新人研修

2013新人研修・「商いの基本心得」⑤ 平成25年7月18日(木)

「商いの基本心得」⑤

今週も河野社員は益田出張中で欠席。抜きで進めるのは好まないが、間を空けるのはもっとよくない。本人に意欲があれば自習も出来るし、疑問点があれば質問も可能。その気があるかないかを試すにはよい機会だ。論語にもあるが本人がその気がなければ、勉強と言うものはさほど意味がない。本日のテーマは「世渡りは傘のごとくすべし」。

 

商売と言うものは傘を用いるように、周囲の変化に合わせて自在にすることが望ましい。運のよいときは積極的に行動し、逆に運の悪いときは控えめに行動せよと教える。世の変化に応じて進むべきときは進み、退くときは退く。この自在さを有してこそ、賢い人、知恵のある人と教えてくれる。その通りであるがテキストとして不親切である。

 

運のよいとき、運の悪いときの見分けかたを教えていない。どうやって見分けるか、そのことが分からないでは寝言を聞いているようなものである。いま運がよいか、あるいは悪いかが分かれば、一日の行動はまるっきり違う。運が良い日は多少強引でも前に進めばいい。その見分け方を中心に具体例を上げながらはなしを進めた。ただし直感はダメ。

 

世の中の動きをどのように見極めるか、情報が溢れている時代だからその気になれば簡単である。しかし、活用するにはそれなりの訓練が必要となる。新人研修では難しいかもしれないが、原則は理解してもらわなければ役立つ人材にはなれない。目標の立て方や仕事には期限と数量が欠かせないが、果たして実感として理解できたかどうか。住まいの物語への取り組みを指示したが、次回が楽しみである。

2013新人研修・「商いの基本心得」④ 平成25年7月4日(木)

「商いの基本心得」④

河野社員が体調不良を理由に研修日の木曜に休み続け、休講は1ヵ月に及ぶ。残念ながら揃うまで待てないので再開した。進め方を少し改めた。①山田社員を参加させる。②開始時間を午後4時から5時半に変更。③先輩社員の不参加。(山本社員退社による業務変更)基本理念をベースにQ&Aは継続。能力アップ研修によるレベルの確認を行う。

 

本日は第4講「下の歪めるところには屏風は立たぬ」。指導が下手だなとつくづく思う。人を教え育てることは簡単ではないと分かっていても、結果が得られないと心が折れてしまう。宿題の「新聞ニュースから」「読書感想文」はまとまりは良いが、ちょっと踏み込むだけで付け焼刃を露呈する。これまで3ヵ月研修をしてきたが、甘さのツケが回る。

 

テーマからは「金偏の商売」、「物偏の商売」、「人偏の商売」を解説しながら、まっとうな商売の理解に務めたが通じたかどうか。「利益」の意味について理解されておらず宿題とした。「自分の頭で考える」「他に関心を持つ」ことの大切さを伝えたが、残念ながら一気にはいかない。繰り返して伝える。「関心」が 次の「行動」を促す。まずそこから。

 

戸別訪問の成果を上げる方法について具体例を上げて踏み込んだ。日頃からどうすれば力になるか、繰り返し伝えたが届いていないのではないか。Q&Aで伝わり方が分かる。同じことの繰り返しになっても、本質的に理解されなければ何も得られない。日々何をすれば力に変えられるか、分かりやすく伝えた積もりだが、ダメなら辛抱強く、あの手この手を駆使する。回数ではなく「できるまで」とことん。

2013新人研修・「商いの基本心得」③-C 平成25年5月30日(木)

「商いの基本心得」③-C

先週は春のイベント「オレンジフェスタ」準備のため休講した。一方的な講義で進めれば簡単だが、それでは新人らの身につかない。出来るだけ「朗読」と「訊く」時間を割いている。その分だけ各駅停車し、かつ停車時間も長くなる。まるでJRのローカル線そのものだ。毎回のことだが日本の学校教育のお粗末さを実感する。新人は被害者だ。

 

①最近の新聞ニュースから。題材を制限した分だけ着眼点は良くなった。しかし、内容の掘り下げや周辺の事情にまでは及ばない。今後の課題である。②読書リポート。これも①と同様に字面だけ追い、安直にまとめる癖から脱しきれない。何のためにという目的の理解が出来ていないせいもあるが、辛抱強く思考回路を整備してゆきたい。

 

「商人の基本心得」③は停滞して3になった。テキストは「お客さま第一主義」ではなく「お客さま第一義」を説いている。お客様第一主義には自分の主観を 含めた意味合いがあるが、お客様第一義の言葉は主義や意思以前の商売の絶対の真理である。難解なポイントなのでさらに理解を求めたい。基本に徹し、努力し、お客様に喜んでいただく。

 

「売利を得るは商人の道なり」の箴言を正しく理解し、利益はお客様の満足料で得られる。社会人として会社に貢献しなければ、存在価値はないものと知っても らいたい。それには更なる努力が必要であり、具体的な努力目標と方策が欠かせない。入社して2ヶ月。性急に結果を求めていないが、少なくとも昨日より今日は成長した姿を見せて欲しい。社会は努力する人には優しいが、しない人には厳しい。

2013新人研修・「商いの基本心得」③-B 平成25年5月16日(木)

「商いの基本心得」③-B

新人研修は「商いの基本心得」「商いの基本姿勢」「商人の自己啓発」各5講座、 全体で15講座の予定だったが、残念ながら各駅停車の鈍行列車並になり進まない。順序は前回の研修報告書の確認、先週の新聞ニュースから、ジャパニストからの課題選択リポートの朗読を終えて本論に入る。しかし、研修報告書の確認から躓く。実践が伴わない。

 

「思った」「考えた」だけで「行った」がない。つい屁理屈を述べるようになる。「分かりましたか」には「はい」と答えるが、一歩突っ込むと単なる返事でし かないことが分かる。「新聞から」は明るい話材、お客様に喜ばれるニュースに限定。「読書リポート」も読み込んでいないと、一目瞭然ばれる。ビジネスマンの基本はとことん叩き込みたい。

 

本論に入る前に予定の半分以上の時間を使い込む。何度も予習の仕方を伝えているが、今のところ効果はさっぱりだ。事前に深めておくと研修は特急列車で進む。ここのところは辛抱比べ。出来るまで徹底する。そうしなければ仕事の役には立たない。とにかく6ヵ月でビジネスマンとしての基本を伝える責任がある。習慣になるまで耐えて欲しい。

 

「商いの心得・売利を得るは商人の道なり」がやっと半分進んだ。最後の30分は先輩社員の応援を得て、実践のQ&Aに使っている。抽象的な質問を禁じ、日々の仕事の中から具体的な質問を求めている。今回から席を外し、研修報告書に具体的に表すよう指示した。報告書を読むのが楽しみである。教育とは「流水に文字を書くが如し。巌に文字を刻む如し」と教わるが、日々箴言の尊さを実感している。

2013新人研修・「商いの基本心得」③-A 平成25年5月9日(木)

「商いの基本心得」③-A

いつものように「先週の新聞記事から」からスタート。日常的に新聞を読んでいるのか、宿題のためにだけ一部だけ読んでお茶を濁しているのか、そのあたりは定かではない。しかし、祝日や大きなイベントが見逃されているのは腑に落ちない。「読書の宿題」では読み込んでいないから、とんちんかんなまとめになっている。質問に答えられない。

 

高望みするほうが無理かもしれないが、仏の顔も三度までという。作者が訴えたいこととは無関係に発表が続いていく。注意がつい長談義になってしまった。悪い癖だと反省している。写真一枚でリポートを書くのも否定はしないが、もう少し深めないと宿題の目的を果たせない。一つの事象から思考回路を深める習慣がつけば、よいリポートになる。

 

本論の「売利を得るは商人の道なり」でまたしても躓いた。本質論が深まらないと次へ進めない。どうしても「目的」と「手段」を混同して考えるから迷路に入ってしまう。入り口のところで時間が来てしまった。文字を追っていては作者の意図が読めなくなる。一つ質問をすると答えが返ってこない。大切なところだから、とことんまで詰めたい。

 

質問コーナーは山本さんの担当。毎回のように同じ質問がされるのは、学習効果がないからだが答える先輩社員にも責任がある。他の日報を読めばヒントはいくらでも得られるのだが、パソコンを開かなければ他の動きも見えないし、適格な質問が出来るはずもない。前途遼遠だが一が理解できなければ次ぎへ進めない。平易に解説しているつもりだが、受け止める側はそうでないのかもしれない。

2013新人研修・「商いの基本心得」② 平成25年5月2日(木)

「商いの基本心得」②

最近の新聞からのまとめは、2名とも富士山の世界文化遺産登録を取り上げた。三保の松原とのセットについて論議があったが、新聞記事の域を出なかった。今週の読書は大西さんが「不動明王」、河野くんが「一芸入魂」を取り上げたが、河野くんはかなり読み込んでおり、まとめもしっかりしていた。読書は思考力を深め、回路の整理に役立つ。

 

今週のお題は「売って悦び、買って喜ぶようにすべし」。商売の基本を教わる。商いはともに喜び合うものであって欲しいが、現実はそれほど甘くはない。詐欺に近い商法もまかり通っている。また商売は結果だけを評価しがちだが、結果にいたるプロセスが大事である。会社では単に数字を評価するのではなく、プロセスを重要視している。

 

頑張っても商売の結果が出ないときは、商売のやり方が間違っているか、努力が足りないかのどちらかである。単純な根性主義や精神主義だけではうまくいかない。商人は知恵を出すことが求められている。気付き・工夫が求められている。ただ努力するだけではなく、智恵の限りをつくすことこそ大切である。それには具体的な気付きが求められる。

 

本日のアドバイザーは金本課長。一週間の動きを報告して、その中で生じた疑問点を紐解いていく。質問が核心を突いておれば役に立つが、お座なりでは単なる雑談となる。もう少し核心的な質問をするには、本人の取り組み姿勢もあるが、日々のOJT次第である。上司とのやり取りも手書きで報告させているが、いまはともかく書くこと、自分の頭で考えることを特に求めている。

2013新人研修・「商いの基本心得」① 平成25年4月25日(木)

「商いの基本心得」①

本日からビジネスの新人実践研修に入った。開催日は毎週木曜日午後4時から6時までの2時間。実践研修といっても現場に出るわけではない。テキストをベースにしながら受け止め方、考え方、まとめ方、話しかた、リポートの書きかたを訓練する。たいした内容ではないが、これまでの当たり前を、まるっきり変えられるのだから厳しいだろう。

 

pm4:00~4:20。①一週間のニュースから、②800字の読書リポート朗読とQ&A。4:20~5:20。第1講「商人の守るべきは『謙』の一字なり」、朗読、感想、Q&A。5:20~5:30。一週間の行動報告。5:20~5:50。先輩社員の指導。5:50~6:00。本日の感想文(手書き)。終了。スケジュールを書けば簡単なようだが、本人にとっては長い時間。

 

事前の準備として課題読書の感想文(800字)とテキストの朗読練習、漢字の読みと意味の理解。ここでしっかり準備しておけば、5講もこなせば楽しくなる。少しでも手抜きをすると地獄は続く。質問の意図、正しい答え方、必ず数字を入れるなどの基本を繰り返すことになる。〇月〇日〇時、〇㌻の〇行目、などと誰にでも分かるやり方をさせる。

 

課題図書を読んでリポートを朗読するやり方は効果が高い。懸命かどうか一目瞭然。良いサンプルがあれば必ず上達する。だからどんな些細なことでも見逃してはいけない。その分だけ訓練の時間が掛かる。良い悪いは必ず評価する。そしてどうすればよくなるかを教える。超具体的であるほど効果が高い。ただしこちらは本人たちよりはるかに大変だ。予習、チェック、リポートなど、倍する時間が必要。

2013新人研修・「実践オリエンテーション」 平成25年4月18日(木)

「実践オリエンテーション」

本日は実践研修で使用するテキストの理解、基本研修以外の実務の進捗、社会人としての心構えレベルなどを確認するために四つの「訊く」を用意した。①基本研修発表の感想、②先輩社員の報告書についての感想、③「読む」ということばの理解、④テキストの予習。テキストは昨年と同じ「商いの基本心得、商いの基本姿勢、商人の自己啓発」。

 

全部で15講座。「訊く」は何日で終えられかの確認もある。①の発表感想については、残念ながら期待を大きく外れた。いまどきの若者のレベルはこんなものだと思うが、ニコニコしていたのでは役目が果たせない。さりとて厳しく言ったところで効果は上がらない。ここは我慢、忍耐、辛抱しかない。先輩の報告書についても一顧だにしていない。

 

自分の発表が社長や先輩たちにどのように評価されているか関心があると思うのはこちら側の論理で、彼らにはまるで意識にはない。ここでも研修報告書はすべて読むように指示していなかったことを反省。止むを得ず感想を加えて読み聞かせた。先輩たちの良いところを見つけようとする強い思いを知って欲しかった。通じにくいことが多々ある。

 

「読む」の言葉も説明できない。当然のことながら「予習」は別次元の話になる。予習することが時間の利益につながることが理解できたか。「宿題」の書きかたも確認しながら進めたが、理解できたかどうか分からない。五里夢中の手探りではあるが、時間が掛かってもやり切らねばならない。全員が常に確認する風土を作らねば、教えるほうも受けるほうもやがて潰れる。来週も頑張るつもりだ。

2013新人研修・「基本終了の報告会」 平成25年4月8日(月)

「基本終了の報告会」

新人研修の「基本」と「商品」が終了し、まとめの報告会を行った。基本研修は、研修の意義、経営理念、営業方針、心得、ビジネス会話、職場のエチケット、電話の使い方。商品研修は、パナソニック、リクシル、ウッドワン、TOTOなど4社のショールームを借り、商品知識、ロールプレイングを行った。18時間+24時間の計42時間。

 

研修報告は新入社員が20分ずつ、先輩社員の感想とQ&Aが30分と限られていたが、それぞれ半月間で学生気分は抜けたように感じる。研修で何を学んだか報告させたが、具体的な発表の仕方は敢えて指示しなかった。それなりに個性を発揮して先輩社員からは良い評価を受けていた。研修報告書も良いところをピックアップしてあり、嬉しい。

 

新人からの学びがたくさんあったという感想をそれぞれが持っており、新入社員の存在が企業に利益をもたらす現実が伺えた。先輩として教えることは当然のことだが、新人から学び取る姿勢がないとリタイアの原因になる。甘やかす訳ではないが、教え方には相当の工夫が必要だ。大雑把で抽象的な指示では何も伝わらず、勝手に解釈される。

 

新人の育成は簡単ではないが、ポイントさえ誤らなければ意外に早く成長する。①仕事のやり方を正しく理解し、正しく行動してもらう(仕事のやり方を教える)。②その正しい行動を、正しく続け習慣化してもらう(続け方を教える)。ツールなども必要だがヒントは新人の行動の中にあり、インターネットや成功者のハウツーからは得られない。来週からは週1回になるが、15週間のシリーズが始まる。

2013新人研修・基本④「職場のエチケット」 平成25年4月5日(金)

基本④「職場のエチケット」

基本研修のうち担当科目は本日の「職場のエチケット」で最終になる。項目は1~14まであるが、基本に対し重点的に意見を求めながら進めた。エチケットの基本は「人の心を傷つけない配慮」であることを理解してもらう。東洋では「礼儀作法」として伝えられる。「社会の秩序を保つために必要な社会規範、礼儀作法、制度など」の総称である。

 

東洋の「礼」は道徳観念として個人の心を治め、それが社会全体の秩序の保持に結びつく。「礼」は東洋の智恵として受け止める。小項目のうち「常識」について組織人として集団活動をして行く上で大切な事柄を解説したが、きちんと届いたかどうか。慣習や常識を逸脱しないように行動しなければ、日々の人間関係に支障をもたらす。

 

接客応対(もてなしのこころ)について時間を割いた。マルコシにとってお客様とは誰を指すのか。二人で意見のやり取りをしながら深めたが、残念ながら正答には届かなかった。それぞれ決して頭が悪いわけではないが、学校教育で使ってもらっていないから錆びついたままになっている。油を差して作動させるのも研修の大切な役割だ。

 

毎回、予習(朗読、分からない漢字などは調べる)をするよう指示しているが、その気配は全くない。明確な指示違反であるが、その意識もない。会社においては上司の指示は絶対であることを具体的に伝えた。なぜ指示が守れないか、それは研修担当者の伝え方が未熟だからだ。そのように結論付けたが、彼らの意識の低さは彼らの責任ではない。学校教育、家庭教育の欠陥を、企業が補う責任がある。

2013新人研修・基本③「ビジネス会話Ⅰ・Ⅱ」 平成25年4月4日(木)

基本③「ビジネス会話Ⅰ・Ⅱ」

本日の新人研修③は「現場巡回日」のため、午後4時からのスタートに変更した。前半が「ビジネス会話Ⅰ」、後半が「ビジネス会話Ⅱ」。この時間まで新人たちは先輩に伴われ現場の体験をしている。昨日も日報の書きかた、目的などについて注意し、即座に改めさせた。今日は現場の報告をさせた。昨日の今日だから少しは改まっているかと期待。

 

現実にはそれほど飲み込みがよくはない。「午前中は江原部長と2件現場を回りました。午後1件です」。それだけでは報告ではない。あらためて報告の中身を細かく教える。①現場名、②地域、③工事内容、④働いていた職人、⑤質問の有無、⑥感想。⑦滞在時間(〇時から〇時まで)。少なくともこれだけは必要である。出来るまで何度もやり返させた。

 

大別して「ビジネス会話Ⅰ」は社会人としての基本、「ビジネス会話Ⅱ」応用編。進め方は一節ずつ朗読させ、ポイントを述べさせる。間違っていても否定はしない。それを交互に進めた。大切なところは事例を上げて解説を加えたが、できるだけ口を挟むことは避けた。後半の部でそれぞれが認識している長所、短所を五つずつ求めた。戸惑っていた。

 

残念ながら答えられなかった。採用試験のとき「DPI」テストを実施しているが、その中から本人の特質を解説した。自信を持ってもらえればよい。交互の朗読や一問一答の繰り返しで、会話力は急速に進歩した。講義式ではなかなかこうはいかない。受講態度は礼儀正しい。足らないところの鍛え方は具体的に教えたが、実践するかどうかは分からない。別の機会に確かめたい。やりっ放しにはしない。

2013新人研修・基本②「新入社員心得」 平成25年4月3日(水)

基本②「新入社員心得」

本日は基本研修の第二講。冒頭、日報の役割について説明した。仕事の内容を伝えること、助言を得ること、改善すること。早速、15分以内の時間を区切ってやり直しをさせた。誰にでも出来ることを徹底してやらせる。気が付いたら即対応する習慣をつける。タイトルは「新入社員の心得」。テキストを朗読し、夫々ポイントを述べさせる。

 

間違ってもいいから即回答。要約力、発表力の訓練になる。第一のテーマは「何のために働くか」。働く目的は抽象的で曖昧だが、それでもいい。格好をつけて正答しても役には立たない。「仕事を追い、積極さを発揮」の項目では、自分から進んで働くと述べたが、本質は異なる。フットワークを軽く、ともかくキビキビ、イソイソ動いてもらいたい。

 

仕事は遊びに比べて、本来面白くないものだ。嫌な仕事でも好きになる。そこに仕事の真髄を見ることが出来る。好きな仕事はないものだ。だからどんな仕事でも好きになるしか道は開けない。仕事には期限が必要だ。期限のないものは仕事の範疇に入らない。1章節ずつ読みながら、ポイントを述べるやり方で進めた。能力を知るには良い方法だ。

 

「けじめ」と「健康管理」の大切さについては、質疑をしながら進めた。更に自己啓発の必要性、よい人間関係を作るポイントなど。一気にはいかないだろうが、手を緩めることは出来ない。昨日の研修報告書もチェックし、やり直しを命じた。時間は掛かるがダメなものはダメ。基本には忠実でありたい。新人は熱いうちに打てというが、果たしてどうか。いずれにしても2人がものになってほしい。

2013新人研修・基本①「経営理念・営業方針」 平成25年4月2日(火)

基本①「経営理念・営業方針」

昨日の「新入社員研修の意義(社長講義)」に続き、基本研修に入った。本日の前半は「経営理念」、後半は「営業方針」について理解を求めた。講義方式ではなく考え方や字句についての理解度レベルを確認するため、すべてQ&A方式で進めた。「社是」の言葉の意味、幸福の一致についての理解について確認。まず①考える、②まとめる、③伝える。

 

「社是」はすべての活動の物差しであることの理解を求めた。研修で大切なことは字句の理解度であり、分かった積もりになることは避けなければならない。行動指針であるある①礼を正す、②時を守る、③場を清める、三項目について字句の分析を行い、どの程度の理解力、要約力、会話力があるか確認した。丹念に進めれば時間は掛かる。

 

前半を終えたところで感想を聞いたが、予想外であったようだ。大学の講義に慣れていると戸惑うだろう。自分で考える習慣ないから、新しい環境に馴染むには時間が掛かる。それでも少しずつ会話が出来るようになり、初日としては上出来の部類。「営業の基本方針」については、市場の範囲、規模、自社の位置づけなど、まるでチンプンカンプン。

 

習慣がないから仕方がないが、簡単な計算がまるっきり出来ない。頭で暗算しないで口に出して計算するよう指示したが果たしてどうか。せっかく良い頭を持っていながら、日頃使わないからさび付いている。油を差しながら徐々に働くようにしたい。読めない漢字が多く朗読がスムースでない。予習をきちんとするよう指示した。報告書のまとめ方についても、意識して読んでもらえる書き方を指導した。

新入社員研修 「商人の自己啓発」⑤ 最終回 平成24年11月8日(木)

「商人の自己啓発」⑤ 最終回

毎年新卒を採用して研修を行っているが、基本研修、商品研修、商人研修を続けているが、最近はなかなか最後まで行き着かない。いろいろな事情や思いはあるだろうが、なぜか途中のリタイヤが続いている。研修担当としては責任があり、見の細る思いがする。本日が最後の新人研修だが、2名でスタートし1名が途中であっさり消えた。

 

「商人研修」は15回のカリキュラムだが、そのうち14回は山田智恵さん1人を相手にした。毎週3回の研修を行っているが、そのうち新人だけの研修は1回。早朝の過酷な清掃を克服しながら、最後までしっかり取り組んでくれた。質問攻めにあって最初は戸惑ったと思うが、くじけずに付いて来てくれた。成長がはっきり見えるだけに嬉しい。

 

カリキュラムは「最近の新聞ニュースから」に始まり、4百字の読書リポートの朗読で本論に入る。締め括りは一週間の行動報告と同席する先輩社員へ五つの質問。90分の研修は受ける側にとって楽ではない。最後までゆるみがなく受け止めてくれた。来週は研修の報告と先輩社員とのQ&Aがある。その後囲炉裏テーブルを囲んで慰労会。

 

本日のテーマは「人は盟をかけ、志を立てるが肝要なり」。志を立てること、大きな目標を持つことの大切さについて具体的な事例を挙げながら伝えた。「望みは大きく、勤めは細やかに」の大切さを理解してもらえば幸いである。「禍福に門な」の理解はやや難しかったと思うが、その心掛けが人生を豊かにしてくれる。ほんとうにお疲れ様でした。

新入社員研修 「商人の自己啓発」④ 平成24年11月1日(木)

「商人の自己啓発」④

今週のアドバイザーは山野幸恵さん。この制度は一石二鳥になる。新人は先輩との距離が近くなるし、先輩は改めて新人の特徴が理解できOJTにも役立つ。今週のテーマは「人々西へ走らば、我は東へ向う」。物真似ではビジネス戦に勝てない。付和雷同では遅れを取る。人々の反対を行くという江戸商人の経験からくる智恵を教えている。

 

深い意味を理解せず命じられるままに動いても、決して成果はあがらない。自分の頭で考え、よく納得してこそよい結果が得られる。また新しい作戦を立てるときは思い付きではなく、目的を明らかにしてとことん練ることが必要だ。さらに大切なことは世の中の変化をいち早く掴むこと、その変化に対応できる能力も求められる。知恵を働かせたい。

 

新人研修は残り1回となったが、山田さんの資質を理解するにはベストの機会となった。研修は指導も必要だが、詰まるところは本人の能力とやる気次第。研修の成果はいろいろ質問すればよく理解できる。入社して伸びたと自覚しているところ、足りないと自覚しているところ、それぞれ五つずつ上げるように指示した。見事な答えが戻ってきた。

 

成長したところ。①相手の話が聞ける。話し続けてくれる。②笑顔であいさつできる。③指示されたらすぐやる。そうすればミスがなくなる。④続けられること、飽きないこと。⑤進んでできること。足りないところ。①メモを取る習慣。②感情が表に出る。③言葉遣い。④周りの動きを見る。⑤要約力。質問されてすぐ答えられることではないが、淀みなく的確な返事が返った。勝れた潜在能力が開きつつある。泣くよいところ。

新入社員研修 「商人の自己啓発」③ 平成24年10月25日(木)

「商人の自己啓発」③

講演や研修、それに講座も似たようなものだが、流す習慣を持ち合わせていないので相当のエネルギーを消耗する。特に火曜日が「人生講座」の週は、水曜日が「全体研修」、木曜日が「新人研修」と続く。新人研修15講のうち、本日が13講となる。研修を受ける山田さんも、本日を入れて残り3講でひとまず新人卒業となる。終われば一人前。

 

本日のアドバイザーは江原さん。お題は「商いは草の種、人に先んずる」。一週間のニュースからは「キングカズの復活」。フットサルの世界選手権に日本代表として見事に復活デビューした三浦カズ選手の話題。話に欠落部分は多いが、新聞を読む、ニュースを見つける、話す、それだけでも上出来だ。問題点を教えていけば、やがて完成度も高くなる。

 

「商売のタネは、いつの時代でも草の種のようにいくらでもある。それを他人より早く見付け出す。他人が気付いていないところ、モノに注目し、さらに先んじて行動に移す」そこに勝利の秘訣がある。新しく「闘智の商法」なる言葉が出てきた。お互いに知恵をもって競り合うことをいう。ライバルとは誰か、競り合うとは? 知恵とは? 突っ込む。

 

Q&Aの繰り返しだから、いつものことだが山田さんも戸惑うだろう。しかし、この研修では本人が気付かないうちに、一つずつ深める習慣を身に付けることになる。思考回路が整備されて社会人として切磋琢磨することが出来る。アドバイザーの江原さんも適格に導いていた。他人の真似でない、独自のやり方で、人の一歩先を行くことを正しく理解し、行動を続けてもらいたい。本日はかなり厳しかった。

新入社員研修 「商人の自己啓発」② 平成24年10月18日(木)

「商人の自己啓発」②

本日はアドバイザーの江原さんが仕事の都合で参加できず、マンツーマンの研修となった。テーマは「鈍刀骨をきるということあり」。最近の新聞ニュースからピックアップは「くりしろさんが四度目のエベレスト登頂に挑戦したが、残念ながら失敗した。今回で断念を表明」。「失敗」の意味や使い方について意見交換した。続ける限り失敗ではない。

 

リポートのテーマは「二学期の目標」。自分の得たこと、学んだことを人に伝える大切さを学んだ。一週間の出来事では「東日本復興支援チャリティ」のこと。チケットを販売したお客様に会えた。お礼訪問をしている。絶賛されたなどの報告。褒められたことは文章にして報告するよう求めた。一つの出来事をさらに深めることの大切さを伝える。

 

「商人訓」と「現代訳」を朗読。「素直」であることの大切さ。素直とはありのままを受け入れること。自分を至らないと自覚することの大切さなど学んだ。素直な人間は陰日向なく真面目に努力する。平凡が行いによって非凡になるように、鈍才は秀才にはなれないが、努力次第で天才になれる。ひたむきな努力が大切だと教えている。

 

「器量」と「才覚」の違いについて解説した。小才を持つ人は自分を大きく見せようと振舞いがちだ。「才子、才に倒れる」という。己の至らなさを知り、ひたすら前向きに励み、他人に感謝する生き方が望ましいと、江戸の商人は実践で教えている。金言「才子、才に倒れる。鈍才は秀才にはなれぬものの、天才になれる」。

新入社員研修 「商人の自己啓発」① 平成24年10月4日(木)

「商人の自己啓発」①

本日のアドバイザーは金本さん。第三部の「商人の自己啓発」入り、お題は「商人は蟻の如くつとむべし」。最近のニュースからピックアップ。ダイエットをしたら家賃が下がる話。話材としては今風で面白かった。1キログラムのダイエットで家賃が1000円安くなるそうな。トレーニングルームあり、講座あり。忍耐心を鍛えるお菓子コーナーも。

 

4百字リポートは「生まれ変わる紙芝居」。観客と感動を供する大切さ、満足を得る大切さなどが伝わってきた。まとめ方が簡潔になり、伝わりやすくなった。長足の進歩だと受け止めた。リポートのまとめ方が良くなると、つれて話し方も上手になる。図らずも持論を実証してもらったカタチになった。感動の共有は利益に繋がるという。

 

蟻は正しい道理に合った虫である。一日中働き続ける。②不時に備え貯える。③独占せず分け与える。④道理に適った生き方をしている。反面教師として蜘蛛が引き合いにされた。蜘蛛の生き方は間違っているという前提で、①計略を用いて商売をしない。②法律の盲点をついてはいけない。③意図して人をだまさない。④世間の人を苦しめない。

 

商人たるもの①利益を独り占めにしない。②他にも利益を与える。③他に損をさせない。④約束は守らねばならない。商売は一生懸命取り組めばやさしくなるというが、「一生懸命」とはどうゆうことなのかなど掘り下げた。四字熟語や二字熟語の意味を掘り下げる大切さを伝えた。五つの質問については、金本アドバイザーが分かりやすく解答した。

新入社員研修 「商いの基本姿勢」⑤ 平成24年9月27日(木)

「商いの基本姿勢」⑤

現場巡回の件数が多くて心配したが、何とか午後4時のスタートに間に合った。山田社員に了解を得て一息入れさせてもらって10分遅れのスタート。「一週間の新聞ニュースからピックアップ」は、明るい話材を要望しておいた。暗い話はお客様との対話には不向きだから。ニュースは具体的に掴んでおかないと、お客様との距離を短く出来ない。

 

「ジャパニスト」の中から選んだ記事は、エッセイ「おばあちゃんの教え」。400字にまとめ、読んで感想を述べる項目。日本の伝統行事やしきたりについての記述だが、予想を超えて上手にまとめていた。ポイントを正しく押さえ、文章も簡潔で分かりやすい。「敬老の日」に触れていたので関連して日本の祝・祭日について質問したが「?」。

 

本日は「良薬口に苦く、金言耳に逆らう」。商人訓と現代訳を朗読し感想を述べてもらった。本日のアドバイザーである山本社員よりポイントを突いた質問あり。テキストから「クレームは宝の山」をピックアップ。クレームをポジティブに受け止める心構えに重点をおいた。『苦情小言は宝の山。一つずつ処理すれば、智恵、知識、アイデアとなる』。

 

先輩社員に教わる五つの問題点。先週契約し着工した現場の経験から質問があった。経験が役立つ問題、会社の業務システムの未熟から起きる問題、知識不足が生む問題と多岐にわたった。現場の体験から得た疑問点だけに、具体的で良かった。至らないところを補い合いつつ、教える立場、教わる立場、それぞれに成長してゆく。人に伝える文章のまとめ方について参考になる金平敬之助さんの本を提供。

新入社員研修 「商いの基本姿勢」④ 平成24年9月20日(木)

「商いの基本姿勢」④

「ほうき事件」で警察の問い合わせに解答するため、研修の開始が10分遅れになった。新聞を読んで一週間のニュースをピックアップのコーナーでは、「敬老の日」に縮景園で開催された「敬老茶会」が取り上げられた。生憎の雨天だったが600人もの市民が盛装して参加して賑わった由。「ジャパニスト」からは、阿波踊りの4百字リポート。

 

今週のテーマは「京にいれば京の心にて勤むべし」。地域や社風に合わせた商売を薦めているが、地域住民の特質をどのようにして知るか、他社にない会社の良さの認識がどの程度か、きちんと理解する必要がある。その上で商いをしなければ成功は難しいと教えている。「商人訓」や「現代訳」を朗読し、その教えを理解するのは簡単ではない。

 

どの程度の理解が出来ているかを問いかけながら、足らざるを補う、知らざるを知らしめる方式で進めている。よくないと思いながら、つい解説に走る。講師・助言者・受講者の三角関係を、どのように有効活用するかに腐心している。テキストでは大阪、京都、江戸の商人たちの長所を合わせ持つことを勧めているが、どうやって長所を知るか。

 

地域の特性に合わせた商売をしながら、かつ独自のやり方が必要だと教えている。地域文化と価値観について解説したが、上手く伝わったかどうか。お客様への商品の進め方なども、会話の道筋をキチンと伝えないとビジネスのレールに乗りにくい。結局は回り道が近道だと知るまでは途方もない時間が必要。それにしても人育ては難儀だ。研修時間が10分ほどオーバーした。申し訳ない。

新入社員研修 「商いの基本姿勢」③ 平成24年9月13日(木)

「商いの基本姿勢」③

本日のテーマは「商人は気ながく、人相柔和なるがよし」。先輩指導は江原部長。研修は相手に理解・納得してもらい、実践で成果を挙げてもらうのが目的。もう一つは人間として成長し、幸せな人生を過ごしてほしいという願いも込めている。山田さんの話によると一週間に3回も研修する企業はないとのこと。同級生の話として報告があった。

 

実際に研修を受ける立場としては楽ではない。「楽と苦の道あれば、苦の道を選ぶべし。必ず人生が良くなる」と伝えるが、真意が理解してもらえたかどうか。ややこしい理論が簡単に理解されないと思いつつ、本日のテーマである「気長に人相柔和」心掛けているが、果たしてどうか。無理をすると何処かに表れるから、自然体でありたいと思う。

 

大学の授業と違い、常に質問攻めに遭う。その返答をするには考える習慣が求められる。始めの頃に比べて「当たり」が増えているから、相当に成果があると自負している。お客様との価格の攻防戦については未経験だが、安く求めたいお客様と適正な利益を得たい業者とのせめぎ合いの秘訣を、本日のテーマは「智恵の限りを尽くせ」と教えている。

 

さらに「お客様はわがままを言うもの」。「ものを買わないお客様にどうやって満足を売るか」。質問をしながら解説を加えた。一週間の行動とその中から生まれた五つの質問は、聞く方も答える方も難儀なコーナーだ。本日はことば少なだが、的を射た回答が多かった。仕事を覚えるにはもっと楽な道はありそうだが、技術より心がベースになる。

新入社員研修 「商いの基本姿勢」② 平成24年9月6日(木)

「商いの基本姿勢」②

本日の同席は金本社員。テーマは「わずかの得意なりとも粗略に致すべからず」。テキストは青山豊作著「商売繁盛の智恵」をベースにしているが、江戸商人の心得自分流にアレンジして伝えている。言葉や文字の理解だけでは役に立たないので根っこの部分について理解を求めているがそう簡単ではない。それを承知で丹念に進めている。

 

「最近の新聞ニュースから」は、先週の日本一の商業ビル「ハルカス」についてさらに詳しい解説があった。一つのことを深めるとやがて裾野は広がる。分かりやすい説明でよかった。読書は「ジャパニスト」から「心を耕す」。その中で障害者の「害」の文字を「がい」とすることの是非について論じていた。最近の関心事だったので理解できた。

 

「小口商いをバカにし 愛嬌を欠くは 店がさびれるもととなることを知らねばならない」のイラストをもとに、実例を挙げながらQ&Aを行った。理解することは簡単かもしれないが、実践は難しい。せめて爪先だけで向けて置くようにしてほしい。言葉を噛み砕くこと、キーポイントを見つけることは、お客様との会話で生きてくる。まず訓練。

 

子どもとお年寄りを大切にすることから生まれる「口コミ効果」のプロセスも解説。先輩社員の指導では、一週間の行動の報告、その中から生じた五つの質問事項についてやり取りしてもらった。結果の良し悪しよりも、先輩と新人の垣根を取り払うことが第一。それができれば後はさほど難しくない。今期から取り入れた新しい手法の効果に期待。

新入社員研修 「商いの基本姿勢」① 平成24年8月30日(木)

「商いの基本姿勢」①

本日から「商人の基本姿勢」①に入った。タイトルは「お得意は仏壇に入れて拝むべし」。アドバイス担当は山本麗子さん。研修の進め方にもいろいろあるが、先輩社員が同席すると雰囲気が和らいで効果がある。だらけてはいけないが、終始緊張していると疲れてしまう。適宜Q&A織り交ぜることで理解が深まるのではないか。

 

新聞のニュースからは大阪・阿倍野に建築中の近鉄ビルが高さ3百㍍に達し、横浜のランドマークタワーを追い抜いて日本一になったこと。そのスペースの活用や機能について述べた。4百字リポートは先週の宿題「伝説のドアマン」。お客様の接遇について実践を学ぶ。研修ではいくつかの宿題があるが、真剣に取り組むことで身についてくる。

 

お客様こそ真の守り神、生きた福の神であると教わる。大黒様は商人の神様として崇められているが、いわれを知って信心することが大切。①色黒は着飾ることを戒める。②背丈低きは驕り高ぶらない戒め。③財宝袋は無駄遣いの戒め。④米俵は米穀を第一の宝とする教え。⑤打ち出の小槌は人のために尽くす諭し。単に拝むよりは心に響く。

 

行動の規範として大黒様の教え、①謙虚=相手の立場に立つ、②勤勉=手抜きをしない、③忍耐=わがままを言わないを分かりやすく訳して伝えた。どんないい言葉でも使えなければ意味はない。締めくくりに一週間の行動を報告し、その中で生まれた疑問点五つを上げ、山本さんのアドバイスを受けた。具体的事例を通してのコミュニケーション成立は意味がある。先輩後輩の距離が縮まれば幸いだ。

新入社員研修 「商人の心得」⑤ 平成24年8月23日(木)

「商人の心得」⑤

本日は「商人の基本心得」⑤。お題は「世渡りは傘の如くすべし」。マンツーマンの研修にようやく慣れてきた。新人のうち1名が退職したが、結果として残った1名の長所が見えて遣り甲斐が生まれた。アドバイザーの山野さんが現場仕事に押されて時間に間に合わないと連絡があった。進め方をパターン化しているので進行はスムースだ。

 

求めるものが多彩だから新人の山田さんにも戸惑いがあるだろう。スタートは最近の新聞記事から。お客様と共通するような話材を選ぶようアドバイス。続いてジャパニストの記事から「転換期のキーパーソン」を4百字詰め原稿用紙にまとめ朗読。関連して「伝説のドアマン」の名田さんのリポート、「ホスピタリィサービス」の理解を求める。

 

基本心得の本編については「己のツキを知る方法、ツキの生かし方」、関連して謙虚な生き方、ツキを武器にする方法など、事例を挙げてやりとりした。世の中の動き、消費者のニーズを知ることの大切さも加えた。「ツキ」についての勉強に時間を掛けたが、それなりに理解が深まったと思う。ポジティブな生き方は一生の幸せを約束してくれる。

 

アドバイザーの山野さんが出番に間に合った。一週間の動きを報告。その中から五つの質問をピックアップしてアドバイスを受ける。実際にはこの部分が明日から役立って効果的だ。アドバイスする立場、される立場、それぞれに学びが多い。江原、金本、山本、山野の4名にローテーションで引き受けてもらっている。

新入社員研修 「商人の心得」④ 平成24年7月19日(木)

「商人の心得」④

本日のテーマは「下の歪める所には屏風は立たぬ」。テキストは切り口を変えながら、ビジネスマンとしての本道を説いている。本日の先輩社員は江原部長。新人の質問に答えながら、改めて学ぶ点が多々あると思う。新人からも学ぶという真摯な取組みが伝わると、研修の内容がより濃くなるものと信じている。しっかり耳を傾ける。

 

宿題はジャパニスト13号から一つだけ選び、800字以内のリポートにまとめる。今回は田口佳史さんの「日本の指導者に求めること⑩『日本らしさの探求』」から、他国との違いを天皇の特別な存在に求めている。読んで難解だったと思うが、天皇の存在に言及したのは面白い。田口さんの日本の指導者に求める論の展開とは異なっている。

 

研修報告書の進歩と手抜きについても伝えた。自分が学んだことを第三者にどう伝えるか、その基本を外さなければよい習慣が付くと考えている。人生の成功や失敗は、それぞれが身に付けている習慣に負うところが多い。テーマをどのような表現で相手に伝えるか、パフォーマンスに思い至らなかったが、思考回路を整理すれば道筋は良くなる。

 

一週間の行動と先輩社員に対する質問を五つ上げてもらった。内容はともかくとして、五つ上げられることが大切である。一見つまらないと思える問いがよい。それは素直さの何よりの表現だから。格好をつけられては成長できない。答える側は詰まらないと思っても真摯に向き合う。そのことが新人の成長に大きく寄与する。

新入社員研修 「商人の心得」③ 平成24年7月12日(木)

「商人の心得」③

新入社員研修には先輩社員が1名同席することになっている。本日は山本さんが当番だったが、クレーム処理のため間に合わず専務が前半を代行した。研修はポイントの場面を除いて新人と先輩が意見交換することを基本としている。多少わき道へ逸れたとしても構わない。自分の考え方をまとめて言葉にする訓練の一環だ。

 

最初は宿題を朗読する。ジャパニストの記事から一点を選び、800字以内にまとめる。上手でも下手でも構わない。読むこと、まとめることに意味がある。ある程度の許容範囲があってこそ頭はよい回転をする。続いて「最近の新聞記事から」。なによりもまず新聞に目を通す習慣を付けさせる。政治や経済などにはあまり関心がないようだ。

 

本論の「商いの基本心得」は「売利を得るは商人の道なり」。利益を得るために働くがテーマだが、正しく理解されたかどうかは分からない。「自分の利益を考える前に、まずお客様の利益を考え、お客様の役に立つこと」とい絶対的真理を繰り返して伝えた。わずかな時間で理解しろと言うほうが無理。いつの日か役立つことがあると信じている。

 

締め括りは先輩社員とのQ&A。一週間の行動を詳しく伝え、その中から五つの質問をする。出来るだけ小さなことを求めている。大きなテーマは即、役に立たない。課題は小さければ小さいほど即効性がある。その積み重ねがやがて大を為す。質問に対して山本さんは丁寧に答えてくれた。足りないところは補足した。前途は長い。ゆっくりと。

新入社員研修 「商人の心得」② 平成24年6月28日(木)

「商人の心得」②

新入社員研修は90分を予定しているが、プログラムを少し盛り込み過ぎかなと反省しながら調整している。①一週間の新聞ニュースから、②宿題の朗読、③本編「商人の心得」、⑤一週間の行動から5項目ピックアップして先輩社員に聞く。本日の先輩社員は金本課長。内容はともかくとして質問事項が具体的になってきた。真正面から答えている。

 

新聞ニュースは身近なニュースが多い。せっかくのピックアップをどのようにして戸別訪問などで活用するかレクチャーもしている。宿題の文章も内容は気にしていない。とにかく読むこと、書くこと、伝えることに慣れること、そのまま訪問活動に生きてくる。「商人の心得」②は「売って悦び、買って喜ぶようにすべし」。

 

朗読し、学びを述べ、質疑を繰り返す様にしている。観念的にならないように言葉を正しく理解し、かつ使えるようにしなければならない。文中「商人は『理』を守り…」とあるが理解するために『理』の熟語を求めた。驚くほど語彙が乏しい。本人だけの罪だけではない。学校教育も家庭教育も「考える」ことをなおざりにしてきた罪だ。

 

いずれにしても自分の頭で考える習慣をつけなければ一人前にはなれない。うまくいかないときは「努力が足りない」か「やり方が悪い」か、どちらかに尽きる。「努力するだけではダメ。工夫し、智恵を働かせること」、前途は遼遠だが、ともかく考える習慣を身につけなければならない。同時に先輩社員も新人に笑われないよう工夫する習慣が必要だ。

新入社員研修 番外編 平成24年6月14日(木)

番外編

6月20~21日の2日間、新入社員2名を引率して企業訪問研修などを行う。本来は入社前研修だが、社内事情により延引していた。行く先は東京→横浜→茨城だが、両名とも東京は不案内ということだから注意を要する。社内研修と違い出張だから観光気分になって研修本来の目的を逸脱する場合がある。その注意も兼ねている。

 

飛行機で羽田に着いたら東京ビッグサイドに一直線。業界新聞主催のリフォーム産業フェアーが開かれている。新しい商品を確認しながら同時開催のセミナーにも参加する。リーダーの江原部長から聴講するセミナーは、本人の希望を入れて選択されているが、もう一つ各コーナーを回って名刺交換と資料送付依頼の数が指示されている。

 

それが終わると横浜・たいあん㈱訪問、光田代表から仕事に取り組む姿勢についてお話をうかがう。江原部長は板井さんと懇談。終了後、宿舎の新宿プリンスホテルのチェックインで1日目のスケジュールが終わる。2日目は午前5時出発で新宿歌舞伎町掃除に参加する。初めての体験だから得るところが多いと思う。丸山正信さんと会う。

 

新宿→上野→茨城と乗り継ぎ、前川林業を訪問する。膨大な商品を拝見し前川静夫社長のお話をうかがう。商品の数々にびっくりするかも知れないが、主として社長の生き方から学んで欲しい。滞在時間は3時間。上野に戻り羽田空港の出発時間まで束の間の東京を楽しめる。アクシデントがないことを祈りながら、研修の目的を達成したい。

新入社員研修 「商人の心得」①―B 平成24年5月31日(木)

「商人の心得」①―B

宿題は「ジャパニスト」からテーマを自由に選んで感想文を書くことになっている。字数の上限が決まっているから要約力のレベルアップになるが、同時に意思表示が求められる。少しずつよくなっている。続いて一週間のニュースから。これは必然的に新聞を読む習慣に繋がる。世の中を知ることでお客様と接するときの話材が豊かになる。

 

今週は山野さんがアドバイザー。感想文やニュースについて質問してもらった。ニュースのピックアップは逆に勉強になったと思う。あ互いに刺激し合うことが大切だ。感想文に比べてニュースのまとめはよかった。常に「算数的会話」を求めているが、話を数字で裏付けると相手に伝わりやすい。さらに話すことにより自然に頭に残るようになる。

 

商人の本文について考え方を聞きながら進めた。今のところ咀嚼しないで吐き出すから、自分の考え、自分の言葉で意見が述べられない。これは頭の良し悪しではなく、思考回路のつながりの問題だから、根気よく道筋を説きながら進めたい。一つ一つの積み重ね、しかも一段ずつだから時間は掛かる。後戻りしないですむように丹念に進める。

 

一週間の行動の中から問題点、質問など五つあげ、山野アドバイザーとQ&Aで締め括った。逆質問もあり少し戸惑ったようだが、お互いに意見を交換することは必要だ。研修報告書の書き方は、瀧本スタイルの方が分かりやすい。話すことも書くことも、相手に伝わってこそ価値が生まれる。常にそのことを第一に考えることが求められる。

新入社員研修 「商人の心得」①―A 平成24年5月10日(木)

「商人の心得」①―A

今年の新入社員研修は、これまでに比べて進め方をガラリと変えた。考える力、まとめる力、話す力を養うため、講義の時間を極端に短縮し、新入社員主役のスタイルを用いている。タイムスケジュールの時間設定をし、その中にメニューを入れる。上司が1名アドバイザーとして加わり、必要な助言を行う、質問に答える。初めての試みだ。

 

今回は江原部長の担当。①一週間の新聞ニュースから一話材をピックアップして発表する。持ち時間は一人5分。「バス事故」と「竜巻」が取り上げられた。数字を入れて感想を述べてもらった。先ずは合格点。②「商人の心得」から「商人の守るべきは謙の一字なり」。予習をして臨む。朗読して感想を述べる。相対で質疑を行う。予定時間は50分。

 

③一週間の行動を要約して発表する。顧客リストのアップや積算研修、オレンジフェスタの動員などが取り上げられた。難しい問題でも出きるだけ易しく伝えるよう指導。各5分。④一週間の行動の中から先輩に教わり確認する事項五つずつ。一問2分のQ&A。全部で20分を予定。初回だからお互いにぎこちないが、予想よりははるかに上出来。

 

結局、時間不足で本講義の半分は次回に持ち越し。タイトルは①―Aとした。研修する立場としては30分の延長は了解を得ているものの、可能な限り時間内に納めたいと考えている。時代背景やフランスやエジプトの選挙が日本経済や会社に及ぼす影響についても伝えた。お客様との話材に使えることを中心とした。一回目は期待に応えてくれた。

新入社員研修 商売―① 研修の進め方 平成24年4月26日(木)

商売―① 研修の進め方

新入社員研修は[基本]11回、「商品」6回を終え、新章「商売」に入る。実質的な営業研修だから受講者は2名とした。毎年使っているテキストから、①「商いの基本心得」、②「商いの基本姿勢」、③「商人の自己啓発」を各5回ずつ毎回90分(午後4時~5時30分)行う。OJT担当の江原部長の現場指導と相乗効果が上がるよう進めたい。

 

各回ともテキストによる研修を60分、「一週間の業務報告」10分、「日常業務のQ&A」20分とする。研修報告書は読みやすいように作成する訓練をする。宿題は「ジャパニスト」から1テーマを選び、400字詰め原稿用紙に手書きでまとめる。結果は江原部長にフィードバックする。これまでの反省の上に立って、新しい進め方で育てる。

 

研修は仕事の能力を開発しながら、その結果がそれぞれの人生に役立たなければ意味をなさない。これから40年間、仕事の時間は人生の大半を占めるが、良い人生と同じレールの上を走られるよう研修で伝えたい。受け止め方によっては過酷だと思うが、過酷→楽しみ、喜びに代えることが研修担当の役割である。問題が共有できるよう公開する。

新入社員研修 商品-⑥ 住宅展示場 平成24年4月24日(火)

商品-⑥ 住宅展示場

留意してチェックしたところ。①キッチン。メーカー、カラー、ワークトップの材質。②トイレ。メーカー、内装材、広さ。③ユニットバス。メーカー、床壁のカラー、広さ。鏡の裏の照明は良かった。キッチンの標準高さを知った。5月からのトイレ営業に備えて、トイレ空間を重視して見た。各メーカーの長所をインプットし、お客様に提案する。(山田)

 

5棟を見学した。使っている商品は「商品研修」学んだものが多い。そのためインテリアを中心にチェックした。階段やリビングの照明を見るとき、商品研修での学びが生きる。一条工務店の展示場は自社製品を多く使用しており、他社に比べて和室が特に広い(16畳)。今回の見学で学んだインテリアをお客様への提案に盛り込める努力をする。(瀧本)

 

使用している木材や工法を中心に見た。耐震性をPRしており、その中でも一条工務店の説明はお客様に安心感を与える。工法も各種あり、外観で判断できるようになりたい。木材や建材の樹種や部材の名称は現場で覚えたい。間取り、外装、内装などは、それぞれ特色があった。ショールームや住宅展示場は、時間を作って再度訪問する予定だ。(山元)

 

着眼点や考え方は良くなった。リポートのまとめ方はすべてに共通するが、相手が分かりやすいようにまとめてもらいたい。お客様への提案も同様である。誤字、脱字、転換ミスには最新の注意が必要。どんなに内容が良くても見てもらわなくては価値がない。どうすれば自分の思いが相手に伝わるか。常に意識して取り組んで欲しい。お疲れ様。

新入社員研修 商品-⑤ ウッドワン 平成24年4月23日(月)

商品-⑤ ウッドワン

ウッドワンは内装建材のイメージがあるが、他に構造材、キッチン、バス、洗面台、エクステリアなど住まいに必要な部材を扱っている。ニュージーランドで森林を所有しており、商品には自信を持っている。ロールプレイングでは階段を紹介した。様々な種類と用途があると知った。特性を生かしながら、お客様が求める商品を提案したい。(山田)

 

内装部材を中心に見て回った。建材には貼り物と無垢材とあり、自社生産が9割と教わった。浮作り加工や自然塗料の使用など、自然志向の商品が目立った。他社商品との比較ポイントとして、ドアの開閉、無垢材の手触りを見た。ロールプレイングではスライディングドアを担当した。質問には答え切れなかった。知識は商談に生かしたい。(瀧本)

新入社員研修 商品-④ リクシル 平成24年4月20日(金)

商品-④ リクシル

今日は「リクシル」のショールームで研修を受けました。自分では事前に調べておいた積もり、後は見て確認するだけにしていたはず。実際には予習が足りませんでした。各メーカーには自社開発した独自の商品があるので、お客様に提案するときは、それぞれの商品の良いところをピックアップして紹介したいと思います。良くないところを伝えるタイミングを先輩に教えていただきます。(山田)

 

今日の商品研修では、メーカー、商品の良いところを見つけることを学んだ。他のメーカーと比較するときも批判的な視点で見ると、それぞれの特徴を見失う。その特徴がお客様のニーズに適っているかどうか、考えることが重要だ。私は個々の商品を見るとき、良い悪いで判断する癖がある。反省した。次回の商品研修ではメーカーの特徴を見つけながら商品を見て行きたい。お客様を想定してのロールプレイングでは、[トイレ]を担当した。アドバイザーの経験から、お客さまが良く質問される項目で質問してもらったがうまく返すことが出来なかった。私はまだ知識がないので相手の立場で考えることが、適切なアドバイスが出来る近道ではにないかと考えた。(瀧本)

 

「?」の①。リクシルは何を作っている会社? どんな商品があるの? わずかに瀧本報告書に[トイレ]があるのみ。まるっきり報告書になっていない。①学んで発見したこと。②相手に分かりやすく伝わること。基本的な二点が欠落しており。研修報告書としては失格。「?」の②。別の場所で研修を受けたかのように、内容が異なる。独自性はあってもよいが、基本は共通しているのが原則。再提出。

新入社員研修 商品-③ TOTO 平成24年4月17日(火)

商品-③ TOTO

キッチン、バス、トイレなどの商品を見ましたが、個人的には蛇口のそばのポケットが気に入りました。便器の使用水量が3,8㍑と知りびっくりしました。トイレリフォームお勧めのロールプレイングで一方的にしゃべり過ぎてしまい、お客様の要望を聞くことが出来ませんでした。いまの不自由、そして希望などを知る必要があります。お風呂イメージをパソコンで試したが、おかしな組み合わせになってしまった。想像力が乏しい? センスが悪い? お客さまが選ばれた商品を上手に生かしながら、夢がふくらむように勉強します。

(山田)

 

今日は昨日の研修の反省を踏まえてみることが出来ました。またパナソニックの商品との違いを意識しながら回りました。ロールプレイングの商品の勧め方では、アドバイザーから、①お客様に聞く、②お客様の要望は? お客様の意見から商品を導き出す、などの指導がありました。マイナス言葉をプラス言葉に置き換えるよう努めましたが、お客様の本音を引き出すのは難しかった。次回の研修ではもっとよい会話ができるように努力します。

(瀧本)

新入社員研修 商品-② パナソニック 平成24年4月16日(月)

商品-② パナソニック

キッチンやユニットバスがいっぱい展示してあり、1時間で見るように指示されたのですが途中で時間切れ。例えばキッチンでも数々の機能が備えられています。自分で見て学ぶのは大変ですが、その分だけ新しい発見があります。質問タイムでは的外れが多く、不必要なことばかり聞いたのではないかと思います。明日からもう少しまともな質問が出来るようにします。

(山田)

 

ショールームはお客様に生活のシーンをイメージしていただく場所である。私たちはより鮮明になるように手助けするのが役割である。いま何に困っているのか、どうすればもっとよくなるのか、上手に聞き出しながら話を進めていく。一方通行の説明ではお客様のイメージはふくらまない。自分でもイメージしながら進めていく必要がある。いまどうなのかも把握する必要がある。商品のよい面を多く伝えることで、お客様の役に立ちたい。

(瀧本)

新入社員研修 商品-① サンゲツ 平成24年4月13日(金)

商品-① サンゲツ

同じように見えるカーテンでもなぜ価格が違うのか、お客様に説明できる能力が求められます。その力が身に付かないと、提案することが難しいと学びました。キッチンの床を選ぶように例題を出してもらいましたが、どんな柄がいいのか、歩行感はどうなのか迷い込んでしまいました。ショールームへお客様をご案内したとき、どのようにお薦めしたらよいかなど、これから学ぶべきことばかりです。

(山田)

 

研修で注目したのは価格の差についてです。素材の違い、量販店との違い、仕上がりの違い、国産か外国産か、見る部分が多くありました。また自分がお客様に勧めるシーンを想定しながら商品を見ることが大切だと知りました。この商品を何処に使えばフィットするのか、常に考えながら生活することが、お客様への提案に繋がると分かりました。次はお客様への提案ポイントを考えながら学びます。

(瀧本)

新入社員研修 基本ー⑪「報告・連絡・相談」 平成24年4月12日(木)

⑪「報告・連絡・相談」

報告を行う場合、事実から伝える。主観を混ぜない。指示を受けるときは必ずメモを取る。5W2Hを基本とする。すぐ報告する。連絡は相手のタイミングを考える。簡潔に伝える工夫をする。相談は分からないことを聞くだけではなく、自分の考えも伝えなければ、よい結果が得られない。相手のタイミングを考えて行動する。(瀧本)

 

報告は五つに分類できるが、事実を伝えることは共通している。5W2Hを常に意識する。連絡は全員が共有するものだから正確に伝えることが大切。分かりやすく伝える。相談するときはタイミングを見計らう。資料を整えることを忘れない。(山田)

 

報告は「事実を伝える」ことがポイント。連絡は「スピードとタイミング」。相談は整理して行う。日頃よりコミュニケーション重視を心掛ける。(山元)

新入社員研修 基本ー⑩「電話の使い方」 平成24年4月11日(水)

⑩「電話の使い方」

ビジネス会話と同じように電話でも、相手にいかに分かりやすく伝えられるかが基本である。丁寧に対応したつもりでも、高齢者に伝わらないことがある。相手に応じて言葉を変えることが必要だ。分かりやすく伝えるには、簡潔にまとめなければならない。時間にコストがかかっていることを忘れてはならない。受ける場合も要約してメモをする。先輩の電話応対からも、言葉遣いを学ぶ。(瀧本)

 

大切なことははきはき話すこと、明るい声、高低で分かりやすく表現する。私ははきはき話せないので、仕事で電話をとる前に学べてよかった。声だけのやり取りなので必ずメモを忘れず、正確に記録しておきたい。「大丈夫です」のようなあいまいな表現をしないよう気をつけたい。(山田)

 

電話は声だけのコミュニケーション。相手には見えなくても元気よく笑顔の応対が大切。会社のカンバンを背負っている。声だけでなく態度も伝わる。電話は掛けるときも受けるときも、コストが発生することを自覚する。(山元)

新入社員研修 基本ー⑨「職場のエチケット・Ⅱ」 平成24年4月9日(月)

⑨「職場のエチケット・Ⅱ」

 

学んだことの一つ「自分の後始末は人にさせない。人の後始末は喜んでさせていただく」。エチケットを考える上での基本となる。何事も義務であってもよい。続けているうちに当たり前の習慣になる。そう認識した。楽しい仕事を待つのではなく、仕事を楽しいものに変える。そうすることで周りの人を巻き込み明るい会社にしていきたい。(瀧本)

 

「明元素ことば」と「暗病反ことば」の使い分けについて学んだ。明るく、元気、素直と言う言葉の括りで、自分の会話に取り入れる。今日もリーダー役を務めたが、問う、話すが的確でなく、相手が答えにくそうだった。瀧本さんは提案が上手で話しやすく聞きやすい。ただ感心するばかりでなく、自分も出来るように訓練して行きたい(山田)

 

エチケットとは[自分の後始末は人にさせない。人の後始末は喜んでさせていただく]ことだと学んだ。職場以外の世界でも基本だと受け止めた。会話では[暗病反ことば]を避けて[明元素ことば]を使うよう心掛けたい。それが相手を幸せにする。明るく、元気で、素直なことばを発することで、よい印象が得られると思う。(山元)

 

本日で基本研修の担当である1講~8講が終了した。伝える内容は変わらないが、進め方は新機軸を加えた。何事も基本は噛み砕いて具体的にすることが求められる。この部分に手抜きするとリタイアに直結する。これからはOJTなどの実践で先輩たちが基本に忠実であれば、仕事は楽しいものだと実感してくれるだろう。苦痛は何も生まない。

新入社員研修 基本ー⑧「職場のエチケット・Ⅰ」 平成24年4月9日(月)

⑧「職場のエチケット・Ⅰ」

 

「職場」という単語だけでは、社内やお客様と接する場所というイメージが強い。しかし、「エチケット」を深く考えていくと狭い範囲ではないことに及ぶ。先ず「職場」の理解について話し合う。誤りがよく理解できた。エチケットの基本は「クリーン」「セーフティ」「コミュニケーョン」「スピーディ」ある。毎日の実践での繰り返しが大切。(瀧本)

 

「職場」と「エチケット」を離して学んだ。まず「職場」とは広義の仕事をする場所、自宅を出てから戻るまで。「エチケット」は抽象的な考えしか思いつかず、機械に頼り過ぎて考えることをしなくなっていたと反省。ディズニーのコンセプト「C・S・C・S」ついてディスカッションした。会社の職場のエチケット」に繋がっている。(山元)

 

「職場」は社内のことだと思いがちだが、本当はそうではない。人と接する場所はすべて職場だと思う。場所は違っていても共通する「エチケット」は大切。四つの基本について話し合ったが、最後の一つが出てこなかった。反省。「クリーン」「セーフティ」「コミュニケーション」「スピーディ」の基本を軸に、戸別訪問活動などで生かしたい。(山田)

 

入社試験に出題したディズニーのコンセプト「C・S・C・S」を切り口としてディスカッションさせた。思いつく単語を列挙して正答に導く方法を採用した。思いがけず難渋し時間が掛かった。それでも何とか消去法で三つまで出来た。最後の一つはヒント過剰の結果による。考える習慣を持っていないから回り道をする。やがて障壁はなくなる。

新入社員研修 基本ー⑦ 「ビジネス会話」 平成24年4月5日(水)

「ビジネス会話」

 

予習して研修に臨んだ。入社して上司の話し方や振る舞いに目を向けるようになった。例えば本日の朝礼でお辞儀の動作が、本に書かれていたようにきちんと出来ていた。しっかり見ていれば自分の誤りに気付き、振る舞いを直すことが出来る。会話は電話の応対に学ぶことは多い。ビジネス会話は実際に経験しながら身に付けて行きたい。(瀧本)

 

「ビジネス会話」での学びは、新人の中で年長者であるにも拘らず、口調や言葉遣いが未熟で情けなく思った。話すときも結論に至る前置きが長く、話がまとまらない。上司・先輩は電話の応対や現場での対応もきちんとしており、さすがだと思った。この研修で自分の足りないところが実感できたので、初心に立ち戻り勉強しなおします。(山元)

 

ビジネス会話といっても特別なものではなく、相手の心を傷つけないようにコミュニケートしたらいい。状況を弁えて正しく伝わるように学びたい。研修はディスカッション形式になり、「ラジオのように切れ目なく…」と言われて焦り、うまく出来ず落ちこんだ。二回目の今日は昨日よりまとまった話が出来たと思う。会話に早く慣れたい。(山田)

 

「ビジネス会話」はⅠとⅡ、合わせて11㌻を3人に分担して進めてもらった。持ち時間は一人20分。取り上げる内容は自由とした。ポイントは三人三様で個性が見取れて結果上々。自分の考え方を自由に述べさせることで育成の要点も見えてくる。テーマによっては講義が中心になる場合もあるが、考える、まとめる、伝えるを引き出したい。

新入社員研修 基本ー⑥ 「魅力的な企業」 平成24年4月5日(水)

「魅力的な企業」

 

企業のリーダーの条件について考えた。人それぞれに物差しがあると思うが、人間力の高さが求められる。その人に人間的な魅力がないと付いていくことが難しい。頑張った分だけ報酬が得られるとあるが、金銭だけでなく他の要因が多い。間違ったら恥ずかしいとい思いがあり、発言に躊躇する場面がある。今後は積極的に取り組みたい。(山田)

 

朝礼で唱和する「魅力的な企業の条件整備」をテーマにディスカッションした。この方式は自分の意見が言えて頭に残りやすい。いい方法だと思う。リーダーは仕事が出来るだけではなく、人間力が求められると思う。その存在が働きやすい職場、誇りの持てる会社を作る。楽しく仕事をするには良いお客さまが大切だ。学びが多かった。(山元)

 

本日の研修は「魅力的な企業の条件Ⅴ」をディベートしながら学んだ。「仕事は楽しくなければならない」で良い上司や良いお客様に巡り合うこと。良いお客様は会社が見つけ出す責任があると聞き「なるほど」と思った。ディベートでは上手に質問し、話し合うことが大切だと知。そのやりとりが理解に繋がる。積極的な意見交換が出来た。(瀧本)

 

初日の「経営理念」「営業方針」の項で3㌻~5㌻は読んで復習するよう指示した。結果を確認する意図があって研修内容を振り替えた。ディベートを聞きながら、思いのほか勉強していると知った。進め方も上手だ。一方的に講義するよりははるかに理解度が早い。話しかた、問い方、聞き方は、営業活動の会話力に直結する。先が楽しみになった。

新入社員研修 基本ー⑤ 「社員心得・Ⅱ」 平成24年4月4日(水)

「社員心得・Ⅱ」

 

お客様と上手に会話を進めるために、まず常日頃話す習慣を身に付けねばならない。今日の進行役はディベート風でよい練習になった。読んだ文章を要約して相手に分かりやすく伝える、答えを導きやすい質問をする、これらのことがすべて仕事に繋がる。人間関係を良くするには、常に相手の立場になって考えることで気分よくさせる。(瀧本)

 

自分を成長させるのは自分だと再確認した。人の意見を聞く、勉強する、人のしていることを見る、周りには学べるポイントがいっぱい。どのように自分の中に落とし込むか。身体や心の健康と人間関係は近いものだと知りました。人間関係がよければ元気だし、その逆もあります。全て自分の考え方次第。私は物事をポジティブに捉えます。(山田)

 

自己啓発に取り組むことが、自分への投資になると思います。私は仕事に関連した資格を取ることを目標にします。そのためには自己管理は勿論のこと、ストレスを発散させて生活リズムを身につけることを学びました。人間関係を良くするには初心に返って身近なところから。相手の立場になって家族、会社、友人、知人、お客様へ繋がるように。(山元)

 

一方的に話しても伝わらないと時間の浪費になる。教えたつもり、分かったつもりが一番怖い。新人の特性を知るには、話をさせる、質問させる、聞かせる、まとめさせる、文章に書かせるが、回りくどいようだが有効だと思う。チャンスを与えて慣れさせることが大切だ。「国語の会話」から「算数の会話」へを話したが、うまく伝わらなかった?

新入社員研修 基本ー④ 「社員心得・Ⅰ」 平成24年4月4日(水)

「社員心得・Ⅰ」

仕事をしていく上で人の悪い部分を批判するのではなく、良いところを見つけて認めることが大切だ。苦手なお客さまでも避けていては距離が縮まらない。自分から積極的に話しかけることでよいところが見つかるかもしれない。少しでも相手を知ることを心がけ、より具体的な会話を心掛けます。あいまいなやりとりはしないようにします。(瀧本)

 

私の働く目的は、相手(お客様)を喜ばせ、笑顔が見たいからです。その目的が果たせたとき、達成感が味わえると思います。そのためには健康管理を第一とし、自ら学んで知識を増やします。聞き上手になることも大切だと学びました。私は考え方が未熟で、いろんな視点でものを見ることが出来ません。自分の頭で考える習慣を身につけます。(山田)

 

働く目的は「生きるため」に尽きます。そのためには健康であることが基本です。健康であれば仕事も出来るし、いろいろなことにチャレンジできます。今日の研修は新入社員がそれぞれテーマを受け持ち、ディスカッション方式で進められました。私は抽象的な言葉使いが多く、これから改めます。「数字で会話」が出来るよう心掛けます。(山元)

 

予習をして参加するよう指示しておいたので、それぞれ概略は理解しているという前提でテーマを担当してもらった。進め方は自由で、朗読よし、要約よし、質疑応答よし、時間は10分とした。それぞれの特性を見るには有効な方法だ。まとめ方、話の進め方、ポイントの掴み方、文章力、得意技が透けて見えた。誤らないように受け止めたい。

新入社員研修 基本ー③「営業方針」 平成24年4月3日(火)

「営業方針」

 

難しいことだが常にお客様のことを第一に考える。満足が得られないとしたことの意味が失われます。マルコシは地域のお客様との距離を縮めることを目指していると分かりました。お客様と近くなるにはどうしたらよいか、訪問?はがき? 一つ一つ経験しながら、お客様のご意見をしっかり受け止められるようになりたいと思います。(山田)

 

研修で自覚した課題の一つが数字に強くなるということです。お客様との会話、上司との会話、すべて数字が出てきます。それがこなせないと話を進められません。もう一つは要約力です。分かりやすくまとめる技術です。それが出来ないとお客様の思いを引き出すことが出来ません。迷ったとき判断する物差しは「経営理念」だと教わりました。(瀧本)

 

マルコシは「地域密着型」の営業方針で「紹介客」をつくることを柱としている。自分以外はすべてお客様という考え方が大切だ。お客様との距離を縮める営業活動を学びました。お客様の考えを引き出すヒヤリング力、考える習慣を付ける、要約力が劣っていると自覚しました。研修中に少しでもレベルアップするよう努力します。(山元)

 

話して聞かせる研修はほとんど伝わらないことがよく分かった。それは能力が低いとか稚拙だということではなく、小さいころから考える習慣を教わらなかったせいだと思いたい。辛抱強く聞き出さなければ、研修にはならない。今日は「経営理念」「営業方針」がテーマだから話すウエイトが高かった。明日からはとことん聞いてみる。

新入社員研修 基本ー②「経営理念」 平成24年4月3日(火)

「経営理念」

 

会社の経営理念を一言で表すと「幸福の一致」です。お客様と社員と会社が揃って幸せになることが目標です。私の役割は「笑顔づくり」。自然に広がる笑顔の連鎖が、やがて幸せの実現につながるのではないでしょうか。(山田)

 

研修で強く頭に残ったのは、お客様に自分の思いをどうやって伝えるか。「根」「幹」「枝」について例えられたが、混同しないように伝えることが大切だと分かりました。お客様に伝える前に自分のことに置き換えることが大切だと知った。(瀧本)

 

経営理念の「幸福の一致」は、周りの人を幸せにすることだと学びました。人を喜ばせることでお客様、会社、家族、自分の幸せにつながると分かりました。借り物ではなく自分の言葉で、しかも子どもにも分かるように要約することが求められます。頭をもっと使って「創造性」「想像力」を養うことも大切です。(山元)

 

今期の新入社員研修は、メモしたノートなど見ないで学んだと思うことを、手書きで10分以内に書くよう指示してある。後からノートを見るともっと立派なリポートが書けると思うが、写したものはさほど意味がない。やがて、きちんと聞く、考える、まとめる、書く、それらの力が身につくと、理解力が深まり、学んだことを実践で使える。

新入社員研修 基本ー①「新入社員研修の意義」 平成24年4月2日(月)

「新入社員研修の意義」

 

これまで自分が受身でいた誤りを知りました。研修をしてもらうのが当たり前、教えてもらうのが当たり前、そんなスタンスで待っていました。朝の掃除、デイリーのアンサー、質問などは当たり前ではなく、社会人としてはもっとハイレベルの行いが求められていました。初日とはいえ学生気分の抜けない自分を恥ずかしく思いました。(山田)

 

研修で話を聞くだけでは受身でしかありません。お金を払う立場からいただく立場に変わったことを自覚し、研修は何のためか考えさせられました。その意味を考えることで「やらされている」から「自ら行う」大切さを見つけようと思います。営業の仕事は地域の人と仲良くなることだと教わりました。吸収するスキルを高めていきます。(瀧本)

 

「なぜ研修を行うのか」、「なぜ掃除を毎日するのか」、意識して実践することで身につくのだと思いました。社長自身のいろいろな経験を聞く機会を得て、新入社員研修の意義、新入社員に対する思いやり、そして叱咤激励をいただきました。研修は勿論ですが、日々の仕事においても、予習、準備を怠らないようにすることも学びました。(山元)

 

初日は午前7時から午後8時まで過酷とも思えるスケジュールが詰め込まれていた。掃除、朝礼、入社式、日常業務の説明、歓迎昼食会、研修①、リポート、月例会議、日報、片付けなど、初めて体験することばかり。その上、予想を超える長丁場に戸惑ったのではないか。何はともあれ先ずやってみる、壁を超えられるかどうかは本人次第。

「商人の自己啓発」⑤ 平成23年10月4日(火)

「商人の自己啓発」⑤

半年もの長い間続けた新人研修は本日で終わり。「人は盟をかけ、志を立てるが肝要なり」。大志を持ち、商人道を外れない。禍福は人が自ら招くが大意。新人研修はもう少し続けたかったが、思い切って終了した。少しマンネリに陥った感があるので、一区切りして出直したい思いになった。基本研修に続いて「商いの基本心得」の15講座が完。

 

実は先週の全体研修から、「営業活動を考える」をテーマに講師が入川実さんの担当になった。最初は「営業」の理解について初歩的な質問から入った。何としたことか、殆んど的確に答えられない。この部分は新人研修でそれぞれが学んだはずのジャンルだ。特に新人たちは繰り返し学んで日が経っていない。発信機に問題があるのか、驚いた。

 

営業社員を育てるために戸別訪問活動をさせている。指示する方もされる方も、この活動を「受注活動」と考えているから、一向に成果が上がらない。当たり前の話だ。新人が戸別を回って註文が取れるほど甘くはないし、そういう業種ではない。目的を誤解しているから、営業は難しいという概念が固定化する。受け止め方を誤るとそうなる。

 

遅まきながら視点を変え、先日のチャリティ講演会の狙いを聞いた。残念ながら正答は得られなかった。あのイベントが商売の基礎になるお客さま創りの一環であるとは思いもよらなかったようだ。研修というものはボタンを掛け違えるととんでもない間違いを生む。ビジネスも同じ。そこから迷路に入ると出口が見つからなくなる。自省・自戒。

「商人の自己啓発」⑤ーB 平成23年9月20日(火)

「商人の自己啓発」⑤ーB

前講の宿題「改善しなければならい自分と仲間の課題」について、今回は一覧にしてもらったからホワイトボードに書き出す時間も不要で分かりやすい。小さなことだけどそれだけ進歩したことになる。性急に求めてもそう簡単に結果は得られない。求める課題ももう少し具体的にしないと、それぞれが自己流に解釈し、とんちんかんな回答になる。

 

それぞれ5個ずつ求めたが、空欄はいただけない。前回の研修から中4日あったのだから、相手を観察する時間、頭をひねる時間はあったはずだ。表現力が幼く、しかもネガティブだ。求めたのはビジネスで「改善しなければならない課題」だから、「声が小さい」は「声を大きくして欲しい」と書くべきだし、性格に関するものは変えようがない。

 

文言は拙くても発表や相手の評価は具体的でないと伝わらない。何事もあいまいにすれば穏やかに感じる。同じ口調でも具体的になれば厳しく受け止められる。ビジネスマンの研修だから、問題点を改善するためにどうすればよいか、具体的な意見交換がないと意味がない。仮に頭で理解できたとしても、実践は言葉ほど簡単ではない。

 

それぞれの生活を維持するためには、自分の役割を果たさなければビジネスは成り立たない。いつまでも会社や他の社員に「依存」していては、足手まといになる。最優先で問題点を改善し、社員として「自立」する心構えが求められる。「自分は頭が悪い」といって笑い飛ばす立場にはない。一つ一つ指摘は的を射ている。素直に受容できるか。

「商人の自己啓発」④ーA 平成23年9月13日(火)

「商人の自己啓発」④ーA

前講の宿題とした「自分の売り(長所)」「仲間の売り」五つずつ発表してもらった。まとめてコピーしておけば、ホワイトボードに書かなくても済む。その間ムダナ時間を費やさなくて済む。①自分が認識している自分。②他人が認識している自分。③ほんとうの自分。3人の自分がいることを自覚すれば、ほんとうの自分の良さを見つけやすい。

 

全体の発表が終わって感想を述べてもらった。「根性がある」と自認し、他に認知してもらったとしても、「根性」という言葉の理解がなければ役に立たない。質問を受けたとき「このような場面で自分の『根性』を自覚した」「あの場面で『根性』の凄さを知った」など説明が出来ればよい。キチンと詰めておかないと、課題を残したままになる。

 

あれこれ迷走しながら、やっと「商人の自己啓発」④の入り口に辿り着いた。まずお題の「人びと西に走らば、我は東に向かう」の商人訓と現代訳の朗読。たかが朗読ではあるが、相当読み込んでおかないと聞く人に伝わらない。講師が読んで解説すれば簡単だが、それでは伝わらないし理解も得られない。面倒がらずに時間を掛ける積もりだ。

 

結局、「歴史に見る騒乱の教訓」と「利運に向かうとき、勝ちに乗じるな」の途中で時間が来てしまった。感情的で底の浅い意見ほど、失敗のもとになる。対処法を誤れば付和雷同し失敗する。問題はどう対処するか、理解度を測った。正解に辿り着けないうちに時間になった。次の宿題は「改善しなければならない自分と仲間の課題」。どうなるか!

「商人の自己啓発」④ 平成23年9月6日(火)

「商人の自己啓発」④

週二回を予定している新人研修「商いの基本姿勢」④が、巡りあわせ悪く8回も飛んでしまった。お盆休み、会議、出張など、滅多にない重なりのせいである。本日のタイトルは「人びと西に走らば、我は東に向かう」の予定だったが入り口でストップしたまま終わった。研修を理解するため導入部で「パックはがき」の評価を三人に求めた。

 

残念ながら狙いが伝わっておらず、出来栄えの評価も的を射ることはできなかった。優先順位の認識がなく、単に絵と文字を並べたに過ぎない。これではお客様の心を掴むことは出来ない。①誰が売るのか。②何の為に売るのか。③何を売るのか。大切な芯を通しておかなければ、単純に作っただけ、出しただけ、検証もしないで終わる。

 

さらに時間が必要だったのは「マルコシにしかないもの」ついて尋ねたが、迷走を繰り返すばかりで正答に近づけない。キャッチコピーや活動など、どこにでもあるものばかり返ってくる。やっと「社員」が出てきた。答えを教えるのは簡単だが、それでは研修の意味がない。人財の育成には程遠い。それも社員という大枠ではなく、一人ひとり。

 

「自分の売り」「仲間の売り」になると、これまたさっぱり前に進まない。やむを得ずそれぞれ5個ずつ、次回の宿題とした。またマルコシの戦略は「売る」か「売れるか」、どちらに進むのが正しいか、ここでまたまた行き詰った。単純な質問だが、一度や二度では伝わらないと知った。国旗掲揚日、24節気など遠い話に過ぎない。そんなものだ。

「商人の基本心得]箴言集その③ 平成23年8月19日(金)

「商人の基本心得]箴言集その③

本日は私が午後6時から呉市に出向くため休講にします。

これまで学んだことを復習してください。

 

①「良薬口に苦く、金言耳に逆らう」

  • 主人に諫言する家来あれば 家治まる。
  • 苦情、小言は宝の山、ひとつずつ処理すれば、知識となり、知恵となり、アイデアとなる。

 

②「商人は蟻のごとくつとむべし」

  • 蟻は正しく義のある虫なり。日々コツコツ働き、冬の蓄えとする。また、おのれひとりの食とせず、穴に住まいする衆と共にす。故に虫へんに義の字を添えたり。
  • 商売は一生懸命取り組めば、自然とやさしくなり、いい加減に取り組めば難しくなる。

 

③「鈍刀、骨を切るということあり」

  • 鈍刀はまともでは骨が切れぬ。鈍刀のくせ、特徴を見極め、心を静めて切ると骨まで切れる。
  • 才子 才に倒れる。鈍才は秀才になれぬものの、天才になれる。

 

④「商いは草の種、人に先んずる」

  • 商いのタネはいくらでもある。人より先んずる知恵で競い合うこと。
  • 時代の変化、大衆の好みの変化に応じ、少し先を見る知恵を働かすこと。

次回、箴言集①から③の学びを発表してください。

「商人の基本心得]箴言集その② 平成23年8月12日(金)

「商人の基本心得]箴言集その②

 

お盆休み前なので今日の新人研修をどうするか、参加者に考え方を問うた。2対1で休ませてほしいとの要望。これで2回連続休講となった。明日から休みと思えばすることもあるだろう。了承した。箴言集を復習。

 

①「お得意は仏壇に入れて拝むべし」

  • 商人にとっては日々のお客様、お得意様こそが真の守り神、生きた福の神というものである。
  • 大黒は色黒く丈低し。着飾ることなく片時も驕り高ぶることなく、無駄遣いせず、あらゆる職分を差別することなく接するが大切、また米を第一にせよとの教えなり。

 

②「わずかの得意なりとも粗略にすべからず」

  • 小口商いを馬鹿し、愛嬌を欠くは、店がさびれる元となることを知らねばならない。
  • 美服なるお客様にはバッタのごとく頭を下げ、粗服なるお客様には傲慢たる態度、商人としてもっとも恥ずべき行為なり。

 

③[商人は気ながく、人相柔和なるがよし]

  • 気ながく腹立てず心を丸くして、お客さま第一義と考えるが接客の極意なり。
  • お客様は無理を言うもの。無理を受け止められる心の余裕を持つは百両に値する。

 

④「京にいれば京の心にて勤むべし」

  • 丁寧で柔和な京都、損を見切る大胆な江戸、自他とも立つ男気な大阪。三者の長所をあわせ持つが賢者なり。
  • 京にては京の心にて勤むべし。ただし他の京商人と違った知恵を出さねば大成功はなし。

「商人の基本心得]箴言集その① 平成23年8月9日(火)

「商人の基本心得]箴言集その①

 

本日は光田さんが現場作業延長のため帰社できず、研修は三人揃うことが前提なのでお休みにした。箴言集を復習。

 

①「商人の守るべきは謙の一字なり」

・武士は「剣」の道をきわめている。商人は「謙」の道をきわめている。

・お客様のために、世の中のためにを追及した結果生まれた世界初の商法。薄利多売の商法、定価販売、産直販売、安売り、月賦販売、広告による大量販売、先用後利販売。

 

②「売って悦び、買って喜ぶようにすべし」

・売って悦び、買って喜ぶようにすべし。売って悦び買って喜ばざるは道にあらず。

・商売下手は商人の恥なり。ただ努力するだけではダメ。常に工夫し、知恵を働かせることこそ、商人の心なり。

③「売利を得るは商人の道なり」

・細工人が工賃を、農民が耕作料を、商人が利益を受けるは当然の報酬なり。

・お客様第一主義→お客様第一義。

④[下の歪める所には屏風は立たぬ]

・下の歪める所に屏風は立たぬ。道理に合わぬ利益をむさぼる勿れ。

・カネへんの商売人、モノへんの商売人、ヒトへんの商売人。

⑤「世渡りは、傘(からかさ)のごとくすべし」

・周囲の変化に合わせ自在になる傘のごときが、商売人の知恵なり。

・腹八分に医者いらず。月なら十三夜。何事も七、八分にてやめるがよし。

「商人の自己啓発」③-後 平成23年8月5日(金)

「商人の自己啓発」③-後

 

『商いは草の種、人に先んずる』

 

立秋を目前にしながら暑い日が続いている。研修は午後6時からだが、部屋の中でも汗が吹き出る。エアコンは動いていない。きっと気を使ってくれているのだろう。申し訳ないが冷房を受け付けない身としては、知らんふりをして汗を流している。暑いのに細かいことをくどくど言われるから、いい加減に嫌気がさしているのではないか。

 

前回から人に伝える力を養ってもらうために、章句ごとにリーダーをしてもらっている。そのせいもあって各駅停車となる。朗読の後、学んだことを伝え、ポイントを聞き回している。テキストから答を探そうとする習慣があるから、一つ一つが飾り物のありきたりの言葉になる。何とかして自分の頭で考えた回答を引き出そうと試みている。

 

「商いは飽きないなり」の言葉は難しい。その意味はテキストにも記載されているが、なかなか辿り着けない。講義をしながら解説をしていけば、ストップすることなくスムーズに進む。それでは研修の意味がない。何となく分かったつもりでいても、実際は理解されていない。一つでもいいから腑に落としてほしいが、こちらが未熟なのだろう。

 

「他人の商売を羨ましく思う前に、自分の商売を大切にして一生懸命働く」が答えであるが、抽象的で言葉の意味も伝えられない。「多くの商人は知っていても実行しない」とテキストは教えるが、それ以前の段階で止まっている。知識は持っているのに、組み立て力が弱いとまとめられない。

「商人の自己啓発」③-前 平成23年8月2日(火)

「商人の自己啓発」③-前

 

『商いは草の種、人に先んずる』

 

江戸の商人は「商売下手は恥」とする考え方を持っていた。それは商人として「知恵が足りない」証拠、「努力していない」証拠だと受け止めていた。「勤勉」だけでは足りず、「商売上手になるために励む」ことが一人前になるためには欠かせないからだ。そこから生み出されたのが「闘智の商法」というわけだ。(商家心得草・著者、出版年月不明)

 

「闘智」とは知恵・才覚をもって競り合うということだ。知恵を働かせ、工夫し、さらに人に先んずることが大切と説いている。商売はいつの時代でも草の種のようにいくらでもある。お金がないこと、不景気など嘆くなと勇気付けている。「商いのタネはいくらでもある。人より先んずる知恵で競い合え」と教えている。人のせいにしてはいけない。

 

研修を受けて分かったつもりでいても、実際は何もできないことが多い。現実にはすぐ忘れてしまう。お客様に対してキチンと話ができ、思いを伝える方法は頭では分かるが実践できない。やる気がないのではなく、実践する順序が分からないのだ。もちろん個人差はある。打てばすぐ響く人、右から左へ抜ける人、受け付けない人、さまざまだ。

 

それを「いまどきの若者は…」と嘆いても責めても、何一つ成就しない。時間は掛かるが分かって貰わなければ、徒労に終わる。それぞれが優れた才能を持っていると信じて進めている。先週の「てんびんの詩」の理解度テスト、ビデオ製作の意図までディスカッションで到達できた。

「商人の自己啓発」② 平成23年7月22日(金)

「商人の自己啓発」②

 

『鈍刀 骨を切るということあり』

 

研修成果がもう一つということもあり、前回から少しずつ切り口を変えている。人間は生きている限り働き続けなければならない。辛いときも嫌なときもあると思うが、どうせなら楽しく働く。それには学び続けることが大切。方法は自らを磨き続けることしかない。あくまでも勉強は自分のためにしている。最初に研修の意味を砕いて伝えた。

 

身近な情報の感知、習得、人に伝える要約力など、実践を通じて学んでもらった。個人差もあり簡単ではないが、やってもらうしかない。戸惑いも多かったと思うが、こなしながら慣れるのがよい。研修報告書が形骸化していることを指摘し、学んだことを具体的に記録することを求めた。三者三様の報告書を読み、一歩前進だと受け止めている。

 

よく理解しないで語りすぎると、それぞれわき道へ逸れ始める。これではお客様の頭は混乱し、商談はリズムに乗れない。前に進めない。世の中のことに無関心だから的確に答えられないことは知りつつ、Q&Aを繰り返しながら理解を求めている。陰日なたなく愚直に努力すれば、いつの日か必ず報われると分かっても、辛抱できないのが普通。

 

「鈍刀はまともでは骨を切れぬ。鈍刀のくせ、特徴を見極め、心を静め切ると骨まで切れる」。「才子、才に倒れる。鈍才は秀才にはなれぬものの、努力の天才にはなれる」。相当の予習をしておかないと、テキストの内容は伝え切れない。講師は誰よりも謙虚に学べと天の声が聞こえる。

「商人の自己啓発」① 平成23年7月19日(火)

「商人の自己啓発」①

 

『商人は蟻のごとくつとむべし』

 

第一部「商いの基本心得」、第二部「商いの基本姿勢続いて、第三部「商人の自己啓発」に入った。本日の研修ポイントは「蟻は正しく義のある虫なり。日々コツコツと働き、冬の貯えとする。また、おのれひとりの食とせず、穴に住まいする衆と共にす。故に虫へんに義の字を添えたり」(渡世肝要記)。文化4年(1807)版の商人心得書。

 

もう一つのポイントは「商売は一生懸命取り組めば自然とやさしくなり、いい加減に取り組めば難しくなる」。さらに「利益を独り占めにしないで他の人たちにも与える。他人を損させないように努める。さらに約束は必ず守る。このことは神仏に誓って守る」ことについて事例をそれぞれに求めた。生ぬるいようだが、一方的に伝えるよりましだ。

 

下請けを叩かないこと。現場で手待ち、手戻りをさせないように心掛けること。一日の計画を正しく立て人に迷惑を掛けないこと。などの返答があった。質問に対してはテキストを見るな。答えはない。自分の頭で考えろ、間違ってもよいというのだが、どこかで引っかかる。思考回路の整理が必要だが、粘り強くの気持ちを大切にしている。

 

森信三先生は「教育とは流水に文字を書くような果てないものである。だが、それを巌壁に刻むような真剣さで取り組まねばならぬ」と教えられる。企業の盛衰は人財にありといわれるがその通りで、育ってもらわなければ、明日はない。血圧は上がりっ放しだが、それは己の未熟のせいだ。

「商いの基本姿勢」⑤ 平成23年7月15日(金)

「商いの基本姿勢」⑤

 

『良薬口に苦く 金言耳に逆らう』

 

研修は心を込めて進めているが、どれだけ理解を得られるかは受信機次第。といって相手のせいにするのは無責任の謗りを受ける。相手が三人三様だけに、これまでになく勉強になる。一方的に伝えるだけでは、ほとんど役に立たない。いろいろな事態を想定しながら、立場を変えてQ&Aで進めているが、さてどのように学んでもらえるか。

 

テーマを設定し説明してもらった。今回は「アルボラ活動」について。お客様の質問に答える形に加え、他の二人に一問ずつの問い掛け。それをベースに数字を入れた解説をし、再度より具体的に説明してもらった。数字はメモさせているが、具体的に取り入れるまでには至っていない。これも訓練だから回を重ねれば、出来るものは出来るようになる。

 

テーマにしたがって「器量」と「才覚」について具体例を上げながら解説した。さらに「クレーム」と「トラブル」の違いに踏み込んだが、深められたかどうか。対処法について質問をしてまとめた。この辺りは理解が進んでいる。①素直に認める、②即、行動する、③満足を得る。満足とは何か、については正答を得た。

 

クレームについては、①まったく気付かない、②気付いても放置する、③正しく対処する、三つに色分けされた。質問し、答えを得ながらまとめる方式は、3人の能力や理解力が見えて次の対処法が得られる。クレームは相手のせいにしない、一歩先を行く大切さに念を押した。

「商いの基本姿勢」④ 平成23年7月12日(火)

「商いの基本姿勢」④

 

『京にいれば今日の心にて勤むべし』

 

少しずつ意識的に研修の内容を変えながら進めている。現実の問題として研修の成果が、どこかに見えてこなければ時間を使っている意味がなくなる。光田さんには経営者としての自覚と考え方、大久保さんには年齢的にやり直しが効かないので中堅社員としての基本姿勢、佐々木くんにはビジネスマンとしての心構え、を同時進行と欲張っている。

 

事例と数字を交えながらの研修だから、受け止める立場の能力次第で成果は変わる。竹の子学園と同様に複々式授業のようなものだから、同じテーマでもそれぞれに理解できることが前提となる。社風や地域に合わせた商売の進め方について質問しながら、その回答をベースにしている。経験や知識に差が出て当たり前だが、基本はすべて同じだ。

 

佐々木くんには自主性を尊重したいが、それでは周囲と融合できない部分が増えてくる。誰にでも出来るささやかな積み重ねの自覚がないと一歩も前に進まない。ともかくやらせてみるしかない。「花の管理」について意見を交換したが、好き嫌いは別問題で仕事だからしっかり取り組むこと。お客様から信頼を得るには数字で語る能力が求められる。

 

地域のことを数字で把握する。論理的思考で伝える。落合や口田についても、文化や歴史を学んでおくと商売に強くなれる。基本的には競合対策を議論するよりも、競合しない世界を創り出す方が早い。競合対策は①商売を放棄するか。②相手の値段に合わせるか。③こちらの値段で売るか。④放棄するか。

「商いの基本姿勢」③ 平成23年7月8日(金)

「商いの基本姿勢」③

 

『商人は気ながく、人相柔和なるがよし』

 

研修のプログラムを進めるのは簡単だが、相手の理解が得られたかどうかを確かめるのは難しい。分からなければそれなりに対処の方法がある。分かったかどうか判定できないのがいちばん困る。光田さんが研修に加わるようになって少し進め方を変えた。「答え」を与えないで導くようにしたこと。この方法なら理解度やレベルが見える。

 

まず前回の復習をまとめてもらった。佐々木くんからスタート。実際にこのような場合、不意打ちだから当事者は大変だ。しどろもどろでも全員やってもらう。要約力、言語力、概念化能力などが見えてくる。続いて松本龍・大臣の辞任の弁の中から「粗にして野ではあるが卑ではない」の解説を求めたが、残念ながら誰も知らなかった。

 

今回のトップバッターは光田さん。「商人訓」と「現代訳」を読んで問題提起してもらった。「柔和な人相を保つには、笑顔のあいさつが必要だ」。間違いではないが食い足りない。あらためて問うた。柔和な笑顔を何が邪魔をしているのか。三つのポイントを探った。相次いで言葉が出るようになり、片っ端から書いていった。

 

答えは「怒らない。恨まない」(瞋恚)、「欲張らない、むさぼらない」(貪欲)、「なきごと、不平・不満」(愚痴)の三つ。仏教の教えにもあるが、少しでもそのような生き方をしようと心掛ければ道が開ける。時間は掛かるが大抵の答えにたどり着くことが出来る。答えは自分で探し出せばよい。すと。

「商いの基本姿勢」② 平成23年7月5日(火)

「商いの基本姿勢」②

 

『わずかの得意なりとも、粗略にすべからず』

 

研修担当をしてよかったなと思うのは、①人を育てる志は天の意。②自己研鑽の最高の教師。この二点です。人を育てるのは企業の責任です。それも企業のためではなく、社員の人生に利することが原則です。自分の至らざるを知り、かつ自分を磨く教師はなかなか得られるものではありません。ところが研修はテキストをはじめすべてが教師です。

 

江戸時代の商売テキストのどれを開いても「わずかな得意なりとも、粗略に致すべからず」と教えている。商いの額にかかわらず、すべてのお客様を大切にする。それはごく当たり前のことですが、現実にはどうですか。接客心得第一条を正しく理解しているか、さらに実践しているかとなると「?」が現実です。理解し、かつ実践する。続ける。

 

「小さき御得意様衆、かえって大切に致すべきこと」とある。小さき御得意様には二つの意味がある。一つは小口のお客さま、もう一つは子どものお客様、年寄りのお客様を指している。人間の本性として粗末にしがちだが、理解し、実践することで競争に勝たねばならない。売上を得るにはすべての御得意様を大切にすることがベストの方法だ。

 

「三越の小僧読本」には『美服なるお客様にはバッタの如く頭を下げ、粗福なるお客様には傲慢たる態度、商人としてもっとも恥じるべき行為なり』とある。無意識に日々繰り返してはいないか、研修の都度、自省・自戒している。

「商いの基本姿勢」① 平成23年7月1日(金)

「商いの基本姿勢」①

 

『お得意は仏壇に入れて拝むべし』

 

「お客様とは自分以外のすべての人」という共通認識を持たなくては、お得意は仏壇に入れて拝むという意味が理解できない。かつて「会う人すべて福の神」と教わったことがあるが、その意味はよく理解できるものの実践は難しいの一語に尽きる。「福の神」に対して嫌な言葉は吐けないし、悪い顔も出来ない。福の神には笑顔で対応するのが礼儀。

 

「福の神」なら「大黒様」をイメージする。その大黒様を出窓に祀っている。といっても像を置いているだけ…。残念なことに毎日その前を通っているのに、誰も気付かない。テキストには大黒様のイラストも掲載され、役割りの解説も詳しく記述してある。研修に大きな期待を掛けてはいけないと思うものの、そう淡々としている訳にはいかない。

 

江戸時代の商人たちは「勤勉」「忍耐」「謙虚」を商人心得としていたが、その三つの心得を目に見える形にしたものが大黒様である。言葉はさらに噛み砕かなくては行動に移せない。一つ一つ聞いていく。誰にでも分かる言葉に導く。「勤勉」=手抜きしないこと。「忍耐」=わがままを言わないこと。謙虚=相手の立場になって考えること。

 

「大黒は色黒く、丈低し。手に財宝袋と打ち出の小槌。着飾ることなく、片時も傲り高ぶることなく、無駄遣いせず、あらゆる職分を差別することなく接するが大切。また米を第一の宝とせよとの教えなり」。大黒様は大国主命(おおくにぬしのみこと)の像と伝えられる。教えは伝わっているか。

「商人の心得」⑤後半 平成23年6月29日(火)

「商人の心得」⑤後半

 

『世渡りは傘の如くすべし』

 

今回から研修社員の光田大蔵さんが加わった。一人増えれば異なる個性の出会いがあるので、研修担当としては歓迎している。前回は冒頭の「…運よきときは開き、運よからぬときはしぼめるがよし」と傘商法のよさを説いている。運を自覚していれば活用の方法があるけれども、何も知らないでは傘商法も役に立たない。

 

運のよいとき具体的に何をすればいいか、また運の悪いときはどうしたらいいのか。そこがはっきりしないと何も見えてこない。ついているときは積極的にお客さまに提案するというが、それは単なる手法の問題でしかない。果たして提案させていただくお客様はあるか。お客様がなければお客様を探す。数字の目標を決めて先ず達成。それからだ。

 

ツイテイルときが分かればこれほど強い味方はない。今日の自分はついているかどうか確かめる。その上で一日の行動を決めれば成果も上がりやすい。どうやって知るか。簡単な方法で集計して平均値を出し、一旦その平均値をラインとして、仮に「ついている」「ついていない」を判断する。ツキの研究などはポジティブだから、それだけでもプラス。

 

ツイていないとすればツキを呼び込む努力をする。テキストのまとめに「驕りからくる失敗を戒める」とある。お互いに生身だからいつ何があるか分からない。謙虚でありたいものだ。研修では形骸化しないように、言葉はとことん噛み砕く、そして正しく相手に伝える。

「商人の心得」⑤前半 平成23年6月24日(金)

「商人の心得」⑤前半

『世渡りは傘の如くすべし』

 

「世渡りは傘の如くすべし。運よき時は開き、運よからぬときはしぼめるがよし。時節を知りて、進むべきときは進み、退くべきときに退くを賢き人といふなり」(『商人生業鑑(あきんどなりわいかがみ)』)。研修なるものは簡単ではないとつくづく感じている。スケジュールをこなすだけなら簡単だけど、戦力に育てるのは簡単ではないと悟る。

 

今日の心得の前半は「運よきときは開き…」で躓いた。積極的な営業展開と「ツキ」は無縁のものではない。運よきときとはどんなときなのか、そこを知らなければ人生は開けてこない。それぞれに自分が感じる「運」を月単位で聞いた。大久保10日、佐々木7日、運が悪いと感じたとはそれぞれ10日、これでは人生に勝てない。

 

大久保10勝10敗5引き分け、佐々木7勝10敗13引き分け。これではいっぱいいる15勝15敗に勝てない。何よりも誰もが15勝出来るとチャンスがあるというポジティブ意識を持たせる。そこからが勝負だ。加えて知らないことを知ったかぶりする癖を直す。そこからもう一度やり直しと決めた。その覚悟が前に進ませなかった。

 

仕事をしていく上で何が大切かと聞いたら「基本の積み重ね」という答だった。大正解である。ただし「基本」とは何かの質問で止まった。「積み重ね」とは何を指すのか。この答が出なければ前に行けない。予習がキチンと出来ていないと、いつまでも前に進めない。

「商人の心得」④ 平成23年6月21日(火)

「商人の心得」④

『下の歪める所には屏風は立たぬ』

 

新人研修は毎週火曜日と金曜日の午後6時から行っている。対象は新卒の佐々木くん、中途採用の大久保くんの2名だが、来週から「夢工房・だいあん」の修行社員が1名加わる。新人研修は「人としてあるべき姿、ビジネスマンとしての基本」をテーマにしている。従って俗に言うハウツウは除外している。大きな声をしないで穏やかに進めている。

 

毎回、研修報告書を提出してもらっているが、①教わったこと、②学んだこと、③これから為すべきこと。書式は自由だが、この三つの要素がキチンとまとめられていると嬉しい。テキストは江戸時代の商人訓から編集しているが、それを会社の実践に置き換えて伝えている。マルコシ商法の憲法といえるようなものだ。難しいが理解してほしい。

 

今回は「利益」の考え方と経済用語の理解を求めた。仕事の基本的考え方としては、人偏の商売に特化し、金偏、もの偏の商売はしないことを、繰り返し事例を挙げながら伝えた。同時に地域のリーディングカンパニーとしての責任を果たすことも理解を求めた。簡単に理解できるとは期待していないが、いろんな事象に遭遇したとき必ず役立つ。

 

学びは予習が命だ。予習をしていなければ大抵の場合、一方通行に終わってしまう。席を立った途端、何処かへ飛んでしまう。研修報告書を読みながら記述が正しいとほっとする。この時点で間違っていれば頭には残っていない。そんなもんだと続けているが、会社の役に立たねば無価値。ない

「商人の心得」③ 売利を得るは… 平成23年6月7日(火)

「商人の心得」③ 売利を得るは…

『売利を得るは商人の道なり』

 

予習をキチンと済ませて研修に参加するように言っているが、残念ながら今回も予習していない。予習しなければならないような教育を受けていないから無理もないが、月謝を払って勉強するのではない。給料を受けながら学ぶのだから甘やかす訳にはいかない。このように書けば厳しい研修と思いがちだが、決してそうではない。ごく普通だ。

 

大学と違うところは具体的な回答を求めるし、受け売りは通用しない。商人が商いで利益を得るのは当然のことで、商人が商いで利益を得ることはすべて認められている。利益を上げることこそが商人の道、務めというものである。損をしてまで売るのは商人ではないし、それは正しいことではない。その理をどうやって理解させるか、が課題だ。

 

江戸時代の町人学者・西川如見の『町人嚢』や、石田梅岩の提唱する『石田心学』などから学んでいる。さほど難しい勉強ではないが、頭が既成概念で凝り固まっているととんでもない方向に進む。お客様に接する場面や日頃の行動の中から、商いの真髄を伝えようとするが一筋縄ではいかない。しかし、諦めてはいけない。辛抱がどちらも大切。

 

自分の利益を考える前にお客様の利益を考え、お客様の役に立つことをするというのが『お客様第一義』の理。と言って損をすることではない、お客様の言いなりになることでもない。このあたりの違いは難しいと思うが、キチンと頭の整理をしないと前に進めない。次の予習が出来るか。

「商人の心得」② 売って悦び… 平成23年6月3日(金)

「商人の心得」② 売って悦び…

 

『売って悦び,買いて喜ぶようにすべし』

 

研修に入る前に「考え方の異なるものは排除せよ」(ジャック・ウェルチ)を紹介し、解説した。社員が組織の価値をどれだけ実践しているか。組織の「価値」とは、企業が社員に望んでいる戦略目標にリンクした「行動」である。

 

新卒と中途採用それぞれ1名が参加しているが、対話スタイルの研修を目指している。成果を上げるには、予習が前提となる。一応はしているようだが、適当で浅すぎる。だから対話が続かないし、深くならない。今回の教訓は「売って悦び、買いて喜ぶようにすべし」。通り一遍の予習ではQ&Aにならない。考える習慣をつけるのは簡単ではない。

 

お客様の満足とは何か、を具体的に知らなければ前に進めない。お客様と仲良くなれないとき、仕事が停滞するとき、大抵の場合、相手のせいにする。それではいつまでも成長しないし、失敗が学習に繋がらない。商売が下手なのは自分の知恵が足りない、努力が間違っていると気付けば、その価値は百万両。努力するだけではダメ。知恵を働かせる。

 

根性主義は精神主義で事足りれば、こんな易しいことはない。もちろん根性は必要だが、それだけでは今の人たちは続かない。なによりも具体的な道を示すことが欠かせない。予習の仕方や視点を理解させないと、時間がもったいないし、何よりも理解につながらない。せっかくの人生だから、自分の能力の限界を知ることが大切だ。まず「行う」こと。

「商人の心得」① 平成23年5月31日(火)

「商人の心得」①

 

『商人の守るべきは、謙の一字なり』

 

ビジネスマンとして具体的な研修に入ったが、予習が十分でなく残念ながら成果が得られなかった。次回に期待する。テキストをよく読み込み、分からないところは調べ、分かるところと分からないところははっきりして参加する責任が新人にはある。分からないところがあいまいのままだったら、土台のない建物と同じで研修の意味がなくなる。

 

「元禄の花見酒経済」と「享保の改革」を少し予習していれば、江戸商人の誇り高い商売の片鱗くらいは理解できる。なぜ江戸の中期に「お客様のために、世のために…」を追求する中で世界初の新しい商法が生まれたのか、それを知るだけでも現在の厳しさに対処する覚悟も決まる。怒鳴りはしないが、求めるものは更に厳しくなる。

 

さほど難しいわけではないが、仕事に対する取り組み姿勢をしっかり整え、予習を普通にやっていれば間に合う。しかし、その普通が簡単ではない。原理原則、常識は「三歳の童子もこれを知れども、八十翁にして行い難し」、知っていても行うことは難しい。それ以前に知らなければ、行うどころか話にならない。まず学ぶ習慣を身につけること。

 

大久保社員はそれなりに予習をしていた。研修担当としては大いに助かった。どちらもぽかんとしていたら大きな声も出るところだ。7月からは預かり社員が1名加わる。別の視点で一緒に学べることを楽しみにしている。研修は時間つぶしではない。そのことを肝に銘じてもらいたい。

自分史を語る 平成23年5月24日(火)

自分史を語る

今年は新卒1名、中途採用1名、計2名を採用したが、基本研修・商品研修を終えて、これからビジネスマンとしてどう生きるかを学ぶ。教える方はともかく、教わる立場では「今日も研修か、いい加減にしてよ」という思いが生まれるかもしれない。無理もないところだが、適当な研修は身に付かない。強制はいつの間にか血肉となる。

 

研修を担当する立場としては受講する二人の生い立ちや考え方、生き方を知っておくと効果を上げやすい。第1回は「自分史を語る」と題して①生まれから学校を終えるまで、②就職するまで、③就職して気付いたこと、将来のことなど話してもらった。各パートの発表を10分、質問を3分と設定し、78分を予定して進めた。

 

驚いたことに二人とも予告なしのテーマにも関わらず、予期していたかのごとくキチンとまとめた。話のかぶり、無用な接続詞、不愉快な言葉遣いもなくよかった。相対しているためキチンと相手を見て話し、頷いていたのはこれから役に立つ。話しかた訓練と伝えてあるので意識したと思うが二人とも合格点だった。

 

考えていることを相手に正しく伝え、かつ納得いただくにはそれなりの技術が要る。大抵のトラブルは言葉遣いから発生する小さな感情のもつれから生まれる。表情や態度が相手に与えるインパクトは大きく、言葉はさらに大きな役割を持つ。これから15回にわたって具体的事例を交えながら進めて行きたい。しっかり予習するよう指示した。

大声で叱咤 平成23年4月6日(水)

大声で叱咤

本日第一講が「ビジネス会話・Ⅰ」、第二講は「ビジネス会話・Ⅱ」。このあたりになると理念や方針とは違い具体的になるから受ける側も簡単ではない。いつもゼロからスタートと考えているから、少々のことは見過ごしている。しかし、もっとも基本的なことは、くどいくらい繰り返し、時には叱咤することがある。ひかえるようにはしているが…。

 

ビジネスに必要な話し方がどの程度できるか、実際に試さないと把握できない。導入部として「囲炉裏テーブル」をお客様にお勧めするよう指示した。最初に価格を質問したが、当てずっぽうに○○円との回答。間違いは構わないが、いい加減では仕事にならない。商品を知るヒントを繰り返し与えたが、さっぱり感知しない。そこで大声を一発。

 

ビジネス会話・Ⅰでは、①声と口調、②言葉遣い、③あいさつ、④返事、⑥流行語、⑦依頼、⑧断り方、⑨「ハイ」の使い方、⑩聞くとき、⑪答えるとき、⑫注意するとき、⑬謝るとき、⑭報告するとき、⑮反論するとき。それぞれのシーンにおける言葉遣いについて朗読してもらい、ポイントでは質問した。簡単に実践は難しいが、先ずやる。

 

ビジネス会話・Ⅱでは、①話しかた、②口癖、③発音、④聞き上手、⑤話材、⑥目力、⑦雑談、⑧ユーモア、⑨感謝など30項目を伝えたが、聞くほうはちんぷんかんぷんだと思う。この程度のことは常識という考え方もあるだろうが、それは甘いというもの。家庭でも学校でも社会でもほとんど基本はなおざりにされている。何事も一からと考える方が正しい。

少しほぐれたようだ 平成23年4月5日(火)

少しほぐれたようだ

こちらはなるべく親しみやすくと考えても、新人たちからみればそれなりのプレッシャーはあろう。それを解消するためにへらへらしておもねっても始まらない。会社は厳然たる縦社会であり、何が何でも会社の企業理念に従ってもらわなくては成り立たない。新人研修は昨日からスタートしたが、二日目の今日は少し予習をしてきたようだ。

 

慣れたせいもあろうが、その分だけ流れが良くなった。今日のテーマは『新入社員基本心得』。社会人、ビジネスマンとしては当たり前のことを理解してもらう。①働く目的、②仕事に全力投球、③けじめを付ける、④人間関係に分類。テキストは15年前にまとめた自前のテキストだけに、表現が未熟な箇所が多い。しかし、Q&Aには最適だ。

 

働く目的では「お金を得て豊な暮らしをする」を一番の正解とした。豊かな暮らしは贅沢とは違う。格好をつけても仕方がない。お金がなければ生きてはいけない。一度便利さを経験したら、その呪縛から逃れることはできない。仕事の項目では「好きな仕事はない。自分で仕事を好きになるしか道はない」と伝えたが、うまく届いたかどうか。

 

1日二講で正味75分x2=150分だが、受ける方は簡単ではない。それぞれの考えを求めながら、企業理念に沿った答えを伝えている。小学校4年生に理解できる言葉を使い、スピードも調整しているつもりだが、受け手は受け手の感じ方があるだろう。しかし企業は縦社会だから、個人の勝手な解釈は許されない。さりとて強制は正しくない。

社会人としての習慣 平成23年4月4日(月)

社会人としての習慣

本日から新人研修がスタートした。研修担当としては忸怩たるものがあるが、金本・山野コンビより他に人材を育成できていない。気持ちの上では精いっぱいの思いはあるが、受ける方からすれば言い分もあるだろう。続いてこそ価値、社業に貢献しなんぼうの世界。途中でリタイアさせては、無駄遣いでしかない。今年こそはと決意を新たにしている。

 

弟一講は「経営理念」。早速の質問、ホームページを見たか、朝礼ではどんな話があったか、営業ミーティングの内容など。的確な答えは得られなかったが、質問があると解れば臨む心構えも違ってくるだろう。「理念」は生きていく上での「物差し」だと伝える。学生との社会人の違いは、習慣に変えること。嫌でもそうしなければ生きていけない。

 

第二講は「営業方針」。マーケティングの解説と市場の理解を求めたが、質問にはほとんど答えられない。少し予習をしておけば書いてあるから簡単だが、これからは多少勉強してくることを期待している。竹の子学園や清掃活動などの意味については初耳だったと思うが大切なことだ。現実に誰も教えてくれないことだから無理もない。

 

研修に限らず事前準備の重要性、ポイントを押さえた要約力、具体的な言葉のつなぎ、数字で語る技術など、難しいかもしれないが身に付けなければ生きられない。相談役の研修はこれから18回ある。人間としての生き方を学べば一生使える。できれば研修を通じて、大切なお金をどぶに捨てないようにしたい。真剣勝負の思いで取り組む。

「人々西に・・・」「人は盟を欠け・・・」 平成22年12月20日(月)

「人々西に・・・」「人は盟を欠け・・・」

一ヵ月半に及ぶ新人研修は本日で最終講になった。多い時は週三回、一回が90分の二時限から、杉本くんも飽きずによく付き合ってくれたと思う。「商いの基本心得」の15講は受ける方が大変だったのではないか。これまで歩いてきた道をある意味では全否定されるのだから、講師の解釈の受け入れ簡単ではない。いつの日か役に立つことを願う。

 

自己啓発④は「人々西に走らば、我は東へ向かう」。文字通りの理解では流れに逆らえとも取れるが、噛み砕いていくと流れに乗りながら一歩先へ行くという解釈。「景気動向、需要動向は、いち早く見抜いて行動すべし。ただし、それ以上に大切なのは、もっと儲けようと走りすぎないこと」。どちらも正しいが、現実には基本から入りたい。

 

自己啓発⑤は「人は盟をかけ、志をたてるが肝要なり」と志の大切を説いている。さらに「望みは大きく行いはこまやかに」と小さなことを大切に、飽くことなく続けよと続く。15講を貫いているのは、お客様を大切にする、小さな商売を大切にする、ともかく続けなさい、知恵を出しなさい、考えなさい、物まねするな、などと共通している。

 

商人訓は方便でなく哲学だけに、研修を通じての学びが多かった。「萬の物に勝れて尊きは金銀なり、萬の物に勝れて賤しきも金銀なり」の言葉にハッと胸を突かれる思いがした。お金は人のために遣えば尊いが、自分の贅沢に使うと賎しくなる。心していることだが、油断すると緩んでしまう。最終講だから①から⑮まで通しておさらいした。

「鈍刀骨を・・・」「商いは草の・・・」 平成22年12月17日(金)

「鈍刀骨を・・・」「商いは草の・・・」

新人研修も「商いの基本心得・自己啓発②③」を終えて残りは④⑤のみ。来週の月曜日で終了する。ハウツウは伝えやすいが、商いの道、人間の道は実に難しい。いい加減なところで分かった積もりでいると、何の役にも立たない。日本語が難しいというより深いというべきだろう。一語一語分かりやすく噛み砕いていくと、こちらが勉強になる。

 

自己啓発②「鈍刀骨を切るということあり」。自分は足りない人間だ、不器用な人間だと思って、努力し続けることが大切。一人前の商人になりたいと思い、懸命に努力し続けていると、頭の良い人、器用な人より大きな成果が上げられると教えている。その通りだが、現実には頭で理解したつもりでも、実践できない人が大半、そこが問題なのだ。

 

比喩が多いからキチンと理解して進めないと、どうしても自分に都合よく解釈してしまう。文言の解説だけでは意味がない。商人訓が生まれた時代背景を理解しておかないと、誤って伝えることになる。山本一力さんの時代小説が好きで耽読しているが、この研修で役に立っている。解説しながら当時の商家や商人の生き様が浮かんでくる。

 

「商人は草の種、人に先んずる」。闘知の商法の解説であるが、お互いに知恵を絞って戦う大切さを説いている。表面だけ見て、人真似する愚かさを戒めている。同業他社とは違った着想、発想、常識を超えた商売で、お客様の一歩先を歩けと教えている。大変な世の中になったが、あらためて教えることで学ぶことの大切さを実感している。

「商人は蟻の如く・・・」「良薬は口に苦く・・・」 平成22年12月13日(月)

「商人は蟻の如く・・・」「良薬は口に苦く・・・」

今日は珍しく雨の一日。早朝清掃のとき外出しただけだから、さほど影響はないが晴れの方がいい。新人研修も残り三回になったが、十分思いを伝え切れず至らなさを実感している。研修の機会はわが身にとって有り難い。足りないところが鏡に映るようにはっきり見える。その分だけ予習、研修、復習の密度が高くなるご利益がある。

 

第10講「良薬口に苦く、金言耳に逆らう」、その通りと頷くほかないが、実行は難しくても、物差しの役割は果たしてくれる。多くの場合、金言などは耳が逆らう前に気付かない。問いかけに付いては、自分の事として具体的な答えを求めているが、どうしても自己防衛の本能が邪魔をして抽象的になる。それを承知で問答を繰り返すことになる。

 

第11講「商人は蟻の如くつとむべし」、これまた道理の羅列になる。「渡世肝要記」は蟻と蜘蛛との違いを書いているが、比喩が分かりやすく解説も容易だ。ところが理解はできるが、日常の習慣とするのは簡単ではない。誰でも楽な道を選ぶ。好んで困難な道へ進む人は稀だ。正論を屁理屈でもいいから頭の隅におけば、いつの日か役に立つ。

 

「教育は流水に文字を書くが如し」と教わるが、学校ではないのだから悠長なことは言っておられない。少なくとも半年で成果を出さねば役割は果たせない。といって焦ってはいない。「苦情小言は宝の山。ひとつずつ処理すれば、知識となりアイデアとなる」「商売は一生懸命取り組めば、自然とやさしくなり、いい加減に取り組めば難しくなる」。

「商人は気長く…」「京にいれば…」 平成22年12月8日(水)

「商人は気長く…」「京にいれば…」

昨日の「大雪」から気温が急降下し、冬らしい夜明けとなった。早朝5時過ぎから「本通り清掃」、帰社して「周辺清掃」、「通学路清掃」「落合東コース・ゴミ拾い」と続く。掃除三昧の3時間半だったが、気温2℃を気にしないで済むスタートになった。今日の新人研修は午後6時からで、変則の時間割になった。明日は「全体」「新人」とダブル研修。

 

基本姿勢・③「商人は気長く、人相柔和なるがよし」。いつも穏やかな気持ちでお客様と接する大切さを説いている。とかく外顔と内顔の使い分けと勘違いする人もいるが、表面の繕いや心にもないお追従などは商人の恥として厳しく戒めている。売り手と買い手とは立場が違うが、だからこそ知恵の限りを尽くした攻防戦が繰り広げられる。

 

お客は無理を言うものと心得ていれば、少々の無理難題は余裕を持って受け止めることが出来る。値引きをすれば喜ばれると錯覚し、簡単に土俵を割ると利益どころか信用も失う。買わないお客様に満足をどうやって売るか、意味の深いところだ。お客様はレベルの高い満足を求めているが、その上、注文(わがまま)も増え続けている。どうする?

 

④「京にいれば京の心にて勤むべし」。丁寧で柔和な京都、損を見切る大胆な江戸、自他とも立つ大坂、三都の長所を持ちながら、独自の商法を持てば向かうところ敵なしと教わる。これらを分析するには歴史的背景を学ばなければ、単なる机上の勉強で終わる。ビジネスとは難しいと教わるが、基本理念の理解が出来ればやさしい。でも現実は・・・。

「お得意様は・・・」「わずかの得意・・・」 平成22年12月3日(金)

「お得意様は・・・」「わずかの得意・・・」

不覚にも下痢をして体調を崩してしまった。「胃袋のない人間は便秘がちだから甘酒を飲むとよい」とアドバイスがあり、すぐ実行。効きすぎたという次第。アルコールを受け付けない体質だから、甘酒くらいでもダメなのか。しかし、便秘解消には即効だった。慣れに勝つものはないので、もう少し試してみるつもり。お陰で半日休む羽目になった。

 

『お得意様は仏壇に入れて拝むべし』 木造の大黒様を階段の踊り場に飾っているが、気づかないとの返事。毎日何度も前を歩くのに、そんなものかと初めて知った。研修の大切な事項だから見てくるように指示した。大黒は「色黒く丈低し」「財宝の袋」「米俵」「打出の小槌」を確認してもらった。勤勉、忍耐、謙虚の大切さが伝わったか。

 

『わずかな得意なりとも粗略にすべからず』 三越の母体である呉服屋・越後屋の「三越小僧読本」の商人心得のうち、接客心得には学びが多い。「美服なるお客様にはバッタの如く頭を下げ、粗服なるお客様には傲慢たる態度。商人としてはもっとも恥ずべき行為なり」と教えている。小口商いの大切さ、子ども、年寄り客の扱いなど学びが多い。

 

研修講師の心得の一番は「予習をきちんとすべし」を守っているが、本意を十分伝えるには至らない。こちらはリラックスしているつもりでも受ける方は緊張しているから、なかなか考え方が柔軟になりにくい。それを理解しながらより噛み砕いて分かりやすく伝えたい。テキストを目で読むのは見たに過ぎない。予習はまず朗読からと指示した。

下の歪めるところに屏風は立たぬ 平成22年12月1日(水)

下の歪めるところに屏風は立たぬ

11月1日に中途採用した杉本さんの「新人研修」を一ヶ月で終えて欲しいという社長の希望だったが、現状では社業優先がベストなので残念ながら遅れている。今のところ最速で12月15日が終了となる。だからといって手抜きは許されない。空いた時間を活用して予習し、内容の充実を図っている。同じテキストながらその度に学びがある。

 

本日は商人の基本心得④「下の歪めるところに屏風は立たぬ」。正道商いをするようにとの教えだが、まず「商人訓」「現代訳」の朗読と感想を述べることからスタート。ここで予習のレベルが分かる。理解度もつかめる。その上で実践に落とし込みながら解説と質疑応答を繰り返す。理解を深める一つの方法だが、理解→実践→成果は分からない。

 

カネ(金)偏の商売・・・自分の儲けしか考えない商法は恥であると知る。モノ(物)偏の商売・・・お客様軽視につながるから正道ではない。ニン(人)偏の商売・・・自分の利益を考える前にお客様の利益を最優先に考える。マルコシは人偏の商売に徹してきたし、これからもそうあり続けることを伝えた。一つでも自分のものしてくれると嬉しい。

 

基本心得⑤は「世渡りは傘のごとくすべし」。世の中の変化に応じた商売の大切さを伝えたが、「変わらぬ原則、変えるべき着想」の大切さも合わせて伝えた。目先の現象にだけ囚われて右往左往すると、成るものも成らぬ。小さい仕事ほど心を込める。その謙虚さは将来、必ず大きな財産として蓄積される。一つでも明日から実践してほしい。

売利を得るは商人の道なり 平成22年11月26日(金)

売利を得るは商人の道なり

慌しい一日が通り過ぎた。20数年、左官工事でお世話になった大谷敏雄さんが心不全で亡くなられた。最後のお別れをしたが、現役を離れて10年を超えるが、指先は職人のまま。今では珍しい頑固一徹の左官職人だった。新人研修を一時限に短縮し、駆け足で小学校の協力者会議に参加。枝葉末節の話が多く、基本に戻すための苦労が多い。

 

研修は自分のこととして受け止めれば理解が進むが、人間の本性はどうしても自己中心になり、過去の成功体験が道を阻む。商人のホンネは利益を得るために働く、このことがトップにこなければ前に進まない。利益を得るには売上が必要、売り方も問われる。順序を間違えないようにしたいものだ。正しい売り方をするにはお客様の共感が条件。

 

そこで掃除を始めとする地域社会への貢献度がモノを言う。自分のためになら誰でも汗を流す。しかし人のために流す汗は尊く、見ているものの共感を呼ぶ。結果として好感度、知名度がアップし、良質な売上が得られる環境が整う。そして利益が得られ、利益行為を万民が認めるとといている。その通りだと過去を振り返りながら実感している。

 

一歩踏み込んで「お客様第一主義」ではなくお客様第一義」だという教えがあった。伝えにくいと思いながら、ともかく解説した。「第一主義」は自分の主観や損得で左右されるが、「第一義」には、自分の主観が入る余地はない。お客様が大事だということは、主義や意志以前の理屈抜き、商売の絶対の真理を言う。難しいが理解してくれたかな?

商人の守るべきは謙の一字なり 平成22年11月22日(月)

商人の守るべきは謙の一字なり

新人研修は今回から「商いの基本心得」に入り、営業担当者として心得なければならない原理原則を15単元に分けて学ぶ。テキストは江戸中期から後期にかけての著書からから抜粋してまとめてある。青野豊作著「商売繁盛の知恵」。出典は「町人嚢」「二宮翁夜話」「世間胸算用」「商家秘録」「富貴の地基」などで、学ぶポイントに溢れている。

 

一日に一時限を75分とし、二時限分を学ぶ。①は『商人の守るべきは謙の一字なり』。大意は「商人として商売の世界で大成し、悔いのない生き方をしたいと考えるなら、先ず商人の本分、務めを正しく理解しなければならない。商人は常に謙虚をでなければならない。お客様に礼儀正しく接するのは当然たが、人として恥じない商売が大切」。

 

研修をしながらいつも実感することだが、今のビジネスマンは驚くほど日本の歴史、文化にも無知である。これは決して本人たちの罪ではなく、戦後の学校教育、家庭教育に欠落していた部分ばかり。家庭は言うに及ばす、小学校から大学まで教える土壌がなかった。多くの人が知らないで生きているが、ホンモノのビジネスマンを志すなら不可欠。

 

②は『売って悦び買って喜ぶようにすべし』。「商売は売り手も買い手もともに満足し、さらに喜びが必要である。売り手が喜び、買い手が不満を持つやり方は間違っている。逆の場合も同じ」。マルコシの【経営理念は】ここから生まれている。進め方は朗読と一問一答方式だが、残念ながらほとんど答えられない。無理もない。初めての経験だから。

小学校四年生に理解できるか 平成22年11月17日(水)

小学校四年生に理解できるか

初めての経験であるが中途採用の杉本くんに対して、新卒と同じカリキュラムで研修を進めている。Pat1は「経営計画書」の理解、pat2で新入社員研修に使った「基本心得」、pat3「商人の心得①~⑮」でビジネスマンの書し方を伝える。先週金曜日は花壇整備でお休み、今週月曜日は横浜出張で続けて休講になった。申し訳ない。

 

「基本心得」では「経営計画書」の研修と重なる部分が多く、復習する形でまとめながら進めた。①働く目的、②仕事に取り組む姿勢、④けじめの理解、⑤健康、⑥人間関係。ビジネス会話Ⅰ、ビジネス会話Ⅱ、職場のエチケット、電話のかけかたの4項目は、自習と日常業務で理解するよう指示した。社会人の経験を有していることの信頼による。

 

研修は前半75分、休憩15分、後半75分で進めているが、テキストを朗読しポイントをまとめる。各項目とも同じ要領。それぞれ考え方の分析や言葉の具体的裏付けまで求めるから、一問一答も簡単には進まない。慣れていないこと、切り口の違いから難儀をするのも無理はない。各駅停車を承知で詰めないと単なる雑談に終わってしまう。

 

研修の目的は半年後に一人前の営業マンに育てるところにあるから、一つ一つ切り刻まなければ実践の役には立たない。最大のポイントは「お客様に伝えたいことを、小学校四年生に理解出るようまとめる」にある。自分にだけ分かる伝え方では商談が前に進まない。本番はこれから…。

パンジーロード誕生 平成22年11月12日(金)

パンジーロード誕生

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月水金は午後5時から180分、新人研修のプログラムを組んでいますが、本日は残念ながらお休みしました。社屋前の花壇整備を一気に終えて研修する積もりでしたが、少々計画が甘く正午の段階で断念しました。三つの花壇は一日で大変身。アサガオの処理、施肥、土壌処理、チューリップとパンジーの植え付け、片づけまで7時間で終了。

 

アサガオの処理は社長、午前中の片付けは江原部長の協力があって4時間でメインが完了。サブの二箇所の終わりは午後6時を予定していたところ、途中から今井さんが参加してくれて大助かり。予定外の植栽剪定まで5時前に完了。最後のサブ花壇は午前に続き江原部長たちが仕上げ。可憐なパンジーは夕日に輝いていました。協力に感謝!

 

チューリップの球根は200個、パンジーは160株。新しい恋人に夢中になりそうです。無残にも切り刻んだアサガオさんご免ね。ガレージ前の花壇にパンジーの植え付けは初めて。土質がよくないので少し心配です。一人で感動しながら端から端まで歩測すると72歩。可憐なパンジーロードが誕生しました。腰痛の復活はないと信じていますが。

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新人からの学び 平成22年11月10日(水)

新人からの学び

研修と聞けば「教える」「教わる」双方の立場の違いをイメージしますが、それでは時間がもったいないですね。教える立場のものは神経を使うし、教わる側も疲れが残ります。どうすればよいか、それは双方が学び合う気持ちを持つと、より成果が上がるのではないかと思います。「人生講座」では「学び合い」が基本ですが、成果は上々です。

 

3日目に入り「経営計画書」の後半です。総花方式で進めても成果が乏しいので、主として「人財育成に関する基本方針」ついて学びました。方針書を朗読し、感想・意見を求めます。ある程度予習を済ませていたようで、まずまず的確な返答でした。合わせて他社の経験も聞かせてもらいました。基本的な研修に取り組む企業は珍しいという返答。

 

一般的な企業は現場最優先、研修はコンサルタント任せが大半でしょう。幸いわが社では「人材育成専任制度」が確立しているから、研修を外注しなくて済みます。しかもマンツーマンなので結果については、講師の責任が問われるところです。同業他社のイベントにおける取組みも大いに参考になりました。どっちが講師か分かりませんね。

研修報告書は通信簿 平成22年11月8日(月)

研修報告書は通信簿

今日の研修は①②の自分史の理解に続いて、③経営理念、④弱者の戦略を話し合いました。経営に役立つ人材を育てる役割ですから、カリキュラムを消化するのが目的のような本職の研修は許されません。マンツーマンですから一問一答で進めるには、双方の予習が前提条件です。120分の長丁場を集中するには、熱意がベースですね。

 

それでも立場の違い、年代の差、経験の差は厳然として存在するので、常に相手の立場で集中しています。全体研修でも目をつむっているシーンを見かけますが、一対一ではそうもいきません。研修や講演で相手にウトウトされると、自分の未熟さを棚に上げてやる気を失います。こちらの思いが相手にどの程度伝わっているか、その確認が必要です。

 

重要なポイントはくどいほど念を押します。理解が得られなければ、実践に結び付きませんからね。当然のことながら研修はムダになります。通信簿の点数は研修報告書で分かります。報告書は受講者、講師双方の評価です。それだけに読むのが楽しみで怖い。伝わっている事柄が多ければ多いほど、遣り甲斐が生まれます。本日は合格でした。