暮らし新発見

半世紀以上のお付き合い

マルコシ創業五十五周年

相談役がマルコシを立ち上げて今年で五十五年。これまでお仕事をさせていただいたお客様との歴史が受け継がれていくのは、工務店として仕事冥利に尽きるというものです。東広島市で約五十年前に平賀様宅の離れを相談役が新築。農家でしたので土地も広いですし、母屋も大きく、蔵や納屋もあります。そして、約二十五年前に息子さんがご結婚されたおりに母屋の横の蔵を新居として改築。最初の離れ新築工事からすれば、かれこれ半世紀以上のお付き合いです。

母屋の建て替え

そして、昨年。築九十五年の母屋も老朽化が進み、雨漏りで痛みもひどく、建て替えに踏み切ることとなりました。今回は息子さん夫婦が主となり、プランニングの打ち合わせです。社長からの提案で、金本社員が担当することとなりました。若くアイデア豊富な視点とこれまで現場で培ってきた知識を存分に活かしてもらいたいとの理由。もちろん社長も平賀様とは長いお付き合いということもあり、打ち合わせには同席して話のまとめ役を。打ち合わせをスタートさせてから工事の完成までには、一年の期間を費やしました。

こだわりと納得の提案

母屋のこだわりプランは大きく五つです。①離れと新しい母屋との外観バランスの融合 ②田舎ならではの人が集いやすい空間を作る ③和室は続き間で親戚が集まってにぎやかに時間を共有できるようにする ④お母さまの住環境スペースを使いやすく安全性を高める ⑤息子さん家族の生活スペースを便利で効率よくおしゃれに仕上げる

親戚との大切な時間

息子さん夫婦は共働き。子どもさんも社会人として日々忙しく過ごされています。そろって家族(一家)団らんできるのは夜と休日くらいです。お正月やお盆は、ゆっくりという訳にはいきません。親戚付き合いも広く大人数の来客を迎え入れなくてはいけないからです。家を継いでいく本家の役割ですね。
お母さまも息子さんもそこはとても重要視されていました。ご先祖様の仏壇を中心に、現代風のおしゃれな二間続きの和室を提案。床はお手入れ簡単な樹脂畳。壁は東濃ヒノキの腰板でリラックス効果。腰上から天井は布クロス。親戚が集まり長居できる空間でいつも以上に話がはずみます。一族みなさん大変喜んでいただけました。

家事動線の効率化

お嫁さんは仕事があるので、毎日の家事を効率よく行えるようご提案。以前は狭く暗かったトイレとお風呂は広々と使えるように母屋にまとめ、LDKの前にはサンルームを設置しました。雨の日などの洗濯は大変便利です。キッチンも収納たっぷりで、食器洗浄機も組み込んであり時間短縮ができます。
お母さまは、ご近所付き合いも盛んで、習い事などもされ活動的。お友達も多いので庭での立ち話や広い内玄関でのおしゃべりは毎日です。お母さまの暮らす離れは、以前お風呂があった場所に手すりのついた広いトイレ空間を作りました。そしてキッチンも入れ替え、使いやすく広いダイニングはお友達を呼んで趣味を楽しめる部屋にもなりました。もちろん段差もなくしてバリアフリーにしてあります。安心安全な住まいはキホンのキですからね。お嫁さんやお孫さんとも休日は一緒にご飯を作り、みんなで同じ時間を共有しているそうです。内土間には愛犬ゴン太。忘れてはいけない家族の一員です。

母屋と離れをつなぐ大空間

今回の工事で一番苦労した場所は、現しによる大空間の玄関・内土間です。夏涼しく・冬温かい、そして靴を脱がずに近所の友達と気軽におしゃべりができる憩いの場所は外せません。天井を見上げると大きな梁が見える吹き抜けの大空間。天窓から差し込むやさしい光は間接照明となり、檜貼りの床は心地よい香りがします。ここには社長からサプライズプレゼントで、マルコシの建具屋職人特製の秋田杉ダイニングテーブルを設置。お茶をして話に華が咲くお母さま一押しの場所となりました。

担当の金本より

仕事がお休みの度に工事の打ち合わせをしていただきありがとうございます。私のするご提案をとても前向きに検討し、取り入れてくださりとても嬉しかったです。私にとってもなかなか機会のない新築工事の経験をさせていただき感謝の思いでいっぱいです。職人さん達が尽力してくれたおかげで無事完成・お引渡しすることができました。今後のアフターメンテナンスも含めどうぞよろしくお願いします。