研修リポート

論語が教える人生の知恵⑥ 平成22年12月9日(木)

論語が教える人生の知恵⑥

第六講座は「ビジネスシーンに役立つ論語」の3回目。章句を朗誦、朗読のあと、それぞれの学び、気づきに重点を置き、感想を披露してもらった。今回のテキストは解説が平易で誰にでも理解しやすい。それだけに求める答が厳しくなる。誰かの受け売りや、評論家的な立場の発言はその都度、戒めた。他人事として受け止めては雑談に終わる。

 

本日の章句は、1,できる上司の特徴①~どんな意見も取り入れる~ 2,出来る上司の特徴②~人の美点を伸ばす~3,出来る上司の特徴③~部下や後輩の自主性を育てる~

4,やってしまったミスより大切な、その後の反省、5,自分の責任は重く、人のミスは軽くしよう。頭では理解できても己が気づくのは簡単ではない。まして実践はなお難しい。

 

あらためて論語の章句は深く、しかも重いと感じる。解説をしながら、あるいは細かな指摘をしながら、己の至らなさに気づける。なぜかその分だけ寛大になれる。1,の解説、「すぐれた指導者は、立派なことを言うからといって、抜擢したりはしない。普段の行いが悪いからといって、意見を無視したりしない」。好き嫌いでの判断を戒めたものだ。

 

2,の解説「君子は人の美点を伸ばしてやり、欠点・悪い点は正してやるものだ。小人はその反対だ」。3~5は略。弟子の「生涯守り通すべきことは何か」の問いに、孔子は「それは相手の身になって考える思いやりだ。自分がされて嫌なことは人にしてはいけないよ」と答えている。よく理解できるが、己を振り返ったとき忸怩たる思いがする。子曰、人之過也、各於其党、観過斯知仁。