こころ豊かに生きる・人生講座

第20期人生講座「日本の世界遺産」④屋久島・白川郷 ~平成29年3月28日(火)~

「日本の世界遺産」④屋久島

≪午前クラス・屋久島≫

本日のリーダーは浜本明男さん。「日本の世界遺産」は四回目、少しずつ軌道に乗ってきたようだ。前回のリポートは浜本さんと書くべきところを、うっかり高野さんと書いてしまった。お詫びして訂正する。本日の配布品は「春分御礼」と「白川郷・白神山地」のリポート。本日学ぶ日本の世界遺産「屋久島」は、1ヵ月に35日の雨が降るといわれる通称「雨の島」。 

 

 

メンバーのうち田畑さんと松本さんの二人が屋久島の山登りを経験している。浜本さんの指名により田畑さんから体験談を述べる。3日間のツアーだったが幸いに一度も雨に出会わなかった。神の島として500年前から伐採は禁止されているが、登山道のそばにある多くの古い切り株は驚くほど大きい。現存している最も大きい縄文杉は、円周が15㍍を超える。

 

 

頂上まで行くには途中の山小屋に自炊で逗留しなければならない。保水力のない土地だが、雨の量によって屋久杉は成長している。松本さんは運悪く3日間とも雨に見舞われたが、覚悟していたので慌てはしなかった。命綱と言われるトロッコ道があるが、現在は倒木の搬出などに重宝されている。生きる糧は周辺の海が頼り。メインはトビウオ。唐揚げが美味。

 

 

屋久猿(4000~6000匹棲息)や屋久鹿(3000頭棲息)にも出会える。DVDではウミガメの産卵や孵化の実態をとらえていた。最高の山は1936㍍、平地の熱帯と山の気温差は大きい。海は泳げても山頂には2㍍の雪が積もる。樹齢7000年の「縄文杉」、3000年の「弥生杉」「大王杉」「紀元杉」はどれだけの豪物か。一度触れたいが果たしてどうだろうか。第5回は「古都京都の文化財①」を学ぶ。世界遺産に登録された17の内、8箇所を紹介。屋久島は1993年に登録。

 

≪午後クラス・白川郷≫

■本日の五七五

 元知事の 記憶にないに 攻めあぐむ       不純斎

 忖度を 損か得かと 勘違い

 時の人 偶然なのか 池が付く

 幼子の たんぽぽぽぽと 歌ひけり         嬰枯

 大吉は 嘘つきだよね 山笑う

 蕗の薹 年経る毎に 好む味             実

 難波場所 主役不在の 街歩く

 誕生日 天の位で 祝福し             伸雄    

 屋久杉の しぶとさ目立つ 春嵐

 パス                       弘子

 お休み                      恒子

 お休み                      道章

 

午後のクラスは久しぶり参加の入川さんにリードしてもらった。日本有数の豪雪地帯に平家の落人の隠れ里と言われる合掌造りの集落がある。雪を肩で受け、そのまま滑り落すための急傾斜。大家族が一つ屋根の下に暮し、一階から上がる熱を利用して屋根裏で養蚕を営む。厳しい自然を受け入れて生きるための合掌造り。木造建築の最も発展した形の一つ。

 

 

集落の姿は江戸時代の終わりから大きく変わることなく、現在でも村ぐるみで茅葺き屋根の葺き替えを行うなど、農村の原風景を思わせる。岐阜県と富山県にまたがる三つの集落と自然は、「白川郷と五箇山の合掌造り集落」として1995年世界遺産に登録された。村人同士は助け合い、人と自然が寄り添って生きている。伝統の和紙は千年経ても変わらない。

 

 

村の景観を守るにはたゆまぬ努力が求められる。あらためて人の幸せはどうあるべきか、問い掛けられたように思う。