平成28年5月3日(№6991) がんの治療

がんの治療

肝臓がんを軽く見ている訳ではないが、治療は成功しつつあると主治医は言うが、体調は一向によくならない。患者として良くなるとは前に進んでいる自覚症状があること、例えば昨日より良く歩ける場合をいう。主治医はがんの本体が治療によってどのような反応を示しているか、映像や数値で判断する。それぞれの立場で判断する材料が大きく異なる。

 

5月2日の定期検診では、がんの数値が小さくなっており、好調な経過をたどっていると告げられた。現在の体調を少し詳細に伝えると、もう一度チェックをしようということになった。5月17日に心臓の定期検診を受けるとき、もう一度検査をすることに決まった。そういわれると不安の要素が増してくる。一番聞きたい言葉は「心配するな、良くなってる」

 

肺がんには「オプジーポ」という薬が発見され認可を受けた。この薬は高価で有効な非小細胞肺がん患者は年に10万人程度という。問題は薬価で体重60キロの患者が1年間使うと3500万円掛かる。高額医療費制度があるため、月に8万円で済むが残る金額は患者が加入する医療保険と自治体の公費で賄われる。昨年末の心臓治療の入院費は462万だった。

 

効くかどうは分からないが、確認するには時間が掛かる。人によって効果が違うので患者は一縷の望みをかけて、どんな治療でも受けたい。75才以上の人には使わない、寝たきりの人には使わない、効果のない人には治療を打ち切るなどの条件はあるが、適正使用を決めるのは学会の使命だ。効果の有無が事前に分からない以上、その薬価は余りにも高価すぎる。

 

肺と肝臓は違うがそのような選択肢を求められたときどうするか。高価ゆえにあっさりと己の命を捨てられるか。

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