こころ豊かに生きる・人生講座

第13期人生講座「新・街道をゆく」09-A・B~平成25年1月8日(火)~

「新・街道をゆく」09-A

暦のめぐり合わせで松の内の人生講座になった。火曜日を待ちかねたかのように、早い人は定刻の30分前に扉を開けられた。新年の挨拶をさせていただき、それぞれ今年の抱負やお正月の話など披露してもらった。本日のリーダーを務める平井さんは初日を拝んだあと、主人と二葉の里の七福神詣で。米沢さんは初詣で大吉のお御籤を引き当てる。

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全員が元気で新年の初講座に顔合わせできたことが、何にも増してめでたい。本日のテーマ街道は「島原・天草の諸道」。映像は陽光に恵まれた美しい風景を映し出すが、その裏には凄まじいキリシタン弾圧の圧政と、悲惨な農民たちの反乱の生き地獄が秘められている。新年に相応しくないとぼやきながら、平井さんは絶望の歴史を紐解いていく。


司馬遼太郎さんは「島原の乱の本質は、領主に追い詰められた農民の絶望的な反乱」と解説している。刑の残酷さと搾取のあくどさは、日本の歴史に類を見ない。農民の反乱は一揆とは異なり、自滅願望の戦いであった。生存権を守るというよりも、早くこの世を去るために結束するという絶望的な農民の戦い。蜂起して3ヵ月、彼らは全滅した。

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そこまで追い込んだ領主の圧政と、ひたすらキリストに救いを求めた農民の帰依が理解できないと、平井さんは他のメンバーに意見を求めた。順番に考え方を述べたが、腹に落ちるところまで届かなかった。しかし、要領よくまとめられた資料、プロにも匹敵する解説、ハイレベルな意見の交換は、人生講座の質を大いに高めた。平井さんに感謝。

「新・街道をゆく」09-B

午後のクラスのテーマ街道は「ニューヨークの散歩」。リーダーの岩本さんは癌手術のため、全快するまでお休みとなる。難しい手術ではないと聞いているが、安心しつつも手術の成功を願う。代役は学友の相村さんが快く引き受けられた。正月は目を細めながら、孫のお相手が多かったようだ。米今さんの川柳が中国新聞を飾ったニュースに拍手。

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岩本さんはあらかじめ入院を予想し、早くからテキストを準備。アメリカ合衆国の歴史とニューヨークの歴史年表が添えてあった。大河ドラマ「八重の桜」とアメリカの独立が同年代とあって、話しはわき道に逸れる。司馬さんは「普遍性があって便利で快適なものを生み出す力を『文明』、特定の集団のみで通用するものを『文化』」と定義付けた。

◆お節余る 処分はすべて 母の口         菊

 一日の 仕事始めは 結露拭き


 今年こそ 今年こそはの 初詣          竹


 雪明り ひとり月見る ゴミ拾い         藤

 寒風が 箱根たすきに 吹き荒れる

 年明けて 今年一年 健康を           竜

 聖徳太子 年末年始 大活躍

 講中が 仕切る葬儀の 穏やかさ         道

 工程表 なき目標が 独り歩き

 初日の出 海を染めきる 黄金色         木

 好々爺 屁理屈抜きで 好き嫌い