こころ豊かに生きる・人生講座

新・人生講座「プロジェクトX」⑥ ~平成29年3月7日(火)~

⑥不屈の男たち世紀の瞬間・青函トンネル

昭和39年5月、まず「先進導坑」着工。本坑を掘り進める前のパイロット抗として、言わばプロジェクトの成否を決する重要な工事だった。日本各地で難工事を成功させたトンネル工事のスペシャリスト74人が結集。家族とともに過酷な自然の中で生活をともにしながら、この難工事は進んだ。

しかし、本格的な海底トンネルとしては前例のないこの工事、海底の地層が複雑に入り込んでいる上、中央部には砂状の際だって軟弱な地層が横たわるなど、今までの技術だけでは立ち行かない局面にも遭遇した。加えて、高温多湿となる坑内の過酷な環境、度重なる大規模な出水事故。

犠牲者を出しながらも次々と新しい技術を開発ながら、トンネルは一歩ずつ掘り進められていった。着工から19年、昭和58年先進導坑貫通。昭和63年には津軽海峡線が開通した。全長53,85㎞。トンネルとしては世界最長を誇る青函トンネル。本州と北海道を結ぶ安定した輸送ルートは確保。

DVDは54分だったが、実写に基づく熱いドラマは見る者の心を熱くした。関門トンネル、四国三橋とともに日本はすべて繋がった。政治的に不可解ないきさつもあったようだが、海国日本のすべてが一本になったことは世界に誇り得る。高野さんも浜本さんも88歳の今村さんも田畑さんも、お互いに高齢ながら胸を熱くした時間を共有した。

 

来月はアメリカ大陸を駆け抜ける「フェアーレディZ」の開発のプロセスを学ぶ。楽しみな日本の男たちの姿である。