「好老社会」を作る

「好老社会」を創る⑦~子どもの安全は 「じいちゃん・ばあちゃん」 が守る~

おかしな大人が増える困った社会

何とも信じられない話ですが、最近は子どもたちに異常な関心を示す大人が増えているそうです。地域の見守り隊の人たちが、ボランティア活動で子どもたちの安全を見守っていますが、やはり限界があります。地域の隅々まで目が届くほどには至りません。特に児童数の少ない周辺の過疎地域は心配が絶えません。

おかしな大人を批判しても、政治や社会の劣化をなじっても、何一つ問題の解決にはならないのです。ここは地域の「じいちゃん・ばあちゃん」の出番。見守り隊の人たちにおんぶに抱っこでは、ものごとは解決しないのです。地域の子どもたちはみんな自分の可愛い孫、そう思えばなんだってやれないことはないのです。そんなに難しいことではありません。毎日の庭の手入れや水撒き作業を、子どもたちの登校時間、下校時間に合わせて行うのです。それだけで子どもたちの安全は、地域の隅々まで守られます。

朝は8時から庭先で水撒きをしよう

朝は出来るだけ早起きをして8時前には門前清掃を済ませ、水を撒きながら登校する子どもたちに「おはようございます」「いってらっしゃい」と明るく声を掛けるのです。始めは戸惑っていても、元気のいい返事が返ってくるようになります。子どもたちのあいさつや笑顔は、じいちゃん・ばあちゃんにとっては健康のエキスになるのです。

通学路に人の姿が見えないのは、誰にとっても寂しいものです。庭先や道路の端で声を掛け、手を振ってもらうと、子どもらにとっても楽しい一日の始まりになります。近年は核家族化が著しく進んでおり、じいちゃん・ばあちゃんと暮らした経験のない子どもはたくさんいます。くどいようですが、朝8時には門前清掃を済ませ、水撒きをしながら子どもたちの登校を見守る。これだけでも立派な役割です。せっかくですから地域の可愛い孫たちのために、先ずは門前に立って子どもらを見送りましょう。

「8:3・声かけ運動」を全地域に広げよう

午後3時ごろからこどもらが下校してきます。学校周辺は見守り隊の人たちがきちんとフォローしてくれるから安心です。問題なのは家数が少なくなった周辺の地域です。ここで出番がもう一度。暑い夏の太陽に照らされて、庭先や道路が焼けています。資源は大切にすべきですが、水を撒いて冷やすと涼しくなり、結果的には節約になります。

子どもたちが帰ってきたら「おかえり!」と声を掛けてやりましょう。多くの子どもが「ただいま帰りました」と返してくれます。その言葉のやり取りに日本文化の原風景があります。地域の絆が細くなったと伝えられますが、ささやかなことの繰り返しで、助け合いの心は蘇ります。じじばばと孫の心温まる交流が、地域の絆をよみがえらせてくれます。

朝8時に子どもたちに声を掛けよう。午後3時に子どもたちに声をかけよう。名付けて「8:3・声掛け運動」。全地域に広げたいですね。