平成23年9月21日(No5389)  未来像を示す責任

平成23年9月21日(No5389)  未来像を示す責任

野田佳彦新内閣になって初めて国会で所信表明演説が行われた。議場内は野次と怒号に包まれて品性を欠いたが、鉢呂大臣の電撃辞任を乗り越えてともかくスタートした。はつらつとした所信表明を期待したが、下を向いての原稿棒読みは残念だった。問題はその内容。陳謝と低姿勢のパフォーマンスはともかく、国家ビジョンが示されなかったのは疑問だ。

 

自由民主党・谷垣禎一総裁の質問も、政権交代後の民主党の失政追及に終始し、野党第一党としての国家像が披瀝されなかったのは物足りない。政権奪取の心意気も、国家国民に奉仕する政党の誇りは失われたのか。当面の東日本復興の具体策は必要だが、国の将来が示されなければ国民としては不安で仕方がない。未来が分からなければ、耐えることは難しい。

 

企業の経営計画も同じ。働く社員をどうやって幸せにするのか、5年後はどうなるのか、10年後はどんな会社になるのか、明らかであれば働きがいも生まれる。よい会社にするためにいま、何をしたらいいのか。利益はいくら必要なのか、利益を得るための売上はいくらか、売上げを得るための具体的行動指針は、などの政策は企業も国家も同じである。

 

かつて厳しく先達に教えられたことがある。①社員は辞めていくもの、②お客は買ってくれないもの、③金融機関は金を貸してくれないものと覚悟し、経営に取り組めと叩き込まれた。その中から①社員が喜んで働く環境作り、②お客さまが喜んで買ってくださる役立ち営業、③金融機関が融資をしたくなるような健全経営を目指す。ビジョンは全員が共有したい。

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