こころ豊かに生きる・人生講座

第21期人生講座「ジャパニスト」⑩ ~平成29年12月26日(火)~

「ジャパニスト」⑩

≪午前クラス≫

本日のリーダーは、上田さん。テーマはやさしい「百合の花」。テキストは12種類の百合が解説付きで紹介してある。北半球のアジアを中心に広く分布しており、原種は100種以上、品種は130品種(アジア71種、北アメリカ37種、ヨーロッパ12種、ユーラシア大陸10種)を数える。日本には15種があり7種は日本特産種である。森林や草原に自生する。

 

 

代表的な種にヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがある。ヤマユリは近畿地方、青森の太平洋岸、サクユリは伊豆地方、ササユリは本州中部と九州、カノコユリは九州の海岸線と四国の山地、テッポウユリは九州南部。カサブランカはテッポウユリ、ヤマユリ、タモトユリなど交配させて誕生した。大輪ではなびらが純白。

 

 

大きなヤマユリは大柄だが倒れるまで咲いている。スカシユリは佐渡承和に出て来るが、花びらにスカシがありめずらしい。「立てばシャクヤク 座ればボタン 歩く姿はユリの花」と謳われるように、女性の美しさの象徴として鑑賞される。ササユリはユリ根を梅酢に漬けて食べるとおいしい。てんぷら、茶わん蒸しなどにも使われる。この頃から一気に喋る。

 

 

後半はいつものように自由なおしゃべりになった。この講座のよいところ。高齢者が多いから未来の話は少ないが、青春時代の思い出話など途切れない。小畑さんは二十歳の頃、ススキとか白菊とかあだ名がついたそうな。脳が70年も前に戻っている。これが脳の活性化になり、認知症の予防になる。午前のクラスは小畑さんが93歳、他に88歳、82歳など。

 

 

次回は新春1月9日、お互い元気で再会したいものだ。戌年新年は寒いが、大雪にはならないとの天気予報である。

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

 迷惑だ 空と海から 要らぬ物          不純斎

 二刀流 羽ばたく期待 エンゼルス

 綺麗です 仕切りも嫁も マツコ富士

 免許証 更新通知 小六月             恒子

 初霜や 昨日のカレー 温めをり

 漬物は 誰も食せず 来秋なし           道明

 香草の 効いたとりがら ボジョレ飲む

 酉の暮れ 戌の春へと 変わるなし

 蓮根掘 泥水抜いて 時を待つ           弘子

 筆造り 守る指先 冬ぬくし

 いにしえの 詠み人訪ね 年の暮           実

 復来たり 福待ち望む 年の瀬や

 

本日のリーダーは入川実さん。いつに変わらぬ分かりやすい几帳面なテキストだ。タイトルは「温故知新の旅」。見出しを拾うと、①「和の心」、②「和の文化」、③「和歌」、ここで和歌、俳句の出生が明らかにされた。④「和歌の技法」(約束事)、・「枕詞」(まくらことば)、・「序詞」(じょことば)、・「掛詞」(かけことば)、・縁詞(えんことば)、・歌枕(うたまくら)と続く。

 

 

 

⑤「よく読まれる和歌」、⑥「主な歌集」で結ばれた。入川さんは「生涯学習」の講師もしておられるから無駄な言葉がなく歯切れもよい。よく読まれる和歌では「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花…」「田子の浦 打ち出て見れば 白妙の…」「天野原 ふりさけみれば 春日なる…」など、十幾つの和歌を紹介された。若い時を思い出し心が和んだ。話は色々。

 

 

 

「主な歌集」は、「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」などの紹介があった。「和歌」と「俳句」の違いも教わった。