研修リポート

「人々西に・・・」「人は盟を欠け・・・」 平成22年12月20日(月)

「人々西に・・・」「人は盟を欠け・・・」

一ヵ月半に及ぶ新人研修は本日で最終講になった。多い時は週三回、一回が90分の二時限から、杉本くんも飽きずによく付き合ってくれたと思う。「商いの基本心得」の15講は受ける方が大変だったのではないか。これまで歩いてきた道をある意味では全否定されるのだから、講師の解釈の受け入れ簡単ではない。いつの日か役に立つことを願う。

 

自己啓発④は「人々西に走らば、我は東へ向かう」。文字通りの理解では流れに逆らえとも取れるが、噛み砕いていくと流れに乗りながら一歩先へ行くという解釈。「景気動向、需要動向は、いち早く見抜いて行動すべし。ただし、それ以上に大切なのは、もっと儲けようと走りすぎないこと」。どちらも正しいが、現実には基本から入りたい。

 

自己啓発⑤は「人は盟をかけ、志をたてるが肝要なり」と志の大切を説いている。さらに「望みは大きく行いはこまやかに」と小さなことを大切に、飽くことなく続けよと続く。15講を貫いているのは、お客様を大切にする、小さな商売を大切にする、ともかく続けなさい、知恵を出しなさい、考えなさい、物まねするな、などと共通している。

 

商人訓は方便でなく哲学だけに、研修を通じての学びが多かった。「萬の物に勝れて尊きは金銀なり、萬の物に勝れて賤しきも金銀なり」の言葉にハッと胸を突かれる思いがした。お金は人のために遣えば尊いが、自分の贅沢に使うと賎しくなる。心していることだが、油断すると緩んでしまう。最終講だから①から⑮まで通しておさらいした。