力を合わせ、両国に固い決意で当たる必要あり。

 

トランプの支持率は急速に低下し、米国の至るところで反トランプのデモが激しい。真っ先に同盟強化を論じる前に米軍駐留経費の負担増ばかり繰り返しては不信感を増すばかりだろう。好き放題に喚いていては同盟国の不信感が募り、連携に支障を来すのではないか。口先でマティス氏を持ち上げたトランプ氏だが、これからどう接するかトランプ氏の態度が。

 

トランプ氏を世界の多くは批判しているが、なんといっても米国の大統領。まともに考え、まともに振る舞うことが肝要だ。マティス氏の日本訪問は儀礼的と言いながら、紳士的で評判が良い。2月10日に米国で安倍トランプ会談が開かれるが、このときにどういう態度をトランプ氏がとるか。マティス氏との日韓の合意を素直に受け止められるか。楽しみだ。

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