こころ豊かに生きる・人生講座

第21期人生講座「ジャパニスト」⑨ ~平成29年12月12日(火)~

「ジャパニスト」⑨

≪午前クラス≫

本日のリーダーは米澤隆子さん。テーマは「人々の風景・隣の席」。実は米澤さんは「読み聞かせ」の活動で活躍中。先日も口田公民館の「ブックカフェ~大人のための朗読とおしゃべりの会」が開催。得意技を披露された。「ひろしまええじゃん紀行」より井伏鱒二の「在所言葉」、もう一冊は藤尾秀昭著「心に響く小さな物語」の第五章「縁を生かす」の二編。

 

 

「米澤さんの朗読が素敵で目がうるうるした」など、地域のニュース「ファミリー・高陽」で紹介された。実際に要所をかいつまんで朗読されたが、分かり易くて聞きやすかった。内海隆一郎さんの執筆による短編で心温まる物語が多い。銀座松坂屋の近くに割烹料理店がある。その店に六十歳前後の上品な女性が1人で食事に来る。隣の席にバッグを置く。

 

 

「後から参りますから」と言うが来たためしがない。小さな店だけに詰めてもらえないと困る。困り果てたお店では、上手に断った。「本日は予約でいっぱいでございます」。二三度繰り返すうちに来なくなった。他の店に夫婦で寿司をつまみに行ったとき、偶然出会ってあいさつした。上品な女性は舌が肥えていてなかなか権威があるらしい。超グルメ評論家?

 

 

米澤さんの朗読が良かったせいか、みんな話が弾んだ。一人で食べに行けるかどうか。米澤さんは「よう行かない」、田畑さんは「最近行けるようになった」など。小畑さんは息子と行くらしい。地区にはいい店が無くなって寂しい。最近は配達してくれるから便利だけれど、一人でテレビを観ながら食べるのは寂しいなどと、話しは東西南北に飛んで賑やかだ。

こうしたフリーの話し合いも悪くはない。次回は上田さんの担当で「百合の花」。話がどのように展開するのか楽しみだ。

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

 これからは 四股名変えます 黒鵬と       不純斎

 羽生睨み 藤井に負けじと 金字塔

 インスタを やりたいけれど ガラケーだ

 冬の朝 寂びたシャッター 空ける音        恒子

 恒例は 第九に変えて カラオケに          実

 庭白く 万両の紅 鮮やかに

 花嫁は スラリと小顔 師走晴れ          弘子

 ワイワイと 酒都の散策 小春凪

 男の死 聞くは小春の 日なりけり         嬰枯

 

本日のリーダーは高野さんの当番でしたが、ご家庭の事情で急きょ欠席され安村さんに無理をお願いした。準備不足ということもあり「NHKプロジェクトX」でソニーの創業時の苦闘をDVDで予備知識を得、安村さんのテキストに入った。無鉄砲とも思えるトランジスターラジオのアメリカ、そしてヨーロッパの販売で艱難辛苦をしている様が映し出された。

 

 

仕事が辛ければゲームにする。そうすれば屈強なバネになる」と心得、一番売る大切なものは「メイドインジャパンの誇り」と心得た。「ドイツでラジオを売るのは、北極で氷を売るようなものだ」と酷評されたが、「サクラ作戦」など展開しクリスマスのプレゼントに完売させた。ソニーのヒットしたフレーズは「これさえあれば、家のラジオに縛られない」。

 

 

ソニーが誕生したのが昭和25年、テープレコーダーが発売されたとき。中学生時代の思い出に話の花が咲いた。脳みそが一挙に若返るから不思議だ。高齢者はともかく外に出る、人に会う、話をする、出来れば若いときの話題に集中、そうすれば認知症にはストップが掛かる。次回は「温故知新の旅」。