美しく元気に生きる

「美しく元気に生きる」 ②~少食・粗食 咀嚼の効用~

②~少食・粗食 咀嚼の効用~

メタボからの脱出

日本の食料自給率は低いことがよく話題になりますが、とうとう40%を下回りました。幸い飢えることもなく、足りないところは輸入で賄っています。そのおかげで食べ物は溢れ、いくら食べてもなくなる心配はありません。その結果、食べ放題の日々がもたらされ、メタボ(メタボリックシンドローム)が増え続ける異様な光景を目にすることになります。

メタボになると「高脂血症」「高血糖」「高血圧」とご縁が深くなります。あわてて薬のお世話になる人が大半ですが安易に頼ると死ぬまで飲み続ける破目になります。そして「癌、脳卒中、心筋梗塞」の道へ一直線にひた走ることになります。それでも食べ続けるという人は別ですが、人に迷惑を掛けたくなければ生活習慣、とくに食習慣を改める必要があります。

メタボからあなたに四つのメッセージを送っています。

①食べ過ぎないでね。

②脂を摂りすぎないね。

③砂糖を少なめにしてね。

④塩を摂りすぎないでね。 

まずは「3S作戦」の展開

「3S」とは「少食、粗食、咀嚼」の頭文字ですが、飽食に親しんだ人たちには簡単ではありません。

①たくさん食べない

②美味しいものを食べない

③噛まずに飲み込まない

つまり、美味しいものを噛まずにたくさん食べる習慣を変えるのですから、相当強い意志が必要になります。

幸いに私は「3S作戦」に勝利を得ました。食習慣を改善する強い意志があった訳ではありません。癌に侵され胃の全摘出手術をしたため、結果的に良い食習慣が身についただけなのです。1月30日で丸10年になります。やっと食べられないことへのストレスも感じなくなりました。

食習慣を変えるということは、口で言うほど簡単ではなく大事業なのです。凌ぎ切れば「健康長寿」という素敵なご褒美が神様からプレゼントされます。「健康」と「美食」を天秤にかけて、どちらを選ぶも自分次第です。健康を求めるのなら、少しは我慢も必要でしょうね。

咀嚼(そしゃく)の効果

「3S」のうちの「少食、粗食」は、その気になれば何とかなります。ところが咀嚼=噛むは想像していたより難物です。メタボ脱出作戦は大抵の場合、噛むことの習慣化で頓挫します。ところが噛むことで生まれる唾液の効果を知ると、もうひと踏ん張りできます唾液は口の中の雑菌を洗い流すので「じいちゃん臭~い」と孫から言われなくなります。口臭、加齢臭を取り除いてくれます。喉の渇きを癒やし、消化管を潤します。消化管から吸収された唾液は血液の流れさえも良くしてくれます。やがて風邪とは無縁の強靭な体質を作ります。唾液の効用を知ると「噛む」ことの大切さが分かり、実践、継続の後押しをしてくれます。

私の10年間の通信簿は①体重が83㎏から61Kgに、ウェストは93cmから72㎝までスリムになりました。ほかにも数え切れないほどのご褒美を「3S作戦」はプレゼントしてくれました。(続く)