研修リポート

論語が教える人生の知恵④ 平成22年11月25日(木)

論語が教える人生の知恵④

今週から第三章「ビジネスシーンに役立つ論語」に入った。15の章句でまとめられており、日々の仕事に重なり合う言葉が多い。そのため「前、中、後」と5章句ずつを3回に分けて章句の朗誦、解説の朗読、学びの披瀝、意見交換をする。単なる感想ではなく「何を学んだか、その学びを実践でどのように生かすか」を全員に求めている。

 

思考回路が間違っていると返答に詰まる。きっと厳しすぎると受け止めているに違いない。学びを実践で生かすには己の至らない部分を具体的に述べる必要がある。素心になれば何でもないことだが、誰でも問われると本能的に保身や自己弁護に走る。無理もない。しかし、その壁を取り除かなければ、研修の成果は上がりにくい。

 

①「仕事で認められるための近道」、②「仕事でベストを尽くすには」、③「成果を急がない」、④「自分ひとりで頑張り過ぎない」、⑤「仕事の全体を見渡す能力をつける」。人を通じて学ぶ大切さ、自分の力を十分発揮するには準備を怠らない。スピードや効率化を追い求めると、内容や質の低下を招く、一つの仕事に限定されず全体を見渡すなど…。

 

特に⑤に時間を割いた。枝葉末節から論じることの弊害と、全体から末節に至る順序の大切さを事例で話した。また、論じるときは「理」と「情」を区分する必要性も加えた。頭では理解できても実践する難しさは、自分の経験を通して十分理解している。ともに学びながら、焦らず、寛容すぎるほどのプロセスを踏みたい。何はともあれ根気よく。

本日の章句『子曰く、君子は器ならず』