こころ豊かに生きる・人生講座

第17期人生講座「日本に詳しくなろう」⑥-A・B~平成27年11月10日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑥-A

本日のナビケーターは椋田克生さん。テーマは「葉っぱは見えるが根っこは見えない」。筆者高久多美男さんは「ジャパニスト誌」を主宰するジャーナリストである。本人も分からないほど多彩な顔を持つ。椋田さんは手抜きなのか、意識してのことなか、テキストなしで講座に臨んだ。手ぶらのリーダーは初めてのケースである。短いエッセイを朗読で挑戦。

 

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朗読のプロではないが、声は重厚だし相手の心に響く。ポイントの箇所は一服おいて解説する。そのタイミングの取り方がうまい。通して読まれたのでは辟易する向きもあるだろうが、その辺は読み筋だろう。「がむしゃらに働いて大事業を成し遂げ億万長者になった。しかし、末期がんになり、いつあの世に旅立つか分からない」。さてこの人はしあわせか。

 

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という問いかけに自説を加え、意見を求める。いい加減なところで次へ進む。高久さん文章はあいまいな箇所が多い。したがって理解が難しいという意見には、難しいところに批判は加えない、通り過ぎようという。もっともに聞こえるから不思議だ。中には「あえて書かないが…」というくだりには書くのが礼儀だろうと声が掛かる。言葉の往来が賑やか。

 

 

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「身土不二」や「一物全体」などという聞きなれない言葉には解説を加えるのが読者に対する親切だろう。意見は否定しないのが原則だから、伸び伸びと話が進む。女性陣もリラックスしていた。この講座の良い所である。本日はどういう風の吹き回しか定員オーバーになった。全員が自説を次々に延べたのだから、椋田さんの作戦は大当たりというところだ。

 

 

 

「日本に詳しくなろう」⑥-B

 

本日で前期が終了し、次回から「ジャパニスト・№27」の新章に入る。前期ラスト講座のナビゲーターは米今菊子さん。相変わらず元気いっぱいだ。明日から検査入院だが病気のことなど気にする風もない。取り上げたテーマは「自分創造物語」。事故により身体の機能を喪った青年の物語だ。原因不明の事故で高所から転落、下半身の機能麻痺に陥った。

 

 

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病人を見た父の一言がすごい。「命があれば、あとはかすり傷」。大塚さんは究極のポジティブ青年。下半身不随車いす生活だが、健常者以上の頑張りで不動産や建設の仕事を成功させた。本人が重度の障害者だから、身体不自由な人のニーズの汲み取りが的確で早い。身障者になったおかげで出会えた人がたくさんある。仕事も同じだ。不自由は感じない。

 

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■本日の五七五

・和やかに 球打つ広場 紅葉舞う         弘子

・病い後の 弟如何に 雪便り

・山茶花や 母の着物で 学び舎へ         菊子

・錦絵の ごとき裏山 茶をすする

・錦秋の 中国路妻と 母見まい          道章

・石庭の 隙間に石蕗 咲く立冬

・歴史的 握手一つの 中国へ

・核の傘 本音マスクで セレモニー       不純斎

・別姓は 良いけど墓は どうするの

・狂い咲き 庭の連翹 テレビに出

・ハウスなら ゼネコンやめて マルコシへ

・晩秋の 汗滴りし 落ち葉掻き          伸雄

・夢拾い 広がる善意 群れをなす