研修リポート

「商いの基本姿勢」③ 平成23年7月8日(金)

「商いの基本姿勢」③

 

『商人は気ながく、人相柔和なるがよし』

 

研修のプログラムを進めるのは簡単だが、相手の理解が得られたかどうかを確かめるのは難しい。分からなければそれなりに対処の方法がある。分かったかどうか判定できないのがいちばん困る。光田さんが研修に加わるようになって少し進め方を変えた。「答え」を与えないで導くようにしたこと。この方法なら理解度やレベルが見える。

 

まず前回の復習をまとめてもらった。佐々木くんからスタート。実際にこのような場合、不意打ちだから当事者は大変だ。しどろもどろでも全員やってもらう。要約力、言語力、概念化能力などが見えてくる。続いて松本龍・大臣の辞任の弁の中から「粗にして野ではあるが卑ではない」の解説を求めたが、残念ながら誰も知らなかった。

 

今回のトップバッターは光田さん。「商人訓」と「現代訳」を読んで問題提起してもらった。「柔和な人相を保つには、笑顔のあいさつが必要だ」。間違いではないが食い足りない。あらためて問うた。柔和な笑顔を何が邪魔をしているのか。三つのポイントを探った。相次いで言葉が出るようになり、片っ端から書いていった。

 

答えは「怒らない。恨まない」(瞋恚)、「欲張らない、むさぼらない」(貪欲)、「なきごと、不平・不満」(愚痴)の三つ。仏教の教えにもあるが、少しでもそのような生き方をしようと心掛ければ道が開ける。時間は掛かるが大抵の答えにたどり着くことが出来る。答えは自分で探し出せばよい。すと。