研修リポート

「商人の自己啓発」③-後 平成23年8月5日(金)

「商人の自己啓発」③-後

 

『商いは草の種、人に先んずる』

 

立秋を目前にしながら暑い日が続いている。研修は午後6時からだが、部屋の中でも汗が吹き出る。エアコンは動いていない。きっと気を使ってくれているのだろう。申し訳ないが冷房を受け付けない身としては、知らんふりをして汗を流している。暑いのに細かいことをくどくど言われるから、いい加減に嫌気がさしているのではないか。

 

前回から人に伝える力を養ってもらうために、章句ごとにリーダーをしてもらっている。そのせいもあって各駅停車となる。朗読の後、学んだことを伝え、ポイントを聞き回している。テキストから答を探そうとする習慣があるから、一つ一つが飾り物のありきたりの言葉になる。何とかして自分の頭で考えた回答を引き出そうと試みている。

 

「商いは飽きないなり」の言葉は難しい。その意味はテキストにも記載されているが、なかなか辿り着けない。講義をしながら解説をしていけば、ストップすることなくスムーズに進む。それでは研修の意味がない。何となく分かったつもりでいても、実際は理解されていない。一つでもいいから腑に落としてほしいが、こちらが未熟なのだろう。

 

「他人の商売を羨ましく思う前に、自分の商売を大切にして一生懸命働く」が答えであるが、抽象的で言葉の意味も伝えられない。「多くの商人は知っていても実行しない」とテキストは教えるが、それ以前の段階で止まっている。知識は持っているのに、組み立て力が弱いとまとめられない。