こころ豊かに生きる・人生講座

第14期人生講座「日本に詳しくなろう」1-A・B~平成25年9月10日(火)~

「日本に詳しくなろう」スタート

人生講座は9月から新しい期に入る。期というのは曖昧なくくりで14年目に入ったということではない。12期から1年1期としているが、それまでは便宜上、1期が3ヵ月であったり6ヵ月であったりした。正確には平成20年3月のスタートだから、今回は5年6ヵ月目となる。定員8名という小じんまりした講座だが、レベルはきわめて高い。


第12~13期は司馬遼太郎の「街道をゆく」から日本の成り立ちを学んだ。1~48講。新しいスタイルの講座で各回とも参加メンバーがリーダーを務める。単に話を聞いて学ぶのではなく、テーマに従ってまとめて発表する。そして意見交換をしながら学び合う。その役割が果たせる人もそうでない人もいる。助け合いながら互いに向上してきた。


メンバーは熟年層に限った。つまり現役を引退した人たちの集りだ。知的好奇心は極めて強いが、メンバーの略歴はさまざまだ。分かりやすく言うと大学教授の経歴を持つ人、高級官僚のOB、大企業の実力者、仕事の経験を持たない主婦、一人暮らしの高齢者など。もっとこころ豊かな人生を送りたいといういまどき稀有な人の学びのステージだ。

パソコンを自由に駆使し、鮮やかなテキストで行き届いた解説ができる人。資料のページをめくりながら手書きのテキストを作り訥々と語る人。それぞれ手法は違うけれども真摯さに変わりはない。傲慢な人は去り、心の広い人だけが続いた。虚飾の不要な新しい世界が生まれた。テーマは共通して「日本に詳しくなる」。生きている限り卒業はない。

「日本に詳しくなろう」1-A

志誌「ジャパニスト」をテキストとした人生講座は、司馬太郎遼太郎著「街道をゆく」の前に24回開いている。このときから参加メンバーがリーダーを務めるスタイルになった。「ジャパニスト」は季刊誌だから年4回発行される。つまり3ヵ月に1度、テキストが変わる。スタートは「日本人列伝」。最初は「徳川家康」。リーダーは半田和志さん。

2013.9.10jinnsei (1)

半田さんは続いて「吉田松陰」、「岡倉天心」、「後藤新平」を担当した。再スタートの今回は「ジャパニスト」17号の「坂本龍馬」。テキストのタイトルは「明治維新を促した人間媒体・坂本龍馬」。①坂本龍馬年表、生誕から暗殺までの年表が時代背景とともに添えられている。②龍馬の本領は「人間媒体」、ここでは「薩長同盟」「薩土盟約」「船中八策」。


③忘我他利(自忘他利)、坂本の龍馬の生き方のバックボーンが紹介されている。④自由な発想力、型にはまった教育を受けなかったから大輪の花を咲かせた。付録として土佐藩の階級制度が詳しく一覧にしてある。上士(じょうし)、下士(かし)と大別してあるが、さらに上士は九段階、下士も九段階ある。龍馬の身分は下士のうちの郷士(ごうし)。

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最後のページは坂本家の家系、坂本龍馬の名言集でまとめられている。映像をふんだんに使い、独特の語り口で解説を加えながら進められた。特に研究家による「龍馬暗殺の4秒」の分析は迫力があった。リーダーの持ち時間は80分だが、熱心な意見交換があり時間が足りない。坂本龍馬が暗殺されなかったとしたら、日本はどっなっただろう?

「日本に詳しくなろう」1-B

本日は竹本さんが欠席。新章「日本に詳しくなろう」がスタート。第1回は入川実さんがリーダー。お題は「坂本龍馬」。午後のクラスは女性が男性を圧倒して賑やかに始まった。いつもと変わらず分かりやすいテキストでお話。タイトルは「坂本龍馬・偉大な革命家? 政治家? 或いは?」、①略歴、②龍馬を取り巻く人物相関、③諸般の姿勢、

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④人となり、坂本龍馬の業績、⑥船中八策、⑦龍馬没後の大きな動き。意見交換は龍馬がもし生きていたら? について飛び交う。明治元年からの新体制に移行したが、明治天皇の威光を存分に活用できた時代背景を巧みに利用した。龍馬の志は世界にあり、生きていたとしても新政府に関わらなかった。関わる気もなかった。大筋は変わらない。

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◆お楽しみ五七五

 また出して また納める 衣替え        きくこ

 こないかも 心待ちしていた 秋の風

 法師蝉 愁いある声 いたましや        かつこ

 鉦叩き 一年ぶりの 腕試し

 新盆や 僧も門徒も 老いに染む        えいこ

 山の辺の 鹿に見られる 墓参なり

 ほんのりと 実りの秋を 待つ柿よ       さゆり

 米寿の 母を祝いて 子ら集う

 お天気に 振り回された 夏が行く       ひろこ

 法要に 津堂一族 同じ顔

 重陽と いえど菊なし ただの酒        みのる

 菜園の 賑やかな声 秋風に

 五つの輪 オールジャパンで 引き寄せる    たかの