研修リポート

論語紀行② 平成23年2月17日(木)

論語紀行②

「論語」をどのように学ぶかは意見が分かれるところだが、広い意味で先人の生き方を知ることは有益だと思う。「人が人らしく生きられる世の中」を目指すなら、孔子の教えは欠かせない。働きやすい職場にしたいと勝手な思い込みで研修を進めているが、学んだ成果が明日表れるほど簡単ではない。しかし、論語を朗誦し語ることには、意味がある。

 

進め方は少しずつ変えている。朗読する章句、解説は事前に分かっているから予習を行うこと。冒頭に社長が扉の一文を朗読し、学びのポイントを示唆する。ビデオを観賞する。その章句が生まれた背景を理解して、己の日常に置き換えて考え方を述べる。少しQ&Aを加える。終了前に社長の感想を聞く。最後に学んだ章句を全員が朗誦する。

 

週半ばの夕方、大切な1時間半を使うだけに、進行役としては無駄にしないように集中する責任がある。何よりも全員が仕事のやりくりをしながら、時間励行で参加するだけでも大きな意味がある。講師の言い分を一方的に聞く研修は楽だが、論語の章句を理解しながら自分の思いを重ねるのは簡単ではない。その分だけ新しい自分になれるだろう。

 

今回は「仁に至る道」。①「貧しくして怨むことなきは難く、富みて驕ることなきは易し」。②「仁に当たりては、師にも譲らす」。③「巧言令色、少なし仁」。④「ただ仁者のみ能く人を好み、能く人を悪む」。⑤「己の欲せざるところは、人に施すことなかれ」。⑥「仁遠からんや。われ仁を欲すれば、ここに仁至る」。新しく知ることは、何事も楽しい。