研修リポート

「鈍刀骨を・・・」「商いは草の・・・」 平成22年12月17日(金)

「鈍刀骨を・・・」「商いは草の・・・」

新人研修も「商いの基本心得・自己啓発②③」を終えて残りは④⑤のみ。来週の月曜日で終了する。ハウツウは伝えやすいが、商いの道、人間の道は実に難しい。いい加減なところで分かった積もりでいると、何の役にも立たない。日本語が難しいというより深いというべきだろう。一語一語分かりやすく噛み砕いていくと、こちらが勉強になる。

 

自己啓発②「鈍刀骨を切るということあり」。自分は足りない人間だ、不器用な人間だと思って、努力し続けることが大切。一人前の商人になりたいと思い、懸命に努力し続けていると、頭の良い人、器用な人より大きな成果が上げられると教えている。その通りだが、現実には頭で理解したつもりでも、実践できない人が大半、そこが問題なのだ。

 

比喩が多いからキチンと理解して進めないと、どうしても自分に都合よく解釈してしまう。文言の解説だけでは意味がない。商人訓が生まれた時代背景を理解しておかないと、誤って伝えることになる。山本一力さんの時代小説が好きで耽読しているが、この研修で役に立っている。解説しながら当時の商家や商人の生き様が浮かんでくる。

 

「商人は草の種、人に先んずる」。闘知の商法の解説であるが、お互いに知恵を絞って戦う大切さを説いている。表面だけ見て、人真似する愚かさを戒めている。同業他社とは違った着想、発想、常識を超えた商売で、お客様の一歩先を歩けと教えている。大変な世の中になったが、あらためて教えることで学ぶことの大切さを実感している。