研修リポート

「商人の自己啓発」③-前 平成23年8月2日(火)

「商人の自己啓発」③-前

 

『商いは草の種、人に先んずる』

 

江戸の商人は「商売下手は恥」とする考え方を持っていた。それは商人として「知恵が足りない」証拠、「努力していない」証拠だと受け止めていた。「勤勉」だけでは足りず、「商売上手になるために励む」ことが一人前になるためには欠かせないからだ。そこから生み出されたのが「闘智の商法」というわけだ。(商家心得草・著者、出版年月不明)

 

「闘智」とは知恵・才覚をもって競り合うということだ。知恵を働かせ、工夫し、さらに人に先んずることが大切と説いている。商売はいつの時代でも草の種のようにいくらでもある。お金がないこと、不景気など嘆くなと勇気付けている。「商いのタネはいくらでもある。人より先んずる知恵で競い合え」と教えている。人のせいにしてはいけない。

 

研修を受けて分かったつもりでいても、実際は何もできないことが多い。現実にはすぐ忘れてしまう。お客様に対してキチンと話ができ、思いを伝える方法は頭では分かるが実践できない。やる気がないのではなく、実践する順序が分からないのだ。もちろん個人差はある。打てばすぐ響く人、右から左へ抜ける人、受け付けない人、さまざまだ。

 

それを「いまどきの若者は…」と嘆いても責めても、何一つ成就しない。時間は掛かるが分かって貰わなければ、徒労に終わる。それぞれが優れた才能を持っていると信じて進めている。先週の「てんびんの詩」の理解度テスト、ビデオ製作の意図までディスカッションで到達できた。