研修リポート

論語が教える人生の知恵⑦ 平成23年1月20日(木)

論語が教える人生の知恵⑦

昨年の12月9日に第六講座を終えたが、実に5週間ぶりの全体研修・第七講座になった。研修担当としては忸怩たる思いがする。論語の章句については何処かへ飛んでしまったようだが、学びは至るところに生かされている。全体で章句の朗誦、担当者が解説を朗読、その上で具体的な感想を述べる。参加者とのQ&Aで学び合う仕組み。

 

今日は第四章「自己研磨に励もう」の前半7章句から学び合う。特に印象に残ったのは「遠慮」の語源。『子曰く、人にして遠き慮りなければ、必ず近き憂いあり』から来ていると解説者のことば。「『遠慮』ということばは、現代では『控えめなことばや行動』という意味で使われている。本来は『先の先まで良く考えて用心すること』を意味する」。

 

経営に置き換えれば「中期経営計画」か。未来を予測してそれに合った体質をつくるには、今からすぐにでも準備しなければ間に合わない、との教え。一つの言葉でも深く吟味して使うのと、何気なく粗略に扱うのとでは雲泥の差がある。あらためて日本語のつましさや深さを学ぶ。その意味では研修という特別の時間を、持ち続けることは大切だ。

 

社長から新入社員まで等しく学び合う。経験や責任の重さなどで受け止め方は違うと思うが、相手の考え方や生き方を知るにはまたとない機会になる。講師が一方的に伝える研修やロールプレイングなどはそれなりに意味があると思うが、とかく研修のための研修になりやすい。論語は生き方の根幹に関わるだけに、学び方で大きな差が生じてくる。「子曰、不患人之不己知、患己不知人也」