平成29年3月18日(№7276) 高齢者の受難時代

高齢者の受難時代

もともと高齢者は一括りの弱者として扱われ、社会のお荷物にはならなかった。その分だけ優遇されて来た経過がある。ところが少子高齢化の波に飲まれ、高齢者の人口増、若年層の雇用悪化など、社会構造が大きく変化してきた。これまでのように年齢で区切る社会保障の負担では制度が持ちこたえられなくなっている。病院へ行けば顕著だが高齢者の多い事。

 

これまで社会は無理して高齢者を優遇してきた。反発する声もあるだろうが事実である。高齢者の介護サービスの自己負担割合が8月からアップされる。病気や怪我と違い介護サービスは終わりがない。お金があるなしに関わらず、認知症など介護サービスをたくさん必要とする人は増える。高額所得者の自己負担は現行の最高額2割よりもっと負担すべきだ。

 

一昔前までは「介護の家族化」は当たり前だったが、只今の社会システムからして時代の逆行は許されない。介護の負担を家族に押し付けず、社会全体で負担することを目的に作られたのが介護保険だ。しかし、国の社会保障費や介護職員の人材不足が問題となっている今、国のシステムばかりに頼っていては崩壊する。老後を自分らしく生きるにはどうすれば。

 

とかく人間関係が希薄になりがちな昨今だが、子供も親戚も頼りにならない現在、老後を自分らしく生きる社会の実現は、普段から依存し合える人間関係をどう構築するかに掛かっている。私と妻は共に傘寿の二人暮らしである。幸いに病気はたくさん持っているが他人にそれ程迷惑は掛けていない。いざという時、力を貸してくれる人間関係の確立は必須である。

 

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