こころ豊かに生きる・人生講座

新・人生講座「プロジェクトX」② ~平成28年10月4日(火)~

「プロジェクトX」②翌日宅配~物流革命が始まった~

戦後最大の物流革命と言われる宅配便。しかし、かつての民間の輸送は企業相手の大口が中心だった、家庭から出される小さな荷物を扱う小口輸送は、手間が掛かり過ぎて採算が合わないともと考えられていた。この事業を初めて民間で手掛けたのはヤマト運輸。大量輸送時代に乗り遅れて倒産寸前の運送会社だった。どうしてこの分野に目を付けたのか。

 

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昭和46年に初代社長の跡を継いだ2代目・小倉昌男社長が小口輸送を決断。10人の若手社員を招集し、社運を懸けた新商品の開発を命じた。なぜ小倉社長が小口輸送に目を付けたのか、論理的な理由は見つからない。取り組む会社がなかったから飛び込んだのか。苦労をしたが結果としては成功した。DVDの内容を見ても簡単ではないことが理解できる。

 

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当時は1週間くらい掛かった輸送時間を「翌日配達」を打ち出した。営業マンがいないと分かったら運転手に営業を兼用させた。時間は掛かったが車用の指示は悉く成功した。「人がやらないことをやる。成功する方法をとことん考える」その姿勢が社員の心を惹きつけ、やる気を出させた。ヤマト運輸の小口輸送成功は、多くの零細企業に勇気をもたらした。

 

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参加者は5名だったがそれぞれにヤマト運輸を称賛した。ユーザーの声が「儲ける」から「儲かる」へ環境を変えてくれる。「電話一本で集荷・1個でも家庭へ集荷・翌日配達・運賃は安くて明瞭・荷造りが簡単」という作戦は当たった。いずれも消費者が待ち望んだことだから。時間は掛かったがすべてが当たった。次回は「男たちの不屈のドラマ・瀬戸大橋」。