「好老社会」を作る

「好老社会」を創る②~働くことに生きがいを求める~

雇用は企業の社会的責任

世の中の仕組みが変わり始め、最近では65歳定年が珍しくなくなりました。

それでもまだ60歳定年制を採用している企業は、少なからずあります。

まだまだ働く意欲と体力はあるのに、心ならずも職場を離れなければなりません。

もしも再雇用制度がしっかりしていたり、新しい仕事が見つかると第二の人生はすっかり変わります。

なすべきことがないほど不幸なことはありません。

人間はすべて天からたくさんの役割を与えられており、それを全うすることで幸せな人生が過ごせます。

企業はなるべく若い人を採用したいと意欲を示していますが、

高齢者が培ってきた知識や経験を生かすことは企業の責任です。

働きやすい条件を整えて門戸を開放すれば、経営の安定のみならず、

地域の活性化にもつながると思います。何といっても企業は地域に生かされているのですから…。

働くことの幸せ

マルコシでは定年退職者の二名に助けてもらっています。

仕事は現場の整理整頓、材料の配達、周辺の清掃などです。

勤務時間は午前9時から午後5時まで、休みは土日と祝日と決まっています。

時間通りにはいかずしばしば無理を言います。先輩格のAさんは明るく健康そのもので5年になります。

後輩のBさんは寡黙ですが実直です。

若い社員たちとも助けたり助けられたり、とても和やかな雰囲気です。

リフォームは「3K」と称されるきつい仕事ですが、高齢者の存在が職場の潤滑油になっています。

とかく世代間の違いが問題になりますが、相手に対する思いやりと謙虚さがあれば、楽しく働けます。

企業の社風と本人の心掛け次第です。

AさんもBさんも口をそろえて、働くことの幸せを実感しています。

なすべきことがあれば、生活のリズムが整い健康を維持できます。

世の中の役に立つ

40年も働き続けてきたのだから、定年を機会に自由に生きたい気持ちはわかりますが、

健康なのに決まった仕事がないのは寂しいものです。

朝から晩まで家にいて粗大ゴミ扱いされるのも辛いものです。

スポーツや旅行も時間をやりくりするから楽しいのです。究極は「忙中閑あり」の日々がベストです。

AさんもBさんも毎週土曜日の公園清掃に皆勤しています。

もちろんボランティアです。時には学校のトイレ磨き活動にも参加していますが

子どもたちと一緒に汗を流すと寿命がのびるそうです。

自分が持っている「知識」や「経験」を世の中を良くするために役立てる、これほどて幸せなことはありませす。

65歳以上の高齢者が何と2944万人。目的のない日々を過ごせばあっという間に「老人」になります。

やがて高齢者が主役の「好老社会」が誕生します。