研修リポート

「商人の自己啓発」① 平成23年7月19日(火)

「商人の自己啓発」①

 

『商人は蟻のごとくつとむべし』

 

第一部「商いの基本心得」、第二部「商いの基本姿勢続いて、第三部「商人の自己啓発」に入った。本日の研修ポイントは「蟻は正しく義のある虫なり。日々コツコツと働き、冬の貯えとする。また、おのれひとりの食とせず、穴に住まいする衆と共にす。故に虫へんに義の字を添えたり」(渡世肝要記)。文化4年(1807)版の商人心得書。

 

もう一つのポイントは「商売は一生懸命取り組めば自然とやさしくなり、いい加減に取り組めば難しくなる」。さらに「利益を独り占めにしないで他の人たちにも与える。他人を損させないように努める。さらに約束は必ず守る。このことは神仏に誓って守る」ことについて事例をそれぞれに求めた。生ぬるいようだが、一方的に伝えるよりましだ。

 

下請けを叩かないこと。現場で手待ち、手戻りをさせないように心掛けること。一日の計画を正しく立て人に迷惑を掛けないこと。などの返答があった。質問に対してはテキストを見るな。答えはない。自分の頭で考えろ、間違ってもよいというのだが、どこかで引っかかる。思考回路の整理が必要だが、粘り強くの気持ちを大切にしている。

 

森信三先生は「教育とは流水に文字を書くような果てないものである。だが、それを巌壁に刻むような真剣さで取り組まねばならぬ」と教えられる。企業の盛衰は人財にありといわれるがその通りで、育ってもらわなければ、明日はない。血圧は上がりっ放しだが、それは己の未熟のせいだ。