研修リポート

「商人の心得」③ 売利を得るは… 平成23年6月7日(火)

「商人の心得」③ 売利を得るは…

『売利を得るは商人の道なり』

 

予習をキチンと済ませて研修に参加するように言っているが、残念ながら今回も予習していない。予習しなければならないような教育を受けていないから無理もないが、月謝を払って勉強するのではない。給料を受けながら学ぶのだから甘やかす訳にはいかない。このように書けば厳しい研修と思いがちだが、決してそうではない。ごく普通だ。

 

大学と違うところは具体的な回答を求めるし、受け売りは通用しない。商人が商いで利益を得るのは当然のことで、商人が商いで利益を得ることはすべて認められている。利益を上げることこそが商人の道、務めというものである。損をしてまで売るのは商人ではないし、それは正しいことではない。その理をどうやって理解させるか、が課題だ。

 

江戸時代の町人学者・西川如見の『町人嚢』や、石田梅岩の提唱する『石田心学』などから学んでいる。さほど難しい勉強ではないが、頭が既成概念で凝り固まっているととんでもない方向に進む。お客様に接する場面や日頃の行動の中から、商いの真髄を伝えようとするが一筋縄ではいかない。しかし、諦めてはいけない。辛抱がどちらも大切。

 

自分の利益を考える前にお客様の利益を考え、お客様の役に立つことをするというのが『お客様第一義』の理。と言って損をすることではない、お客様の言いなりになることでもない。このあたりの違いは難しいと思うが、キチンと頭の整理をしないと前に進めない。次の予習が出来るか。